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泥臭い人生

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2019年6月の記事一覧

ネガティブな世界を想像するからこそ浮かび上がってくること

ネガティブな世界を想像するからこそ浮かび上がってくること

シナリオプランニングという手法では、普段なら考えない先の未来(例えば10年後)の可能性を複数描く。

具体的にどういうアウトプットになるのかについては、以前に書いた「2030年の世界の食糧システムシナリオ」を見ていただくと、イメージしやすいかもしれない。

先ほど「アウトプット」と書いたが、シナリオプランニングでは、食糧システムシナリオで見たような複数の未来を作成したら終わりではない。

作成して

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起業や中小企業支援策。日本の教育への野依博士の危機感を読んで思ったこと。

起業や中小企業支援策。日本の教育への野依博士の危機感を読んで思ったこと。

ノーベル賞・野依博士が怒っている日本の教育の問題点と、起業や中小企業支援策の問題点には共通するところがあると思いました。今回はその内容についてお話ししようと思います。

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なぜ今オープンイノベーションか

なぜ今オープンイノベーションか

なぜ今「オープンイノベーション」が必要なのでしょうか。20世紀は、標準的なモノやサービスを国の隅々まで行き渡らせることが事業の役割でした。この時、仕事を「標準化」し、そのプロセスやルールを「横展開」することで生産性が向上しました。しかし21世紀の社会は「変化」と「多様性」を求めており、画一的なモノやサービスの価値は急速に低下しています。従って、標準的なルールを作り、それを守るだけでは、価値を生み出

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松下幸之助と『経営の技法』#129

6/23 言うべきを言う
~私的な人情でなすべきことを怠ることなく、信念をもって言うべきを言い叱るべきをを叱る。~
 人を使って仕事をしていれば、時には叱ったり、注意したりしなくてはならないこともある。そういうことは、人情としては、されるほうもいやだけれども、するほうだってあまり気持ちのいいものではない。だからついつい面倒だとか、いやなことはしないでおこうということになりかねない。しかし、企業は社

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環境に優しいエネルギー供給がブロックチェーンで実現するのか?

環境に優しいエネルギー供給がブロックチェーンで実現するのか?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。

コラボゲートでは7月1日にイノベーター向けの会を開催します。ご興味ある方はご連絡ください!

今回はエネルギー分野のブロックチェーン活用アップデートを紹介します。

ブロックチェーンを活用したエネルギープラットフォームを提供するPower Ledgerはオーストラリアのグラーツで個人間取引をスタートします。グラーツを

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仮説は妄想でもやっつけ仕事でもない

仮説は妄想でもやっつけ仕事でもない

チームで仕事をしているといろいろなことがある。

以前にチームで取り組んでいたプロジェクトの話し。メンバーにお願いをしていた作業があがってきて、見てみると、単なる思いつきのようなことが書かれているレポートがあがってきた。

結論らしきものを支えるデータもなければ、そこに至るまでの道筋もよくわからない。

不思議に思ってたずねてみると「これは仮説ですから」とだけ返ってきて、目を疑った(回答がテキスト

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松下幸之助と『経営の技法』#128

松下幸之助と『経営の技法』#128

6/22 商品はお金と同じ
~商品は金を生むもとになるという思いで、その管理にいつも細かい心配りをしたい。~
 人間というものは妙なもので、ここに仮に千円札があるとしますと、これは決して粗雑に扱いません。金はやっぱりサイフにキチンとしまうか、タンスに入れるか、金庫に入れるか、ともかくほったらかしにはしません。命の次に大事なもののように扱います。
 ところがこれが商品となると、何となく粗雑になってく

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カネカの問題から学べる3つのポイント

カネカの問題から学べる3つのポイント

カネカ、やっちまいましたね。
突っ込みたいところ沢山あります。
カネカからの発表がないのでどこまで真実なのかという確認すべき点はあるものの、もし一連の情報が真実だとしたら、当然アウトなわけで。

とは言え、明日は我が身。
ここまでひどいことはなかなかないとしても、これに近い事象は多くの会社で少なからずあります。
今回は一連の問題を法的に何がまずいのかを整理したうえで、この事案から学び取れる点を社員

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