私たちはインターネット上に、境界線が溶けた街を作っている――「ワーカーに向き合う」チームが語る様々な人に報酬を届ける取り組み
こんにちは!
クラウドワークス公式note編集部の楓です。
クラウドワークスに登録するワーカーは、累計約580万人。
中でもクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」は、審査等がなく誰でも無料で登録できるサービスであることから、様々なワーカーがやってきます。
最初から高いスキルを持っている方、
本業に加えて報酬を得たい方、
趣味で生計を立てたいと考える方、
リアルで働くことが難しく、インターネットだからこそ仕事を得ることができている方。
そんな方々がクラウドワークスで仕事を獲得できるよう支援している部署が、ワーカーエクスペリエンスチームです。
毎月約100名のワーカーと対話をしている彼らに、クラウドワークスで仕事を得る方法、そして誰にでも門戸が開かれたクラウドワークスというサービスの可能性について話を聞きました。
▼インタビューを受けてくれた方
クラウドワークスで仕事を得るコツは、経歴以外に強みや趣味も提示すること
――noteやX(旧Twitter)にはクラウドワークスで仕事を得るためのコツがたくさん発信されています。クラウドワークス公式としての、「仕事を得るコツ」を教えください。
(梅澤啓太 以下、梅ちゃん)
クラウドワークスを活用する上での基盤づくりをすることが大切です。
ファーストステップは、マイページのプロフィールをしっかりと書くこと。
いわゆる就職活動での履歴書となりますので、充実度合いが受注率に大きく影響します。
ポイントは、「強み」を示すこと。
経験・経歴だけだと履歴書で学歴だけを示している状態。
どんな強みがあって、何ができるのかをテキストで表現できていない方は少なくありません。
それ以外にも、「趣味」を書くのもおすすめです。
たとえばサッカーの記事を書く仕事に、2人が応募したとします。
Aさんはライター歴10年のベテラン、Bさんはライター歴3年だけどサッカーの経験が10年ある方。
発注者から見ると、サッカーの経験がある人の方が記事の解像度が高いだろうという期待から、ライター歴が短くてもBさんが選ばれる可能性は十分にあります。
また、発注者はワーカーの「実績」を重視します。
そのため、初心者の方は「報酬を得る」よりも、「実績を作る」目的で活動し、単価だけに囚われない仕事探しをするのがよいと思います。
ーーなるほど。ちなみに、最低限続けてほしい目安の期間はどのくらいですか?
(田中健士郎 以下、たなけん)
ぜひ半年はがんばってみてほしいです。
ほとんどの人は半年以内にやめてしまうので、それだけ続けられたら少数派になります。
半年ほど経つと実績やスキルがつき、案件がとれやすくなる循環が始まるのではないでしょうか。
「仕事を得る難しさがあるのは当たり前」 そんな気持ちで取り組んでほしい
ーー簡単に稼げる!というわけにはいかないんですね。
(たなけん)
そうですね。
クラウドワークスに登録しても、「応募したけど選ばれなかった」「結局自信がなくて応募できなかった」という声は少なくありません。
「ここなら誰かの役に立てるかもしれない」と思った方が、「誰の役にも立てなかった」と肩を落として出て行ってしまうのは、とても悔しい気持ちになります。
(梅ちゃん)
実際、クラウドワークスで働くことって、難しいんですよ。
誰でも仕事を得る機会があるとはいえ、個人事業主、つまり一人のプロとして働く場なので。
アルバイトのように入ったら仕事があるわけではなく、お客さんに営業活動をして、自分の価値を認めてもらって、契約して初めて仕事になる。
だから仕事が受注できなかったとしても「自分はだめだ」と思うのではなく、そういう難しさがあるのは当たり前だと思った方がいいと思います。
ーーそう考えると、確かに難しいですね。
(たなけん)
そんな方々を支援するために、「みんなのカレッジ」というリスキリングサービスを立ち上げています。
