コンゴ

貧しさがテロをもたらすのではない



コンゴ民主共和国のキサンガニでルワンダ軍に訓練を受けるルワンダ出身の越境者たち (C) Akio Fujiwara 

 2001年9月、米同時多発テロの直後、貧しさがテロを生み出すというコメントをよく聞いた。裏を返せば、テロを鎮めるには貧しさをなくすしかないということだ。その通りかも知れない。だが、アフリカから日本に戻ったばかりの私には素直にうなずけないものがあった。貧しさと言えば、アフリカ

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積年の思い、再びーーBLMで



 新聞記者は単純なのもので、自分の原稿が大きく載ればうれしいが、ようやく出たかと思えば小さな扱いだと、いまいましい気分になる。最近、そんないまいましさを思い出した。

 特派員としてアフリカ、ラテンアメリカ、イタリア、ギリシャをカバーしていたころ、私の主な仕事は読み物、企画記事を書くことだった。1回1000字ほどの長さで3回から7回ほど連載していた。もちろんニュース記事や大型企画を書くこともあ

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立ち上がってきたアフリカ



 私の中のもやもやが少し晴れてきた。最近、アフリカのことをよく考えるからだ。
 4月20日、ルワンダ人のティム(仮名)から連絡があった。彼は妻と10代の娘2人と妻の実家があるベルギーの街に暮らしているが、このときはルワンダから電話してきた。
 母親に会うため、ひとりで首都キガリに帰ったところ、新型コロナウイルスのせいで国境閉鎖となり、ベルギーに戻れなくなったという。
 今はネット回線があれば世

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耳の記憶、たまたまのアフリカ

                                                                           藤原章生

 暴動に巻き込まれたことがある。そのときの喧騒、人々の歌声、大合唱が耳から離れない。耳の記憶とはそういうものかも知れない。そのときの音が耳の奥でイヤホンから漏れ出る雑音のようにズーズーと常にくすぶっている。だが、当のこちらは声ひとつ発する

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戦場報道のマッチョとうつ  藤原章生

 先日、高速道路のサービスエリアで何気なくCDの棚を眺めていたら、「思い出のフォークロック」という背表紙が目についた。曲目をざっと見ると、「或る日突然」などトワ・エ・モアの歌が3曲も入っていた。復古盤にしては値が高いと思いつつも買うことにした。いま音楽はネットで聴けるため、CDを買わなくなったが、きっと長旅で疲れていたのだろう。何か景気づけがほしかった。
 運転しながら早速聴いてみると、ザ・ワイル

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次世代の蓄電システムはどうなるか

 旭化成の吉野さんが、リチウムイオン二次電池に関する功績が認められ、ノーベル化学賞を受賞してから1年が経ちました。ちなみに、吉野さんの功績は、負極材料にカーボンナノファイバを用いて性能を向上し、さらにその安全性を実証した事で、製品化に成功した事でした。

 そのリチウムイオン二次電池(以下 LiB )は、現在スマホやノートPC、そして電動アシスト自転車やハイブリッド車にも採用されており、我々の日常

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Fela Kuti ~アフロビートの父~

数日前にいつも楽しく読ませてもらってるえいきらさんの所で、Transglobal Underground "Sky Giant" を聴いて何気にふと思い出したのが、フェラクッティFela Kutti(日本語では、クティと書かれているが、私はナイジェリアン達がクッティと呼んでいたのであえてクッティと書いている。発音をカタカナにするのがめちゃくちゃ難しい)。ナイジェリアの北島三郎くらい有名な大アーティ

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How lovely!
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『最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河』 (水越武) #コンゴ この広い世界を知る100冊の本③

世界の最果ての地の自然を撮り続ける自然写真家・水越武氏の写真集『最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河』 。

含まれるのはアフリカの氷河、コンゴ川流域の熱帯雨林、カラコルムの五大氷河、南米イグアスの滝、黄河源流の幻の山アムネマチンなど8つの辺境地である。

1970年代から2000年代まで生涯をかけて撮影したこれらの場所が、多数の美しいカラー写真とともに納められている。新書版だから写真は小さいに

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ありがとうございます❤️またお時間あるとき、のぞきにきてくださいね
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