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臨床検査技師

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臨床検査技師に関するマガジンです。といっても専門知識よりマネジメントテクニックやマインドなど、新しい時代を生き抜くための noteを書きます!
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#成長

「新人育成」は新人だけのものではない

「新人育成」は新人だけのものではない

新入職員もそろそろ現場の仕事に就いて2週間ほどでしょうか。

きっと先輩からしてみれば、ある程度何かしら見えてくる頃だと思います。その新人さんがいわゆる「即戦力」になるタイプなのか「じっくりタイプ」なのか。それとも「ああコイツダメだなタイプ」なのか。

ここを面接で見抜くのは100%無理です。だって面接なんて嘘つき大会なんですから。だから「なんであんな奴入れたんだ…」と嘆かなくても大丈夫。見抜くの

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積み上げるたびに泥臭く「成長」したくなる

臨床検査技師としてキャリア15年ほど経過しました。

20代前半に目標設定した「30代で技師長ポジション」という目標は達成できたので、そこについては自分を褒めてあげたいところではありますが、一方で「職業人としての成長」についてはまだまだ納得のいく形が見えていません。

20代前半というのは野心に溢れていて「絶対に資格とって活躍する!(医療現場は資格がモノをいう側面があります)」と思っていました。

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信用してもらいたいなら、人任せにするな

信用してもらいたいなら、人任せにするな

チームに属している人間なら絶対に持っておきたいスキル、それが「リカバリー力(りかばりーーりょく)」です。

何か失敗してしまったとき、僕たちは現状復帰させようとしますよね。

それって間違っていないですし、人間の本能的な部分だったりするのですが、ただ現状復帰させるだけでは非常にもったいないなと感じます。

これはチームリーダーとして仕事する中で気づいたものです。

メンバーがミスしてしまったとき、

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リーダーとメンバーの目線は同じではいけない

リーダーとメンバーの目線は同じではいけない

チームビルディングやマネジメントの本には「メンバーと同じ目線に立って接しよう」と書かれています。

これ実は、半分正解で、半分間違いなんです。

今日はその辺を詳しく説明したいと思います。

僕の失敗談
これ書いている僕自身、プレイングマネジャーとチームリーダーを兼任しつつかれこれ5年ほど働いておりますが、最初は本に書いてある通り「メンバーと同じ目線」を心がけていました。

結果どうなったかという

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話が長いというのは理解力が足りない証拠なのか?

話が長いというのは理解力が足りない証拠なのか?

何かの業務を進めるとき、文書だけでは物足りないというか、どうしても対面もしくは電話で進めたい時があると思います。

これはみなさん、必ず経験したことがあるばすです。

そして、話が長い人も少なからずいますよね…

これって何が原因なのか?

まあきっとそのいずれかだろうと、ずーっとそう思って耐えてきました、話の長い人の会話に。

でもちょっとそろそろ限界だなってことで発想の転換を迫られ「そもそもな

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臨床検査技師の役職に必要な能力は〇〇って話

臨床検査技師の役職に必要な能力は〇〇って話

検査技師のみなさん、こんばんわ!
孤高のチームリーダー、だぴてぃです。

今日はですね、よく勘違いされることについて徹底解説していこうかなと思います。

今日のお題は自分の経験上もそうですけど、様々なチームに関する研究であったり、書籍などでも言われていることなど、総合的な知見なので反論の余地はないです(言い過ぎましたゴメンナサイ)

数日前にTwitterでアンケートとりました。
お題はこちらです

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「働く」を分解する

「働く」を分解する

何のために働くのか?

この当たり前の事実について深く考えたことはありますか?

ある時、友達にこう言われました。

んん?仕事を頑張る…?
あれ?仕事ってがんばるものだっけ?

こう思ったんですね。

働くということに対しての捉え方って、人それぞれだと思うんですが、きっと僕みたいな考えだと仕事に対してストレスを溜め込まないでいいのかなと。

そこで今回は意外と見過ごされがちな「働く」という言葉の

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仕事に無駄がないチームは脆いって話

仕事に無駄がないチームは脆いって話

仕事をする上で欠かせないのが「無駄」だと思っています。

僕は医療業界でチームリーダー(職場責任者)をしている中、本来このポジションは「無駄を省く」のが一つの仕事であり、重要な作業だと思いますが、

個人的にはこの無駄こそが、自分達の仕事をより上のステージに連れて行ってくれる存在だと思っています。

無駄といってもいろんな種類があります。

・行動の無駄
・作業の無駄
・会話の無駄
・人材の無駄

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「全部自分のせい」というリーダーは3流

「全部自分のせい」というリーダーは3流

チームメンバーは都合よく
「それってリーダーのせいですよね?」
と言い放ちます。

そう言われたら多くのリーダーは
「全部自分のせい」
と言いがちです。

はっきり言いましょう。

そのほとんどは
リーダーのせいじゃないです。

「全部自分のせい」
というリーダーは3流
もしかしたらリーダーですらないかもしれません。

耳の痛い話になりますが
リーダーをやっている人はもちろん
メンバーとして活躍し

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【医療】インシデントの考え方

【医療】インシデントの考え方

医療業界に住み着いて早15年ほど・・・

いろんなミスをして
いろんなミスをみてきました。

そのたびに
incidentレポートを書くのですが
(部内のI/A記録も含む)

「ミスは改善を生むなぁ」
と思っています。

もちろん積極的にミスするのは
よろしくありませんが

ミスがないと
業務改善ができないというのも
これまた事実なわけでございます。

■ミスはポジティブでなければいけないミスする

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黙っていては未来はやってこない

黙っていては未来はやってこない

動け…!!動きまくれ…!!

今日はちょっとだけ
僕のお仕事の話を。

僕、臨床検査技師っていう
自分でいうのは本当は嫌なんですが
ちょっとマイナーな職業をやってます。

マイナーなんかじゃない!!
って同業は言うかもしれませんが
でも、一歩世間に出たら
どマイナーなんですよ…

だからこそですね
「我こそは!!検査技師や!!」
ってアピールしないと
群雄割拠の医療界を
生き残っていけないんですね

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細胞検査士を目指した時の勉強法*part1*

細胞検査士を目指した時の勉強法*part1*

こんばんわ、だぴてぃです。

今日はちょっと一風変わったお話をしようかと。

タイトルにもある通り「細胞検査士」という資格があります。
ざっくりいうと、臨床検査技師という国家資格を取得後にチャレンジできる「細胞をみるプロ」になるための資格です。

合格率は大体25〜30%くらいです。(1次試験で半分、2次試験で半分の合格者なので)

まあまあ難しい資格ではあるのですが、ここを目指すには学生からチャ

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