みんなのカレッジは、学びによって報酬を得る力を身に着けることを目的にしており、クラウドワークスでの仕事の獲得に直接繋がる講座を取り揃えています。
また、小中学校のクラスのように仲間と一緒に学んだり、定期的に宿題が出る「コミュニティ学習」という形式をとっています。
最近、動画を視聴するだけで学べる、というサービスも多いですが、この形式だと続かない方も多い。
仲間がいると、最後まで学びきれる可能性がぐっと上がるんです。
みんなのカレッジのゴールは学ぶだけではなく、仕事を獲得できるようになること。
そのため、全員が最後まで学び、さらにその先の支援もできるよう、僕たちも直接受講生に関わって温度感のある場を作ることを心がけています。
みんなのカレッジを立ち上げて3年になりますが、クラウドワークスを通じて受講生に届けたのべ報酬額は、受講生がお支払いくださった費用の約3倍になっています。
僕らはクラウドワークスを誰にでも門戸が開かれ、報酬が得られる機会がある「街」と表現しています。
「みんなのカレッジ」は、この街の過ごし方を伝える学校のような場で、受講生にとっては自分に自信をつけてもらうサービスと言ってもいいかもしれません。
政治行政の支援からこぼれてしまっている方々を、クラウドワークスが手助けできる可能性がある
ーーこうちやまさんは、渋谷区職員として、リアルな街づくりに携わっていた経験もあります。
リアルな街と、クラウドワークスというインターネット上の街では、どのような違いがありますか?
(河内山秀 以下、こうちやま)
渋谷区もクラウドワークスも、誰でも受け入れる街を目指している点では一致していますが、それぞれの「できること、できないこと」に違いがあります。
ご存じのとおり、行政の担う役割は多岐にわたります。社会福祉やインフラの整備、最近ではスタートアップ支援まで。
ただ、その中で上手くフォローできない方々もいます。
そんな方々に対して、クラウドワークスならフォローできる可能性があると感じています。
たとえば、僕は高齢者を支援する部署にいましたが、親の介護をするために仕事を辞めなければならない40〜60代の方をたくさん見てきました。
食事や排泄の介助が必要になった家族を、自宅で長時間1人にすることはできないですよね。
こういった状況は近年「介護離職」として問題視され、行政も様々な施策を行っています。しかし、簡単に全てを解決できるものではありません。
ですが、もしクラウドワークスを活用することができたら、インターネットを使って自宅で好きな時間に仕事をすることができる。
仕事と介護を両立できるんです。
実際、クラウドワークスのワーカーさんの中には、両親の介護に備えてクラウドワークスで生計を立てられるよう準備し、しかるべきタイミングで会社をやめた方もいます。
このような問題は介護だけではありません。
「家族の支援が得られず子育てと仕事を両立できない」「対人関係が得意ではなく対面での仕事が難しい」「年齢を理由に仕事に就けない」など、たくさんの人が仕事をする上で様々な事情を抱えています。
インターネットにあるクラウドワークスという街は、そのような境界線を溶かします。
こういった方々に対しても、クラウドワークスが「できること」を考えていきたいと思っています。
・・・
毎月100名以上のワーカーと向き合う、ワーカーエクスペリエンスチームのメンバー。
「クラウドワークスのおかげで生きていけた」「輝けるようになった」というワーカーさんの声が働きがいになっているとのことです。
何かしらの生きづらさを感じる方も、仕事を通じて誰かの役に立つことで、自分の存在が肯定され、生きるエネルギーになっている。
そして、その「生きづらさ」とは、決して病気や障がい、家庭環境などに留まらないと話していました。
本業で自分らしさが活かせていない、今の環境から脱却して新しい環境に飛び込んでみたい、そんな方々にも当てはまります。
クラウドワークスのサービスを通じ、どんな人でも輝けるようになる。
それが、クラウドワークスがミッションに掲げる「個のためのインフラになる」ことなのかもしれません。
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