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スキ綴り

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すきなnoteを綴っています。
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記事一覧

不思議な友達

不思議な友達

「だから、ショートスリーパーとロングスリーパーって人生の時間の使い方がまったく異なるわけだろ。それなのに平等の世界ってなんなんだよ。そういうのも考慮した上で平等を謳ってほしいね」

「…先生、最後に寝たのいつですか」

「…二日前かな」

「一言もその話してないのに、『だから』って話し始めるのやめてくださいよ。それにちゃんと寝てないから不毛なこと考えちゃうんですよ。寝れないならまた添い寝しましょう

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私の「好き」は、私が好きなようにすればいい

私の「好き」は、私が好きなようにすればいい

久しぶりに新しい本を最初から最後まで読んだ、新しいドラマを最初から最後まで観た、フリーライターのaoikaraです。

ここ最近、といってもどれくらいの期間かははっきりしていないけど、一年近く、新しい本を読んだり、新しいドラマを観たりあんまりできなかった。前はプロフィールに、「趣味:読書、ドラマ鑑賞」なんて記していたけど、やってないなと思って削除したくらい。

できなくなった理由はいくつかある。本

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誰かと比べないために

誰かと比べないために

親に言われたわけではない。

上司に言われたわけでもない。

友達に言われたわけでもない。

自分の心の中でどこからともなく響いたことば。

「勝ち負けで考えているから幸せになれない。」

物心着いたころから競争を意識していた。
人より優れていると褒められる。
人より優れていると評価される。
人より優れていると自信がもてる。

人より劣っていると褒められない。
人より劣っていると評価されない。

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自分で自分を縛っていないか

自分で自分を縛っていないか

数日前、ツイッターをやめた。

仕事からの帰り道、ふと思った。もう限界だな、と。何故だか分からないけれどそう思った。とりあえずツイッターやめようかな、と思って10分後にはアカウント削除をしていた。

それまで毎日ツイッターを開いていたし、タイムラインもほぼ追っていた。馬鹿真面目な私は、ツイッターで流れてくる議論にちゃんと頭を悩ませ、正義の振りした悪意や平行線の主張の攻防を見ては心を痛め、解決するは

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2021年 今年やらないことリスト

2021年 今年やらないことリスト

2021年の抱負として「今年やらないこと」リストをまとめました。もちろんその裏返しで「今年やることリスト」もあるのでそれも別途書こうとは思うのですが、自分の悪いところは「やること」が多すぎて、結局「なんか忙しい」状態になり、中途半端になることが多いので、今年は「やらないこと」を先にまとめてみました。多少表現が荒いですが、自分にはこのぐらい強気でいかないと。

今年は、やらないと決めたことをやらない

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好きって言おう

好きって言おう

人に嫌われることがとても怖い。

たった一人に嫌われるだけで、わたしは世界の誰にも受け入れられていない居場所がない人間だと思ってしまう。

話をしている時に少しでも相手の顔色が曇ると、嫌われたのかもしれないと心配になる。
帰り道もその心配で頭がいっぱいになって、家に帰る頃にはどきどきして胸が苦しい。
ゆっくりお風呂に入ることも横になることもできずに、探りを入れるようなラインを送って、優しい返事が返

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【2】唯一無二の旅行記でありたい。

シリーズ物です。【1】からご覧ください!

