なんだか寂しいよ

みんなが統合してから「覚えられること」と「忘れること」が増えた。 「覚えられる」ということは、きっとみんなが中で頑張ってくれてる証拠。 「忘れる」ということは、今までみんなが覚えていてくれた『この後はこれするんだよ』とか『この間こうだったよね』とか記憶力の問題。 覚えていられないのだよ、君達がいないと。 最近の口癖は【何を言おうと思ったか忘れた】 これを言うと、大体の人は機嫌が悪くなったり、「え？なんだったの？」と詰め寄ってくる。 怖い、忘れちゃったのに、思い出せないのに

「洋服を着たら」を条件に

「お風呂入ってたらアイデアが浮かんできたから洋服を着たらメモしていい！？」 お風呂からバタバタと出る自分に『いいよ』と言ってくれた。 いそいそと書いていると『メモしたらご飯よそってー』と声がかかる。 それでも集中してどんどん文章を書いてしまうのは自分の悪い癖。 ［一緒にいる時は一緒に夜ご飯を食べる］ それは決められた絶対ではないけれど、暗黙の了解だった。 この文章を書いてる間にも、相手を待たせているのである。 そろそろ怒られるのでこの辺で。

友人の定義

クラスメイトの女子が亡くなった。 理由は自殺だそうな。 前触れも無く突然亡くなった彼女に、親しい人は「どうして」「なんで相談してくれなかったの」「辛いなら言ってほしかった」 そんな言葉を並べていた。 残念ながら僕は彼女と親しい人間ではないが、「どうしてだろね」くらいは思ってしまうくらい凡庸な脳だった。 彼女はクラスでも結構人気者で、ムードメーカーだった。 男女問わず友人が多く、悩み相談が出来そうな人間なんて何人も居ただろうに。 一方僕の人生は平凡なもので、とてもじゃ

今日の運勢は

2021/02/19、金曜日、天気は晴れ。 先日見かけたガチャポンがどうしても諦めきれずに外出をした。 回した結果、推しが一発で出た。 近くだったのでサンリオショップを覗いた。 平日だからかショップ内は空いていた。 気になっていた商品の在庫を確認したくてレジで並んでいると、前のマダムがマイメロディ当りくじの「クッション」を当てた。 マダムは『小さい賞が欲しかったの、こんなに大きいと持って帰れないわ』と店員に言って困らせていた。 振り返るとそこにおれ。 『あなたこの子好

無糖の珈琲が主食の貴方へ

一ヶ月の間、一緒に居ただけだった。 貴方は土手が好きで日が落ちる前に豚のオブジェに寝転び、夕焼けを見る事が好きだった。 ブランコを占領していた子供が帰るとブランコをゆっくりと漕ぎ、夜になると星を見ていた。 残念ながら満天の星空が見える様な土地では無い。 それでも夜空を見渡し、星を指差して微笑む貴方は楽しそうだった。 貴方は食事をしないので、料理が作れないのだと勝手に決めつけていた。 「料理を作った事が無いけれど、作るしかないね」 そう言うと貴方は手際良く包丁で食材を

豚の上で待ち合わせ

日曜日。 僕は兄の家に遊びに行った。 一時に集合のところ、パートナーの都合で到着は四時過ぎになった。 男四人、そして僕達。 ポケモンの対戦を見せてもらったり、 こちらが持って行ったゲームを試してもらい 兄の手料理が登場。 とても美味しかったらしい。 そして友人が持ってきてくれたお酒とケーキも少し頂いた。 兄が二ヶ月前に誕生日だったので ケーキは兄の誕生日仕様。 幸せな気分の僕達は 大好きな人の配信を聴きながら電車に揺られた。 帰りたくなかった。 いつもなら駅の

引用note分からんからそのまま公開したった。参加というより主人格の気持ちを残したかったのでこの場を借りて。

ありがとう、これからもずっと。 #みんなでポエム書いてみた

君たちは私が小さな時からずっと一緒にいてくれたね。 私の栄養がなくて枯れそうな時も守ってくれたね。 これからもずっと一緒にいたいと思ったけれど 君たちは旅立つんだね。 君たちがいたから私はとても頑張れたよ。 でもね、これは「さよなら」じゃないんだと 私はちゃんとわかっているよ。 本当は見えなくなるとちょっぴり寂しいけれど いなくなったわけじゃないんだ。 次に繋がる旅路へと 夢に向かって大空へ。 https://note.com/maxima_s/n/nbcf16

統合治療が出来ない理由

僕達は統合がなかなか出来ない。 それは主人格が「統合をする事」を拒んでいるから。 僕達が受けている統合治療は主人格と僕達の同意が無いと統合出来ない。 僕達は「統合する覚悟」をいつでも持っている。 しかし統合が出来ないのは 主人格が覚悟をしていないから。 主人格は僕達の事を 「パートナーや家族と同じくらい大切」と言った。 それは僕達も同じだ。 いや、僕達は誰よりも主人格が大切だ。 統合とは僕達が主人格と一緒になること。 決して消える訳では無い。 それは主人格も分か

出来ない体

※この記事は下品で愚痴ばかり書いているので、苦手な方は即戻って下さい。 まだ間に合いますよ！ 下に行ったら始まりますよ！？ 同居人=主人格のパートナー 俺のパートナーではないので同居人と書きます。 『しようよ』 その言葉は聞き覚えがありすぎた。 何度も何度も聞いた言葉。 俺達の苦手な言葉。 俺達にはほとんど性欲がない。 「ほとんど」と書いたのは、手を繋ぎたいとか肩を寄せ合いたいとか、 そういうのが性欲なのか分からないから。 「いや…今日はお腹が痛くて…」 実際に腹を

文章という難解な文字

‪僕は文章を読む事が苦手です。‬ Twitterを消化するのも遅いし、人のnoteを見るのも時間がかかります。 折角フォローをしているのに、読みたいのに読めないのです。 文章を書く事は出来ます。 しかしまとまりが無く、長文になってしまいます。 上記でお察しの通り、小説も読む事が苦手です。 漫画は好きですが、一日で一冊読み切れません。 自分が気になる漫画も読めないのに、自分が気になるnoteも読めないのに パートナーに興味の無い本をどんどん勧められます。 しみけんの本二

明るいばかりが朝じゃない

僕は朝が苦手だ。 君が居なくなり、 君も居なくなる。 「ギュってして」 その言葉を繰り返す。 しかしそれは時間によって終わる。 －－－－－－－－－－－－－－－－－ 以前、主人格は朝のパートナーに 「行かないで」 と言った事がある。 その一言はパートナーを怒らせ、主人格を泣かせた。 だから精一杯の「ギュってして」 これからパートナーの居ない十二時間以上を過ごすより 僕は主人格の寂しさを紛らわす為、 もう少し身体を休めたいと思う。