マガジンのカバー画像

美しいもの、愛でるもの アート、音楽、本

79
小説大好き☘️毎週博物館か美術館に行く☘️コンサート・バレエも愛してる💖 美しいもの、楽しいもの、おもしろいもの、ドキドキするもの、もしよかったらご一緒に💖
運営しているクリエイター

#着物

着物で沖縄のバナナの織物に見入る、七夕

着物で沖縄のバナナの織物に見入る、七夕

バナナの織物といってもバナナ柄では、ない。

バナナの仲間である糸芭蕉の繊維から織りだした布のこと。

芭蕉布という、その布はさらさらと軽く、風通しがいい。
沖縄に、夏に、ぴったりの布。

この布の復興に努めて、人間国宝となったのが平良敏子さん。

その布を見に行った。

美しい織物と着物を見に、着物で行きたい。
(高価な芭蕉布はないけれど)

縞の着物に無地の帯。

夫からもらった帯留と黄色い帯

もっとみる
美しき布に惹かれて,出会えた幸せの時間

美しき布に惹かれて,出会えた幸せの時間

まるで導かれるように。
この日は空いていて、展示に惹かれて、会場にも行きたくて。

そして、会えました。
あやしもさんに。

今日からの展示。
ちょうど仕事を終えてホッとしたとき。

池袋の自由学園明日館。
知り合いが落語会をしていたり、何度も紹介されていきたかった会場。

美しい布の作品展。
着物を着る前から布が好きで、好きで。
インドでもインドネシアでも布を眺め、少し手元に置いていました。

もっとみる
ライフワークのひとつとして着物でメトロポリタン美術館展へ行く

ライフワークのひとつとして着物でメトロポリタン美術館展へ行く

着物で美術館に行く。
優雅に聞こえますね。

でもこれ、私のライフワークなんです。
と、今年決めました(まだ短い!)

なぜか。

着物は、日本の伝統文化の粋を集めたもの。
まとうアート、です。

もっと多くの人に着てほしいし、その美しさを知ってほしい。

着ること、知ることでその伝統文化を守っていく一助になります。
今、着物の職人さんがどんどん廃業しています。
とてもつらいし、残念。

着物は多

もっとみる
隅田川そばの向島を着物散歩

隅田川そばの向島を着物散歩

隅田川のそば、風情のある町・向島。
そぞろ歩くと、すてきなお店が多そうです。。

言問団子でも有名。
この「言問い」の名は、「伊勢物語」の東下りの段から。

名にし負はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと
(都を追い出され関東を旅しながら、京都の愛する人は元気だろうか・・・と嘆くうた)
高校時代に習いました。

ここでは恋より団子、ですが。

他にもお店がいろいろあって、回りたいのですが・・・

今日

もっとみる
足元に白猫を連れて、お着物散歩

足元に白猫を連れて、お着物散歩

白猫を足元にじゃれさせながら、着物でお出かけ。

着物がひっかかれそう?

そんなことはありません。

ほら。

白猫さんの鼻緒のお草履。

全体はこんな感じです。

アップの白猫さん。顔は見えません。

片側は、足跡です。

この鼻緒に一目ぼれして、ついてきてもらいました。

少し変わった形のお草履。

こちらは京都の一脇さんのところのもの。

着付けの先生の案内で、東京であつらえていただきまし

もっとみる
水に揺れてきらめく~着物と帯と~

水に揺れてきらめく~着物と帯と~

毎年秋から開かれて全国を回る「日本伝統工芸展」。

第68回の日本伝統工芸展を見に、日本橋三越に行ってきました。

毎年行こうと思いながら、なかなか足が伸びなかったけれど。

今回は最高の賞が着物であると聞き、その着物を「日曜美術館」で見て、どうしても行きたくなったのだ。

日本伝統工芸展は,歴史上,芸術上価値の高い工芸技術を保護・育成するため,昭和29年から開催されている国内最大の工芸の公募展で

もっとみる
名残りの夏着物をいとおしむ

名残りの夏着物をいとおしむ

酷暑、台風、長雨・・・気がつくと、夏はあと十日あまり。

今年は。ほとんど夏着物を着られませんでした。
ここのところずうっと、なのですが。
去年から改めて着付けを習い、もっと身につけたいと思いましたが、お出かけもままならず。

