マガジンのカバー画像

本屋家族

61
「本屋で子育てをする」。 本屋で子連れ店番をすることもあれば、本のイベントに子供と出かけたり、知人の本屋に子供とでかける。 私たちは「本屋家族」です。 これは「本屋家族」の日記…
運営しているクリエイター

#本屋

シェア本屋をはじめた私が経験している3つの挫折

葉県松戸市。都立八柱霊園のすぐ近くで
「本屋が育つシェア本屋 せんぱくBookbase」を営んでいる私。

コンセプト的な話で、シェア本屋開店の経緯を話したことはありましたが経済面で詳しく記事として残っているものはないので、
改めて書こうと思います。

3年ほど前、オンラインショップしかやっていなかったころの話。
直接紹介できないもどかしさや、本を介した話ができない寂しさが募り、

どーしても実店

もっとみる
tiktokで「#本」を調べてみた。

tiktokで「#本」を調べてみた。

10代の中高生に人気というtiktok。
いつか自分も使いこなしたいと思いつつ
アプリをインストールして数か月、ようやく使い方を心得てきた。

tiktokは、アジアで人気の動画投稿SNSで
15秒ほどの短い動画のなかで笑える・楽しめるものを中心に
それぞれの日常や、ペットの動画、幼い子の動画などが
世界各地から投稿されている。

tiktokもInstagramやTwitterのように
ハッシュ

もっとみる
【家族と仕事】子育てを社会に溶かし、社会を子供たちと共有する。

【家族と仕事】子育てを社会に溶かし、社会を子供たちと共有する。

私は、子育てをオープンにしている。
子供が理由でできないことがあれば
堂々と子供が理由でできないと伝える。

もちろん、できることもはっきり伝える。

子供がいる、というのは
言い訳ではなく、ただの事実だ。

まだ男性の育児参加や
母親の職場復帰、子供の預け場所に
安定した答えがないのなら
子育て世代のありのままを社会に見せて
伝えていく。

思想や批判ではなく
事実を伝える。

一方、子供には

もっとみる
本屋でケンカがはじまった。ら。

本屋でケンカがはじまった。ら。

今日は長女と次女を連れての子連れ店番でした。
とても暑かったので俵珈琲さんでアイスをオーダー。

今日は昼頃からお友達が遊びに来てくれました。

それぞれが持ってきたクレヨンや塗り絵などをテーブルに広げて
合計5人でお茶の間で遊んでいる子供たち。

7歳、6歳、5歳、3歳、2歳…
いろんな年齢、いろんな性格の子が集まると当然あります。

ケンカ。

5人集まったから、とか、年齢が違うから、という理

もっとみる
まだうまく言葉にできないけれど。

まだうまく言葉にできないけれど。

私は、「本屋の未来」と「子供の未来」を同じように考えています。

だから自然と子供を育てるように本屋を「育てる」。と言います。

シェア本屋も、そんな思いではじめました。

なかなかうまく言葉にできないけれど、だからこそ「本屋」という「形」にあらわしている。

でも、一言で言えるとするならば「社会で生きていく上で人に必要とされてほしい」という思い、かもしれません。

地道に、続けるしかないですよね

もっとみる
日曜日は、ラジオの流れる本屋で。

日曜日は、ラジオの流れる本屋で。

日曜午前は、主に古書アルマジロさんがお店番に入ってくださっています。

古書アルマジロさんの選書はサブカルや話題書など、「ちょっと気になる」「読んでみようかな」と手に取ってしまう本が並びます。

古書アルマジロさんのいる日曜日はだいたい私が午後番で交代するのですが
本屋に入るといつもラジオが流れています。

お、お客さんがいるんだな、と思ったら
ラジオだった、なんてことが少なくありません(笑)

もっとみる
本屋家族の夏休みを終えて。

本屋家族の夏休みを終えて。

本屋家族の夏休みが終わりました。
今年の夏は、鴨川シーワールドくらいしか行けなかったのですが、
子供たちにとってとても楽しい夏休みを過ごせたようでした。

せんぱくBookbase ではシャボン玉を飛ばしたり、キッズマネースクールに参加したり、はな言葉のワークショップに参加したり…

星子スコーンさんではスティールパンという珍しい楽器の演奏会が開催され、
お客さんと一緒に楽器にさわらせてもらいまし

もっとみる
せんぱく工舎イベント開催決定!

