まみい

まみいです。意欲的更新を辞めています。

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最近の記事

ごくごくありふれた

想像でしかなかった高校生活がいよいよ現実となったのだ。期待が不安を上回るのは当たり前といっても差し支えないと思う。特に学園モノの恋愛ゲームをずっとやってきた私にとって高校生活に夢を見るなというほうが無理があるのかもしれない。 初めての高校。初めてのクラス。初めて見る級友たちの顔は緊張が滲み出ていた。無論私も例外ではない。 一人ひとり自己紹介の場が設けられた。その場に立って名前や出身中学、趣味など各々が好きなことを大体1分程度で話さなければいけないらしい。 自分の番が終わっ

    • 専属目薬注師

      専属目薬注師がいた。今はもういない。 目薬を注すのがへたっぴだった。何度注してみても頬骨に落ちてしまう。ようやく狙いを定められたと思ったら目を瞑ってしまった。 目薬が勿体ないと見かねた友人が手伝うよと声をかけてくれた。友人はまぶたをぐいと広げた。乱暴だなと思った。そして目薬を軽く押して一滴が落ちてきた。なんだかこわいなと思ったころにはもう液体が眼全体に広がっていく感じがして、スースーした。たった一発で。ドンピシャだ。すごい。と感動したことを今でも覚えている。すると今度は両

      • Bonne nuit

        夜に朝をプレゼントしたい。 君が夜を語るなら、 私は朝になって君が来るのを待つよ。 私には難しいこととか洒落たこととか 何一つ言えないし、分からないから。 だから私は太陽になりたいと 幼稚な頭で、誰にでも分かる言葉で、 ただそう願います。 夜と朝は一緒にはいられないけれど。 それでもいいんだ。

        • 殴られたい

          そろそろ殴られる頃だと思うのに、なんか全然その時が来ないな。 なんて私の体や脳は思っているかもしれない。 力というのはいつも私の日常にあったから。 痛いことは大嫌い。人一倍怖がり。 そんな私が殴られたいだなんて、ほかの人が聞いても、私が聞いても変な話だと思う。 フラッシュバックって嫌な経験をした時にするものだと思っていた。 トリガーは、幸せ。 そんなことがあってたまるか。 虐げられることが日常になると不幸が幸せに、幸せが不幸のように思えるようになるのかも。 そんなこと、

        ごくごくありふれた

        マガジン

        • 私と彼女
          12本

        記事

          ストリートコメディアン

          一緒に帰ろうなんて言わなくても 当たり前のように並んで歩いてる またあしたが名残惜しいから 駅の前でしぜんと足が止まる でも会話は止めたくないから 話しながら次の話題を考える また帰り道で漫才やってるのって 通りがかったクラスメイトが言う 気にしたことなかったけど 会話のテンポが軽いのかも どちらかがボケてツッコむ たしかにそれっぽいかもね そう思うとなんだか今まで以上に この時間が愛おしく思えた…かも

          ストリートコメディアン

          意欲的更新をやめます

          思うところがあり、noteの更新をやめます。 具体的な話ぐだぐだと長話をしてしまう悪癖があるので、まずは結論を端的に記載しました。 とはいえこの記事をあげたらもう終わり!ということではなくて…。 現在私は意識的に月一更新を目標として記事を書いています。そうやって決めないと多分いつまで経っても書かないので。別にイヤイヤ書いているわけではなくて、面倒くさがりな性格なもので、書きたい気持ちだけじゃ書かないのですよね…。 早速悪癖が片鱗を見せ始めているのでちゃんと具体的な話をし

          意欲的更新をやめます

          玉響の逢瀬

          私の知っている夏と彼女の知っている夏はおそらく違うだろう。 だけど今晩だけはきっと同じ世界だ。そんな夜がある。 横たわって目を閉じてみて。 背がひやり。 嫋々と枝垂柳。 代わり代わりに虫の声。 ああ。あの時と何も変わっていないんだ。 彼女に近づけたような気がしてどうしてか嬉しいんだ。 ひとつ。ひとつ。 それらを丁寧に私に染み渡らせていく。 そのうちに……ぐにゃりと、世界。 そうしたら、 私も、貴方も、たったひとり。 私とお話してくれるかな。 昔話をしよう。 嫌な、

          玉響の逢瀬

          続・手を振ってみた

          どうも、まみいです。 なんか寝たくないのか知らんけど事実寝てないしかといって何かしたいわけでもないのでとりあえず更新してなかったnoteを開いてみました。 書く気はあるよ、書きたいものがないだけ。というか書きたいものがあってもまとまってないのとかあるし。 既にお察しいただけている可能性もありますが、かなりぐでぐでした状態でスマホでぽちぽちしています。 スマホで投稿する記事はぐで率高め。 まあ放っておくとすぐ気張った文章(当社比)書きがちなので。 気張るかだらだらの2択しかな

