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自己啓発

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本の森004「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ著(岩波少年文庫)

本の森004「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ著(岩波少年文庫)

現実がつまらない。
デブだとかノロマだとか、人の身体的特徴を
あげつらい、ばかにする。空想し、創造し、
新しい物語を思いついても、誰も耳を傾けない。
それどころか、その空想をもバカにする。表面的
なことにしか興味を示さず、想像力をかけらも感
じない。少年は、現実なんて、そんなつまらない
ものだと感じていた。

ある日少年は一冊の本に出会い、その本を読み
進めるうちに、その「本の中の世界」から自分が

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最高のチームをつくる、たった2つの要素

最高のチームをつくる、たった2つの要素

 先日、息子の所属するラグビークラブで部内練習試合が開催されました。部内で4チームに分かれて試合をするのですが、4チームでは人数が足りないため、数名の子供たちは他チームに助っ人選手としても参加します。うちの息子も最終戦で他チームに助っ人選手として参加しました。対戦相手のチームはラグビー歴が長かったり運動神経がよかったりする選手が殆どを占める競合チームでした。
 試合の終盤、3点差ほどで勝っていた相

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リーダーとして、僕が一番許せないことについて考えてみた。

リーダーとして、僕が一番許せないことについて考えてみた。

とても気になっていることがある。

4月16日に行われた日米首脳会談終了後の共同記者会見での一幕。
ロイターの記者が菅首相に「公衆衛生の専門家は、日本が五輪を開催する準備ができていないと指摘している中、開催するのは無責任ではないか?」と質問した際、管首相は記者からの質問を無視し、次に控えていた日本人記者に質問を促したのだ。

全世界が注目する日米首脳の共同記者会見の場で、海外メディアからの質問を黙

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アイドルと大臣と幹部社員は同じだと思う。

アイドルと大臣と幹部社員は同じだと思う。

放送事業会社「東北新社」の外資規制違反に関する国会審議で、武田良太郎総務相が総務省幹部に「記憶がない」という言葉を発し、幹部はその後「記憶にございません」の答弁を連発した。言葉を発した理由について尋ねられた総務相は「なぜか、無意識というか口に出た」と言い放った。

マジで?!一国の大臣の発言とは思えない言葉に、ビックリした。

…子供の言い訳でも、もうちょっとマシな気がする。
どうして、こんな軽薄

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本の森003「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)

本の森003「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)

27歳の冴えないOL、二ノ宮こと葉は、幼馴染の結婚式で、伝説のスピーチライター久遠久美と出会う。この出会いが、こと葉の人生を劇的に変えることになる。

言葉には、世界を変えるチカラがある。そう強く感じさせられる小説だった。事実、僕自身も物語の中に登場する珠玉の言葉、極上のスピーチに何度も涙させられた。

言葉の持つ力を信じ、胸の奥底に眠る熱い想い、ひたむきな想いを言葉に変えて世界に解き放つ仕事。そ

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謙虚さは魔除け

謙虚さは魔除け

雑誌「致知」2021年4月号の特集は「稲盛和夫に学ぶ人間学」でした。

「謙虚さは魔除けだ」

この言葉は、稲盛和夫の傍に長年仕えてきた、日本航空元会長補佐で専務執行役員の大田嘉仁さんが、若い頃に稲盛氏から言われた言葉だそうです。

謙虚である限り、失敗することはないし、悪い人間も寄ってこない。謙虚さは魔除けなんだよ、と教えられたそうだ。

また、稲盛氏は悪意や怠惰からくるものではないうっかりミス

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森喜朗さん辞任に思う

森喜朗さん辞任に思う

森喜朗さんが辞任した。
森氏の発言や進退問題に関しては、テレビやマスコミでも様々な意見が報道されている。

女性を軽視する発言は、オリンピック憲章にも明記されている「男女平等の原則の完全実施を目指す」という理念と、あまりにもかけ離れている。五輪開催のリーダーとして、あり得ない発言だという言説や、そもそも時代錯誤の女性蔑視発言を、公の場ですること自体がナンセンスだと憤る人も多い。

The Capi

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バイデン大統領就任演説に思ったこと

バイデン大統領就任演説に思ったこと

「Democracy has prevailed.ー民主主義は勝利した。」

バイデン米大統領の就任演説全文を読んでみた。

カッコいい!

というのが、第一印象だった。
次に、感じたのが、

リーダーのメッセージだな!

ということ。そして同時に、

国民の期待を、超意識して作られてるな!
メッセージの行間に、めっちゃ緊張感を感じる!

ということでした。
もちろん、この演説の「直後」に、数々の

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コミュニケーションの秘訣は、発信より受信

コミュニケーションの秘訣は、発信より受信

30代の頃、元文化庁長官で、日本の心理学者の草分け的存在だった河合隼雄さんと、セミナーでご一緒させて頂いたことがある。

河合さんは、リアクションの達人だった。
誰の話にも驚くほど大きく頷き、驚くほど大きな声で「うん、うん!」「はー、なるほど!」「へー!」等とリアクションされていた。

彼のリアクションは、場の空気を和やかな雰囲気に変えた。
その時僕は、コミュニケーションは発信よりも受信の方がずっ

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人は、どうしたらチャレンジするようになるのか?

人は、どうしたらチャレンジするようになるのか?

人は、安心して失敗できる環境じゃないと、安心してチャレンジすることができないんじゃないかと思う。
高い目標に挑戦したり、新しい企画、新たな事業に挑戦するためには、失敗を許容する環境、いやむしろ、失敗を賞賛する環境が必要不可欠なんじゃないかと、僕は思う。

目標の未達成を責めたり、未達成の要因を個人に押し付けたり、新たな挑戦の失敗を責めたり呆れたりする環境では、誰も挑戦しなくなってしまうから。

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千と千尋の神隠しから学ぶ、ピンチを乗り切る最大の武器とは?

千と千尋の神隠しから学ぶ、ピンチを乗り切る最大の武器とは?

こんにちは!
ドラマティック・マネジメントの森憲一です。

今日は「千と千尋の神隠し」!
宮崎駿です!
日本歴代興行収入ランキング、ダントツの1位です!
観客動員数は2350万人!!!
スゴい映画ですねー。

僕も大好きな映画で、多分30回以上は観たと思います。
そして、何度観ても泣ける!

主人公の千尋が、映画の中でどんどん成長していく。
ドジでグズだった千尋が、わずかな時間で、見違えるように成

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