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信用してもらいたいなら、人任せにするな

チームに属している人間なら絶対に持っておきたいスキル、それが「リカバリー力(りかばりーーりょく)」です。


何か失敗してしまったとき、僕たちは現状復帰させようとしますよね。

それって間違っていないですし、人間の本能的な部分だったりするのですが、ただ現状復帰させるだけでは非常にもったいないなと感じます。


これはチームリーダーとして仕事する中で気づいたものです。

メンバーがミスしてしまったとき、自分がミスしてしまったときに、あることを心がけるだけで現状復帰どころか、ミスする前よりいい状態(人間関係でいうならより仲良くなる)を作ることができるんです。

先天性の能力なんかじゃないのもイイ点ですね。
ちゃんと、あとから身につけられる。

これさえ身につければ、より快適に、力強く生きられると思っています。


■ミスを味方につける人は信用できる



ミスは仕方ないんです。どうしようもない。誰だってします。

もしミスしない人間がいたとしたら、それは「チャレンジしない人間」です。そんな人に、魅力がありますか?って話です。

積極的に仕事した結果がミスだったら、むしろ褒められるべきなんですよね。そしてそのミスをリカバリーできる人は、本当に信用できますし、魅力的なんです。

ミスをリカバリーする、ということは自分でそのミスをどうにかしようとする人ですよね。決して他人になすりつけない。助けてもらうのはいいんです。それはその人なりのリカバリー方法なので。

細かいこと言えば責任の所在は別のところにあるかもしれない。でも、自分のやった仕事に対してミスがあったならそれは自分でリカバリーする。

これってミスしない人より、僕は信頼できる、信用できる人だと思っています。


■ピンチに陥ったときの対応



ミスとはちょっと違いますが、ピンチになることってそれこそ誰でもあると思います。

例がちょっとわかりにくいかもですが(臨床検査技師の現場であることなので)、電話対応をひとつ例に挙げたいと思います。

臨床科から結果がいつ出るかの問い合わせがありました。

まあ良くある一コマです。「電話対応」なんていう担当は決めておらず、我がチームは電話に出た人がその対応をするというシステムを採用しています。

なので新人からベテランまで、分け隔てなくやる。

当然そのレベルには差があるわけですよね。これはもう、経験なので仕方ない。

ある中堅技師が「これは私知らない」と言って他のメンバーに投げようとしていました。合理的とも言えますが、我がチームは出た人が対処するシステム。よほどのことがないと、他の人にバトンタッチしません。それぞれ割り振られた仕事があるので。

結果から言えば、そのヒトは自分の要求が通らないとウルサイ人なので、周りのメンバーが気を遣って処理していました。


そして違うケースでは、新人技師が電話を取りました。しかも、激ムズ案件です。

本来ならチームリーダーである僕にバトンタッチしても、全然イイ案件だったのですが、その新人さんは自分で情報を集めて、必死に対応していました。(僕も後ろでスタンバってましたよ笑)そして無事、解決。

案件が違うので単純な比較はできませんが、少なくてもこの中堅技師と新人技師、どちらが信用されるべきか?ってことです。

ピンチじゃないのに、自分は知らないと放棄した人間。

ピンチなのに、自分でなんとかしようとした人間。

火を見るより明らかどころか、ポッポとミュウツーくらいの差があります。月とスッポンって例えもビックリの差が、そこにはあると思うんです。

このことを見ていた他の技師が、新人技師のことを褒めていました。信用をひとつ、勝ち取った瞬間ですよね。

このようにせっかく降ってきたチャンスをモノにできるかどうかっていうのは、特にチームで仕事する場合はかなり大事。

いくらスキルが高かろうが、デキル人であろうが、信用がないと仕事を頼みたくもないし、逆に受けたくもなくなるので。


■結局はヒトだよねって話



このようにリカバリー力を発揮して、ピンチをチャンスに変えて、そのチャンスをモノにできると、周りの人はついてきます。ファンになってくれます。

ファンになってくれると言ったら大袈裟かもしれませんが、信用できる、信頼できると思ってくれる確率がぐーーーんと跳ね上がります。

難しいことを言っているように見えて、実はシンプルなことなんです。

その場を凌ごう…と考えるのではなく、その先のことも見据えて行動。さっきとの例でいえば、自分でなんとかしようとすること。

そこで例え失敗してしまっても、僕はチャレンジしたことを叱る人間ではないし、なんならグッジョブ!!って褒め称えます。(ちゃんと自分で対処したことはあとから誉めました)

逆に押し付けたり、リーダーがやるべき仕事だからといって責任を簡単に押し付けるような人間は、信用できません。

僕に決定権があるなら、そんな人間はチームから切ります。
周りにも悪影響ですし、それがまかり通ると思われてもイヤなので。

やっぱりどこまでいっても、人を評価する基準っていうにはスキルではなく、「そのヒト自身」なんだと思います。

信用できる人っていうのは絶対的に「リカバリー力」を持っています。これは、間違いない。

ということで今日はチームで生きるものの絶対スキル「リカバリー力」についてでした。


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