夜ご飯は、検索して美味しそうだと思った料理があるお店へ。

巴丼!!うに・ほたて・いくら!あおさのみそ汁!うにもほたてもいくらもおいしいんよ…贅沢しすぎ…

シーフードサラダ!これが美味しそうでこの店に来たんですよ…わさびマヨが絡まってるカルパッチョ?そんな感じ。メニューに載っているのは取り分け前提の大きいサイズなのですが、お一人様用には1人分で作ってく

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【1】唯一無二の旅行記でありたい。

毎年恒例となっていた函館1人旅。

今年は自粛しなきゃいけないかなと思っていたけど、色々な緩和もありわたしの我慢の限界もあり、毎年より短い一泊二日となりましたが、弾丸で行って来ました。

夜勤明けでそのまま空港に向かう予定のわたし。準備もなかなかやる気になれずごにゃごにゃ言いながら。フォロワーさんの応援をいただきながらなんとか作成。いつもお世話になっております。

うさぎと暮らしているので、泊まり

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26歳、結婚がこわい

26歳、結婚がこわい

私は結婚がこわい。

ひとり、またひとり。「入籍しました」「結婚のご報告」「出産しました」って文字を眺めながら何とも言えない感情が押し寄せて来る。おめでとうと思う。心から。でも、おめでとうの次に何と続ければ正解なのかが未だに分からない。おめでとうでしかないからだ。
私も結婚したいだとか、まわりが次々に人生のコマを進めているようで焦るだとか、幸せそうで羨ましいだとか、口先では何とでも言えるのだけれど

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糖尿病の怖さは、尿の中に糖が出ることではありません

糖尿病の怖さは、尿の中に糖が出ることではありません

※2020.8.13 1部加筆修正しております。

生活習慣病のひとつ、糖尿病。
文字通り、尿の中に糖が出る病気です。

では、ここで問題です。

尿の中に糖が出たら
なにが問題なんでしょうか?

ほとんどの人がこの病気を知っているはずですが、理解している人は少ないように思います。上記の質問に答えられる人も、きっと多くはないでしょう。

というわけで、今日は糖尿病の話。

一般の人が思い浮かべる糖

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完璧主義だった私が、自分で自分にマルを出せるようになるまで

完璧主義だった私が、自分で自分にマルを出せるようになるまで

昔から、できない自分が許せない性格だった。

小1から習いはじめたピアノは、自分が納得のいく演奏ができるまで練習しつづけて、気づいたら5時間経っていたなんてこともザラだった。発表会や合唱コンクールの伴奏が終わると、「あそこはうまく弾けなかった」と一人反省会がはじまった。

最初に入った会社では、どれだけ目標を達成しても社内で表彰されても満たされず、自分のアラを探しては「どうしてこんなに仕事ができな

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誰かの言葉に呪われない

誰かの言葉に呪われない

まだ社会がこんな状況になる少し前、前の職場の人と飲みに行った時のことだ。
ちょうど1年ほど前に私はその会社を辞めたのだけど、職場の人たちとは結構仲が良くて、今でも飲みに行ったり遊びに行ったりする。その日も定期的に飲みに行くメンバーで予定を合わせていたのだが、直前になって一人から連絡がきた。

『Iさんも誘っていいですか? 来たいって言ってて』

Iさんというのは、私のひとまわり年上の女性社員だ。職

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豚の上で待ち合わせ

豚の上で待ち合わせ

日曜日。
僕は兄の家に遊びに行った。
一時に集合のところ、パートナーの都合で到着は四時過ぎになった。

男四人、そして僕達。
ポケモンの対戦を見せてもらったり、
こちらが持って行ったゲームを試してもらい

兄の手料理が登場。

とても美味しかったらしい。

そして友人が持ってきてくれたお酒とケーキも少し頂いた。

兄が二ヶ月前に誕生日だったので
ケーキは兄の誕生日仕様。

幸せな気分の僕達は
大好

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七夕物語と来ることのない明日

七夕物語と来ることのない明日

「明日なんてこない」

頭の中でずっと呪文のように唱えていた。

とある土曜の夜。
近所の公園。

となりのベンチに座っているおじさんは
木々のささやき合いに耳を傾けていた。

一方私はスミノフアイスを傾けていた。
爽やかな味に反して私の心は重苦しかった。

明日がきてほしくない。

理由は割愛するがただそれだけのことだった。



時間とは無情なものだ。
私がどんなに駄々をこねようともそいつは

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