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翻訳記事まとめ

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論文やニュース等の海外記事を翻訳したものまとめ。
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2022年7月の記事一覧

COVID-19ワクチンの副作用とその対策について

概要

最近,Lancet誌にCOVID-19ワクチンの有効性と
経時的な免疫力の低下に関する研究が掲載された。
この研究では,COVID-19ワクチン2回接種後8カ月
経過した接種者の免疫機能は,未接種者に比べて
低下していることが示された。
欧州医薬品庁の勧告によると、COVID-19の
ブースターショットを頻繁に行うと、免疫反応に
悪影響を及ぼす可能性があり、実行できない
可能性があります。

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台湾におけるCOVID-19の感染動態と症状発現前後の異なる曝露時期におけるリスクに関するコンタクトトレーシングの評価

Question コロナウイルス感染症2019(COVID-19)の
密接接触者への感染性を教えてください。

結果
COVID-19確定症例100例と近接接触者2761例を
対象とした症例集積研究において、
全体の二次臨床発作率は0.7%であった。
発作率は,症状発現から5日以内に指標症例への曝露が
開始された接触者において,
曝露が遅れた接触者よりも高かった.

以上のことから,COVID-

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SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種の繰り返しによる非炎症性IgGアイソタイプへのクラススイッチ

論文そのものは翻訳できても
あまりにも素人が読むには難しすぎる内容です。
宮澤大輔医師のnoteで噛み砕いて説明されていますので
そちらを合わせてご覧下さい。

以下論文の全文翻訳。

概要

SARS-CoV-2のパンデミック対策として、
mRNAワクチンの反復接種が有効な手段である。
高レベルの中和SARS-CoV-2抗体は、
ワクチン誘発免疫の重要な構成要素である。
1回目または2回目のmR

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塩戦争が危険な理由

塩分は血圧に悪いという俗説を
まだ信じているのでしょうか。
その根拠を検証してみると、高血圧や心臓病のリスクは、
ナトリウムではなく、この他のミネラルの比率に
はるかに依存していることがすぐにわかるでしょう。
そして、もしあなたが標準的なアメリカの食品を
食べているなら、あなたの比率は理想的な比率の
10分の1である可能性が高いのです。

一目でわかるストーリー

カリウムとナトリウムのバランスが

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ウルグアイの判事、子供向けワクチンCOVIDの中止要求を検討する裁判所に対し、政府とファイザーに文書の提出を要求

ウルグアイ政府関係者とファイザー社は水曜日、
5歳以上の子どもに対するCOVID-19ワクチン接種の
差し止め請求を裁判所が検討する間、ファイザー社のCOVID-19ワクチンに関する詳細情報を
提出するよう48時間与えた後、裁判所に出頭した。
行政訴訟法廷のAlejandro Recarey判事は、
ウルグアイ公衆衛生省、州保健サービス管理局、
大統領府に対し、COVID-19ワクチンの購入契約に

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システミック・カタストロフィ」。MITの上級研究員はグリホサートは遅効性であると警告する

除草剤ラウンドアップの有効成分であるグリホサート
について、上級研究員のステファニー・セネフ博士は
「全身的な破局」と評し、この化学物質は人間や他の
生物をゆっくりと殺すと警告している。
マサチューセッツ工科大学の上級研究員である
セネフ氏は、この有毒な化学物質を約10年間研究してきた。

彼女は、米国や世界中の農業でグリホサートが広く
使用されていることが、自閉症、糖尿病、癌、
アレルギー、その

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遺伝子組換え食用動物の増加が懸念される件

例えば、モンサント社が開発した除草剤ラウンドアップを
大量に使用しても大丈夫なように作られたトウモロコシの
ような遺伝子組み換え作物については、
健康志向や安全な食品を求める人ならよくご存じだろう。
しかし、あまり知られていないのは、
遺伝子組み換えの家畜である。
現在進行中の研究から判断すると、遺伝子組み換え動物を
作っている企業は、今後ますますアメリカ人の食卓に
並ぶようになることを期待してい