せんぱく工舎イベント開催決定!



今日はせんぱく工舎の全体ミーティングでした。
せんぱくBookbaseからは私、絵ノ本が参加しました!

6月30日、7月1日せんぱく工舎全体のイベントが開催されましたが、
今回は11月3日に決定!!

 
イベント名は「とりかじ祭」!面舵、取舵、から拝借たとりかじ祭。
今後、様々な案内を行っていきます!
#とりかじ祭 #せんぱく工舎とりかじ祭 #せんぱく工舎

でつぶやいていくのでおたのし

もっとみる
打ち合わせ→打ち合わせ→ブックカバー講座!

打ち合わせ→打ち合わせ→ブックカバー講座!

本日は、朝10時から朗読家の方が来てくださり、和室で打ち合わせでした。
本当は8月に怪談絵本でもしようか、なんて話していたのですが
じっくり時間をかけたいね、ということで秋を目指して開催することに。

「秋といえばお月見ですよね。」
「え、でもお月見って九月ですよ、もう明後日で8月終わりですよ!」

なんて話をしながら、10月かなぁ、10月だと秋の味覚かなぁ、なんて話して、せんぱく工舎の奥に柿の木

もっとみる
2時間だけ本屋を開けたら、お客さんが来てくれました。

2時間だけ本屋を開けたら、お客さんが来てくれました。

今日は火曜日。
火曜日は、本来ならせんぱく工舎近辺の石屋さんがお休みで、ゆっくり来ていただくにはちょうど良い日なのですが、
この日は子供の迎えを早く行かなければならない事情があるため大体おやすみをいただいています。

この日も、本来はお休みだったのですが今月は台風で数日臨時休業していたこともあり、どこかで振替できないかと思っていたため
10時半~12時半の間だけですがオープンすることにしました。

もっとみる
自分の居場所は自分で見つけてほしい。その答えが「本屋」なら、うれしい。

自分の居場所は自分で見つけてほしい。その答えが「本屋」なら、うれしい。

私が主宰しているお茶の間の本屋「せんぱくBookbase 」は
子供たちは本を買っても買わなくても、無料でくつろぐことができます。

お金を持たない子供が来ても。
親に内緒でこっそり来ても。
追い返されることはありません。

もちろん、学校に行きたくないから、といって本屋で過ごすこともできます。

こういう話をすると、よく「じゃあもっとそういうことを伝えていったら?」と言われます。

でも、わざわ

もっとみる
「お茶の間の本屋」が花の香りに包まれ、そして賑やかになった日。

「お茶の間の本屋」が花の香りに包まれ、そして賑やかになった日。

月25日は長女と私が終日店番。

せんぱく工舎の1階すべてがオープンした日でした。
レトロサイクル&キッチンさんはプレオープンとしてお知り合いの方を招いてのお披露目会、
星子スコーンさんでは「浴衣deスコーン」と題し、浴衣の人にはアイスキャンデーをプレゼント。
普段は出ない焼きそばやから揚げなどもあり、お祭りモード。

そして、日常モードの俵珈琲さんと、うちのせんぱくBookbase でした。

もっとみる
赤い鼻の子にも、青い鼻の子にも、居場所はある。

赤い鼻の子にも、青い鼻の子にも、居場所はある。

だから、生きてほしい。と思う。

どうして、10代は親の指図や、教師の言い訳、クラスメイトの罵詈雑言に振り回されないといけないんだろう。そんなの、学生が終わったら何の役にも立たないのに。

私は、聞いてるふりして聞かない3年間を過ごしていました。
無理やり入らされた部活で「出ていけ」「辞めろ辞めろ」と言われ、
辞めたいと申し出たら辞めるな、と教師に言われ、
話の合わない親からは「あんたとおったら病

もっとみる
恐怖の子連れ店番 ケース①

恐怖の子連れ店番 ケース①

涼しい風が吹くようになりましたが、まだ8月。ちょうどテレビでは心霊体験番組もやっているようですし、ここでちょっと、「本屋家族」でも身の毛もよだつ話しでもしようかな…と思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……………それはまさに、昨日体験したことでした。
普段は子供を1人か2人、それも5歳か2歳の子を連れての店番が多いのですが、その日に限って夫は外出。義父母もリハビリ

もっとみる