残念です。

夏着物、というと特別な思いがあります。

正直、着物を着始めた時に「夏は着られない」と思っていました。
暑いし、着られる期間が短いし(7,8月のみ)、面倒で。

もっとみる
浴衣を着て、夏のお出かけ

浴衣を着て、夏のお出かけ

夏の着物の代表は、浴衣ですね。
着物は着ないけれど浴衣は持っている、浴衣なら着るというという方は多いですよね。

気さくに着られますし、家で洗濯もできます。

私の浴衣は虫かごと萩の花私、今年は洋服はほとんど買っていないのですが・・・浴衣をン十年ぶりに仕立てました。

柄はこんな感じ。虫かごと萩の花です。写真が下手でごめんなさい。

浴衣は夏のものですが、涼しさを演出するために秋や冬をテーマにした

もっとみる
蠱惑的な日本の色の世界に、耽溺する

蠱惑的な日本の色の世界に、耽溺する

こわくてきなにほんのいろのせかいに、たんできする、です。
面倒なタイトルでごめんなさい。使ってみたかったんです。

蠱惑的って、妖しい美女(イケメンでもよし)が長い指を波のように揺らしながら、招いてくる、イメージです(私だけの)。

昔から日本の色を見るのが大好きなんです。

写真は着物の帯締めです。帯を最後にキュッと締めます。
冠組(かんむりぐみ)という種類の組みひもで、私はこればかり持っていま

もっとみる
どこまでも続く青に風が通って、夏を知る

どこまでも続く青に風が通って、夏を知る

5月の半ばから暑い日のある、今年。
梅雨には入らず、日の強い昼と涼やかな夕方。時おりの静かな雨。

涼しげな青に目が行く。

湖面のさざ波。

さんご礁の海の透明な、青。

そんな青を見ると風が、自分の中を通り抜けていく。

単衣の大島。私のお気に入りの、一枚。

単衣とは6月と9月に着る着物。裏地がついていないので涼しい。
(10月から4月まで着るのは、袷(あわせ))

大島は奄美大島でおられて

もっとみる
お正月にハレの日の衣装をまとう悦び

お正月にハレの日の衣装をまとう悦び

着物を着て、お初もうでに参りました。
近所の氏神様にお参りして、開いていたお店でお菓子を買っただけです。
でもとても気持ちのいい「お出かけ」でした。
着物のおかげで新年の改まった気持ちになれました。

美術館に出ようとしたら、事前予約がいっぱいだったので予定を変えてお初詣でに。
高校生の息子もつきあってくれました。

椿文様の着物に、正倉院模様の帯今日は季節に合う椿の着物に、正倉院模様(と呉服屋さ

もっとみる
【企画】私の着物の文様の解読をお願いします👘

【企画】私の着物の文様の解読をお願いします👘

私の着物、ちゃんと文様の由来を知りたい・・・そんなときに日本語学校の先生で着物の達人、note友達のみおいちさんの企画が立ち上がりました。
【着物の文様、解読します】、おお、なんともありがたいことです。
お願いします。

企画の記事はこちらです。

みおいちさんは働いてらっしゃる日本語学校にも、留学生のために日本文化を伝えたいと着物を着ていきます。日常着としても、格式高い場所にも着ていく技を身に着

もっとみる
着物を着る手間と喜びとのはざまでアタフタする

着物を着る手間と喜びとのはざまでアタフタする

着物を着るのはとても楽しいのですが、やはり面倒もあります。
私はずぼらで不器用なので、いつも直前にあわてます。
今日は2か月近く放っておいた長じゅばんの半襟付けを、ようやく終えました。
3枚分。ためてました💦

着物の下に着る、長じゅばんと半襟下着となる長じゅばん。今回半襟をつけた長じゅばん3枚のうち1枚は夏の白ですが、2枚はこんな模様です。
最近巷で話題の麻の葉文様と、ちらし仮名?、の文様です

もっとみる
着物の文様を解読してもらい身にまとう喜びを改めて感じる

着物の文様を解読してもらい身にまとう喜びを改めて感じる

自分の着物でも洋服でも小物でも、持っていても着ていても文様の意味や由来を知らないことが多いですよね。
企画【着物の文様、解読します】でみおいちさんが着物の文様について教えてくれました。改めて自分の着物に愛着がわいてきました💗

みおいちさんは日本語教師で着物の着付けもでき、日本文化全体を留学生に伝えている方です。
今回企画を立ててくれました。

私が自分の着物の写真でお願いしたら、とってもていね

もっとみる