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ファウチ「私はロックダウンを推奨してない」と動画内で語る

1番上の動画では
「私はロックダウンを推奨していない」
と語るアンソニー・ファウチ氏、
しかし以下はしっかりと言質を取っている。
ネットの時代に二枚舌は通用しない。

2番目のネット魚拓では
「ロックダウンを支持する」
3番目のネット魚拓では
「アメリカが外出禁止令を出さないのを理解できない」
こちらの動画では
「はるかに厳しい制限を課すべきだった」

他にもネット魚拓は存在する。

「一部閉鎖に

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ロサンゼルス郡のマスク義務化は不当である

先週、ロサンゼルス郡のバーバラ・フェラー公衆衛生局長は、
同郡がCDCの地域社会におけるCOVIDリスク
の「高」ランクに入ったと発表し、
そのためマスク着用義務化が進められていることを
明らかにしました。
しかし、問題がある。ロサンゼルス郡は実際には
「高」階層には入っていないのです。

CDCは現在、各郡のCOVIDリスクを、患者数と入院率の
両方を盛り込んだ「地域レベル」と呼ばれる指標で

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がんを治す食べ物

米国では、毎年100万人以上の人ががんと診断されています。がんは世界で最も一般的な死亡原因の一つであるにも
かかわらず、さまざまな治療法やライフスタイルの改善に
よってうまく病状をコントロールしているがんサバイバーが
驚くほど多く存在します。
統計によると、がんサバイバーの割合は増加傾向にあり
2019年1月時点で推定1700万人、
2030年には最大で2200万人に増加すると
予測されています。

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COVIDに関する科学に従わない当局の姿勢に、トップ科学者たちは警鐘を鳴らし、困惑している

先週発表されたSubstackの記事の著者によれば、
米国の主要な公衆衛生機関のトップ医師や科学者は、
自分たちが働く機関の方向性について
「不満を抱き、苛立ち、警戒している」そうだ。
彼らはまた、「悪い科学」に対して恥をかいている。
そして、多くの人が去っていく。
米国食品医薬品局(FDA)のある高官は、
「まるでホラー映画を見せられたようで、
目をつぶることができない」と述べた。
"人々は悪い

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ワクチンはオミクロン感染を悪化させるか?抗体依存性エンハンスメントに科学者たちが注目

2020年10月、世界がCOVID-19の暗雲に包まれ、
米国が大規模な政変の真っ只中にあったとき、
一部の科学者はこのウイルスの意味を理解しようと
懸命に取り組んでいた。
また、効果的な治療法や公衆衛生プロトコルを
考え出そうとする者もいた。
また、現在進行中の迅速なワクチン開発によって
安全性が損なわれるかもしれないと考え、
Antibody Dependent Enhancement(ADE

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人工甘味料と癌リスク

人工甘味料とがんリスク。
NutriNet-Santé集団ベースコホート研究からの結果
Charlotte Debrasら、PLoS Med.2022.

概要

背景食品産業では、加糖の代替品としてさまざまな
食品や飲料に人工甘味料が使用されているが、
これらの人工甘味料がいくつかの慢性疾患に
悪影響を及ぼすことは、現在では十分に立証されている。
これらの食品添加物の安全性については議論があり、

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COVID-19パンデミック下におけるマスクからの細菌および真菌の分離について

概要
COVID-19の大流行により,
人々は公衆の面前で毎日フェイスマスクを
着用するようになった。
マスクのウイルス感染に対する有効性については
広く研究されているが,マスクに付着した細菌や
真菌による衛生上の問題の可能性については
ほとんど報告されていない。
そこで、
(1)マスクに付着する細菌・真菌を定量的に同定し、
(2)マスクに付着する微生物がマスクの種類や使用方法、
個人の生活習慣と

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