マガジンのカバー画像

アートレポ

28
美術館、博物館、展示会などなどアートに関するレポになります。 こんなものが展示されていました、という報告だけにとどまらない、アートに触れた時に自分に湧き起こった感情を言語化するこ… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

GMOデジタル美術館バンクシー展 レポ

GMOデジタル美術館バンクシー展 レポ

GMOデジタル美術館、バンクシー展へ。
通りがかりで飛び込んでみたけれど、なかなか面白い試みの展示でした!

世界一小さな美術館ということで、展示会場は一部屋だけ。
通されると3面のスクリーンが。デジタル美術館と言うくらいだから、様々な作品をデジタル表示させるのかな?と思っていたけれど…(本当に何も調べず飛び込んでみたので前情報無しだったのです)

スクリーンに映されたのは、バンクシーや各作品につ

もっとみる
ヒンドゥーの神々の物語展 レポ

ヒンドゥーの神々の物語展 レポ

先日ヨシダナギ展を観に行った際、せっかく池袋まで来たし!ということで古代オリエント博物館で開催中の「ヒンドゥーの神々の物語展」も観てきました。
こちらも11/27(本日)までの開催。
大体ギリギリに滑り込むのが私です…!

世界史大好きの私。でも、歴史の学習はほとんど戦争・人々の争いを軸にして進められるため、歴史を動かす重要な出来事に大きく関わるユダヤ教関連(イスラム教やキリスト教)とは違って、民

もっとみる
ヨシダナギ写真展 レポ

ヨシダナギ写真展 レポ

西武池袋で本日まで(まだ間に合う!急げ〜!笑)開催中の、「NAGI YOSHIDA NEW EXHIBITION HERO&QUEEN展」に行ってきました!

彼女を一躍有名にした、エチオピアの部族"スリ族"との交流の様子や写真はもちろん、アフリカ以外の(南アメリカ、中央アジア、インド、タヒチ、そして日本のアイヌまで)あらゆる部族・民族の写真を余すことなく堪能でき、

また、今回はHERO(部族・

もっとみる
SUPER OPEN STUDIO(S.O.S.)2022レポ inアトリエボイス

SUPER OPEN STUDIO(S.O.S.)2022レポ inアトリエボイス

17年来の友人、アーティストの堀江和真さんにお声を掛けていただき、3年ぶりに全面再開となったアートイベント「SUPER OPEN STUDIO(S.O.S.)」へ。

そして同時に絵画・造形教室「アトリエくま」にもお邪魔してきました。
相模原市緑区の堀江さん宅で開かれているアートスクール「アトリエくま」は、所謂お堅い絵画教室とは違います。
画材となるのは、色鉛筆やアクリル絵の具はもちろんですが、蝋

もっとみる
高木由利子写真展 レポ

高木由利子写真展 レポ

表参道GYRE GALLERYで開催中の、写真家・高木由利子による展覧会「高木由利子 写真展 カオスコスモス 壱 — 氷結過程 —」へ。

この「chaoscosmos"カオスコスモス"」というプロジェクトは、自然現象を、肉眼ではなくレンズ越しに見た時に初めて発見できるような、ごくごく繊細で緻密なものへとフォーカスしている。
肉眼では確認できないものもレンズ越して捉えられる
=写真を通して宇宙の摂

もっとみる
CYRIL KONGO-シリル・コンゴ-展 レポ

CYRIL KONGO-シリル・コンゴ-展 レポ

世界的グラフィック・アーティストとして、エルメスやリシャール・ミルとのコラボも手掛ける「CYRIL KONGO"シリル・コンゴ"」
彼の日本初となる個展「CYRIL KONGO’s POP-UP STUDIO "FROM PARIS TO TOKYO”」が本日から渋谷区神宮前「1/1 32117」にて開催ということで、早速行ってきました!

スプレー等で街にアートを描いていく、ストリートアート。パ

もっとみる
+ART GALLERY 3人展「Vulnerability」レポ

+ART GALLERY 3人展「Vulnerability」レポ

渋谷スクランブルスクエア14階+ART GALLERYにて開催中の、3人展「Vulnerability」へ。

不思議の国のアリサ・ITOSHI SAKHRANI・REI INABAによる3人のアーティストの作品たちが集められた今回のギャラリー。
アリサさんと稲葉怜さんの在廊中に行けたので、お2人から直接作品についてのお話を聞くことができました。

実は、先日行ったシリル・コンゴ展でたまたま稲葉怜

もっとみる
宇都宮美術館 レポ

宇都宮美術館 レポ

先日行ってきた宇都宮美術館のレポです。

1997年、25年前の開館時に開催した第1回全館コレクションを再現した今回の企画展

開館25周年記念 全館コレクション展
「これらの時間についての夢」

25年という歳月を様々な形で捉えて展開していた今回のコレクションは、「時間」がひとつのテーマ。
月や暦、時計やカレンダーにまつわる作品のコーナー
時の流れを意識すると逆に浮き彫りとなる、山や岩などの不変

もっとみる