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2019年6月の記事一覧
ネガティブな世界を想像するからこそ浮かび上がってくること
シナリオプランニングという手法では、普段なら考えない先の未来(例えば10年後)の可能性を複数描く。
具体的にどういうアウトプットになるのかについては、以前に書いた「2030年の世界の食糧システムシナリオ」を見ていただくと、イメージしやすいかもしれない。
先ほど「アウトプット」と書いたが、シナリオプランニングでは、食糧システムシナリオで見たような複数の未来を作成したら終わりではない。
作成して
なぜ今オープンイノベーションか
なぜ今「オープンイノベーション」が必要なのでしょうか。20世紀は、標準的なモノやサービスを国の隅々まで行き渡らせることが事業の役割でした。この時、仕事を「標準化」し、そのプロセスやルールを「横展開」することで生産性が向上しました。しかし21世紀の社会は「変化」と「多様性」を求めており、画一的なモノやサービスの価値は急速に低下しています。従って、標準的なルールを作り、それを守るだけでは、価値を生み出
もっとみる松下幸之助と『経営の技法』#129
6/23 言うべきを言う
~私的な人情でなすべきことを怠ることなく、信念をもって言うべきを言い叱るべきをを叱る。~
人を使って仕事をしていれば、時には叱ったり、注意したりしなくてはならないこともある。そういうことは、人情としては、されるほうもいやだけれども、するほうだってあまり気持ちのいいものではない。だからついつい面倒だとか、いやなことはしないでおこうということになりかねない。しかし、企業は社
松下幸之助と『経営の技法』#128
6/22 商品はお金と同じ
~商品は金を生むもとになるという思いで、その管理にいつも細かい心配りをしたい。~
人間というものは妙なもので、ここに仮に千円札があるとしますと、これは決して粗雑に扱いません。金はやっぱりサイフにキチンとしまうか、タンスに入れるか、金庫に入れるか、ともかくほったらかしにはしません。命の次に大事なもののように扱います。
ところがこれが商品となると、何となく粗雑になってく