          続・手を振ってみた

          情死

          春は死んだ。 わたしがころした。 春に殺された。 出会いと別れ。 死んでは生まれ。 草木は息絶え、 玉火が芽吹く。 春心はとうに枯れた。 きみは春に似ている。 ----- きみをころせばきみに逢えるだろうか。 わたし? わたしはいきるよ。 だってわたしがいきていなくちゃあ どうやってきみを捜すのさ。 ああ、こんなところにいたんだ。 そりゃなかなか見つからないわけだ。 ----- 咳が止まらない。 記憶の再燃が止まらない。 花なんて吐けないのに

          愛ってなんだろうニャ?

          PSゲームの名作の一つに「どこでもいっしょ」というゲームがある。 簡潔に説明すると、ポケピと呼ばれるキャラクターに言葉を教えたり、教えた言葉で会話を楽しむようなコミュニケーションゲームだ。 本記事のタイトルは、ポケピのうちの一人である井上トロの発言である。 (どこでもいっしょの発売日は1997年7月なので私とはゴリゴリのタメなのである) (ホント90年代のゲーム大好き) 井上トロはいつか人間になることを夢見ているネコだ。 物心ついた頃にはダンボールの中にいた。トロは捨て猫

          愛ってなんだろうニャ?

          例えばね、サンリオとかシナモンとか ほんと何でもいいのだけど なにか見かけた時に「あっ」って私のこと思い出してくれたら すごく幸せなんだ (ほんとなんていうか、承認欲求みたいなものなんだけどね)

          例えばね、サンリオとかシナモンとか ほんと何でもいいのだけど なにか見かけた時に「あっ」って私のこと思い出してくれたら すごく幸せなんだ (ほんとなんていうか、承認欲求みたいなものなんだけどね)

          凍晴

          「あなたが未来を幸せに生きることで過去が救われるんだよ」 どんな話の流れでこの会話になったのかは覚えていない。 でもこんなことを言われるってことは何か喋っちゃったんだろうな私。 すごく嫌だった。 何がそんなに嫌だったのかな。分からない。 でも、嫌だなあと思った。 月並みな言葉だから?分かったようなことを言うな?そんな思い上がった感情はない。 ただ、そうだなあ。その言葉を受け入れてしまうと私が消えちゃいそう。 理屈は分かるよ。私だって馬鹿じゃないもの。でも結局受け入れら

          南天

          今年もお世話になりました。 まみいです。 今年1月のnoteを見返したのですが幸先悪くないぜと書いてありました。 12月の今は終わりよければすべてよしだなぁと思っています。 2022年も良いこと悪いこと色々ありましたが(ちなみにそのほとんどを覚えていません)オセロ方式で2022年は良い感じってことになるかなと思います。 2023年はとにもかくにもあまりにもゲームラインナップが素晴らしすぎるので最高の一年が約束されております。楽しみだなへへへ。 改めて月一noteを見返し

          ピンポンマム

          みなさまいかがお過ごし!? まみいです。 今月はもう頭の中ずっとポケモンでしたね。発売日は11月の後半なのにね。 繋ぎのつもりはなかったのですが結果として繋ぎになってしまったあつ森がかわいそうです。 あの島は発展途上で終わりです。 …いや気が向いたらまたやりますから。はい。 いやどうしよ、何書こうかな。 今月はなんか頭と精神がそれぞれあっちこっちにトリップしてしまってるので記憶ないというかなんというか。法に触れることはしていませんのでご安心ください。ところで今月の私、言

          ピンポンマム

          迷子、迷走。

          過去が前を向き未来が後ろを向いた時、 私とあなたは初めて見つめ合える。 未来の私がそう遺したから 私は過去に戻ってみたのに。 あなたはどこにもいないじゃない。 結局未来は前を向くことしかできないのかな。 私はもうそっちに戻れる気がしないよ。 タイムマシーンが壊れちゃったからね。 ねえ、確かに私は未来の私だった。 だから分かるよ、未来の私も時間を戻せば今の私だったこと。 でも本当かな、今の私が未来の私になれるのかな? あなたを探してもうどのぐらいだろう。 私はいつだっ

          迷子、迷走。

          ネリネ

          まみいです。 先月はずっとゲームの話をしていましたが(通常運転)、やたらと現実味がないのは今も同じです。 とはいえずっと同じ話をするのもなんとなく憚られますので違う話をしようと思いますが…何から話しましょうかね。 月末にnoteを書くようにすると「もう月末か」だとか「やっとか」だとかそれなりの感想が出てくるわけですが、今にいたってはもう10月も終わるのかとそんな気持ちです。 というのも先月末は遠出をしており、あの日からもうひと月ほど経過したのかという驚きに近い部分があ