迷子、迷走。
過去が前を向き未来が後ろを向いた時、
私とあなたは初めて見つめ合える。
未来の私がそう遺したから
私は過去に戻ってみたのに。
あなたはどこにもいないじゃない。
結局未来は前を向くことしかできないのかな。
私はもうそっちに戻れる気がしないよ。
タイムマシーンが壊れちゃったからね。
ねえ、確かに私は未来の私だった。
だから分かるよ、未来の私も時間を戻せば今の私だったこと。
でも本当かな、今の私が未来の私になれるのかな?
あなたを探してもうどのぐらいだろう。
私はいつだってあなたを忘れたことはないよ。
ほら今だってこんなにも考えている。
輪郭はぼやけてしまっているけど。
あなたを一人にしないために私がいたけど、
一人だったのは私だったのかな。
ああ、そうだ。
あなたに会ったのが二周前。
あなたに会えないままお互いがもがき苦しんだのが一周前。
そうだ、あの日のブランコは冷たかった。
たったひとりぼっちな気がした。
あなたとかくれんぼをしたね。
幸せだったのだね。
変わらないのは、
踏まれた枯葉の音だけだ。
今は、どこにもいないね。
まさか、死んじゃったの?
読んでくださりありがとうございます!! ちなみにサポートは私の幸せに直接つながります(訳:おいしいもの食べます)