マガジンのカバー画像

【詩】

214
日常の呟きとか頭の中とか……
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

【詩54】仮面

【詩54】仮面

妻の自慢をしてるって
仲良し夫婦なんだって
子煩悩なんだって
よその子にも優しいって
気遣いの人なんだって
よく差し入れしてもらってるって

謝ってばかりだったなあ
悪いところは直すからって
泣き止ませろって言われたなあ
赤ん坊って泣くものなのに
ぷいっと出掛けたなあ
話し合いも喧嘩でもしたかったのに

心の中を読めないことに
子どもが居なければと言われることに
劣等感を持たれてしまうことに
家と

もっとみる
【詩53】片手間

【詩53】片手間

勉強だって
家事だって
育児だって
仕事だって
介護だって
それなりに本気だった

やりたくないときもあった
楽しくないこともあった
代わって欲しいときもあった
嫌いになったこともあった
投げ出したいこともあった
でもそこには喜びもあった

気持ちを上げるツール
発想の転換
時短の工夫
手間を省く方法
いつまでも取れない疲れ
眠れない夜

それでもやらなければならなかった時
解からない人からは言わ

もっとみる

【改題】
1/11(水)投稿の『詩8』を『詩』➡️『息をするように』に改題しました

だから何?
いえただの自己満足です😊
息をするように書いております

ご高読お願いします
既読の方はもう一度🙇‍♀️⤵️

https://note.com/chari_lele/n/n92a60cb01f88

【詩52】7時間

【詩52】7時間

時間に遅れて走ってる
支払いを忘れて呆れてる
服装が判からなくて困ってる
準備ができてなくて焦ってる
間違えて言い訳してる

他人がやったら溜息が漏れるかも
舌打ちしたくなるかも
嫌味を言いたくなるかも
罵倒したくなるかも
夢なら醒めてと祈りに祈る

謝り通しだった
ほとほと嫌気がさした
さんざん責めたてた
向いていないと悲観した
本当に目が醒めた寒い朝

【後記】
何だ夢オチかよ‼︎
はい反則技

もっとみる
【詩51】無意識

【詩51】無意識

そんなこと書いてませんけど?
そんなこと思ってませんけど?
そんなこと言ってませんけど? 
って攻撃しないでくれますか

書いたとは書いてません
思ったとは思ってません
言ったとは言ってません
深読みしないでくれますか

誤解させて悪かったね
優しいのね有難う
残念だったね
正論をかざさずにお見舞いを贈っとく

気づいてないんだろうね
考え抜いて絞り出した一言に
想像できないんだろうね
傷ついてる

もっとみる
【詩50】遅い朝

【詩50】遅い朝

すっかり明るくなった青い空
寒さに似合う雪の雲
思い思いに白い帽子を被った
屋根、車、大きな金木犀、名前を知らない草花
ピアノ教室の音色
9時半のラジオ体操
10時半の脱水
ああ土曜日だった
湿った洗濯物を干して行く

【後記】
ただの寝坊です😂
3時過ぎに寝て(早く寝ましょうね)浅眠、6時過ぎに目が覚めてもうちょっとと思ったら9時過ぎ😳
休職中だし睡眠障害持ちだし曜日には関係ない生活をしてい

もっとみる
【詩49】違い

【詩49】違い

違うところが沢山あります

生理があります
何十年も生理用品を買い続けます
お金がかかります
体調や気分が悪くなることがあります
仕事をします
初めから採用方法や待遇が
異なることがあります
同じような仕事でも収入が
少なく設定されていることがあります
結婚する人もしない人も居ます
殆どの人の苗字が変わります
変わらない人も居ます
家事をする人もしない人も居ます
分担する人も居ます
家事をしても褒

もっとみる
【詩48】我が振り

【詩48】我が振り

前はこうだった
普通はそうするもの
いつもと違うのでは
皆んなやってる
今時の人は
お年寄りは

私なら?

固定観念に縛られてないか
既得権にしがみ付いてないか
偏った見方をしていないか
頭が固くなってないか
新しいことを拒んでないか
知らないことを恐れていないか

踏み出すことに躊躇いは要らない

【後記】
老害と呟いておいて、じゃあ自分はどうなのよ?と即ツッコミました😅

【謝辞】
渡辺健

もっとみる
【詩47】ラジオの中

【詩47】ラジオの中

渋滞は50kmです
雪による規制で通行止めです
ラッキーアイテムはダウンジャケット
暖かくしてお過ごし下さい
ヒートショックにご注意下さい

Uターンラッシュより長い車列
それでも運ばなければならない荷物
幸運を齎さなくても寒いから着る
追い焚き機能や浴室暖房がなくても
暖かいスタジオから喚起されてしまう

【後記】
ラジオは好きです💕
DJさんもアナウンサーさんも雪の中❄️を朝早くからご出勤さ

もっとみる
【詩46】対照

【詩46】対照

突き刺さる空気
眩しい空
くっきり見える屋根
明るむ気分

目覚めたときには居なかった
出勤できたんだね
ラジオからはいつもの声
いつもの様に始まっている朝

雫が垂れる音
徐行する車
静かな道
自転車は通らない

【後記】
青空と雪雲のコントラスト
薄く積もった雪で却ってはっきりと見える屋根や木々
車が通った跡と雪が残った道をそろりと歩くコントラスト
前夜から仕事に行けるか気を揉んでいた娘は早目

もっとみる
【詩45】生きて行く

【詩45】生きて行く

30代共働き子どもは4人
世帯年収は2千万円弱
余裕のある暮らしとは
ほど遠い実感があるらしい
ええっ?と驚いたというのが本音

3年前の児童手当のお話
所得制限を僅かに超えてしまい
医療費控除の特例を使って
期限切れの常備薬を
まとめて買い替えたって、マジ?

めでたく児童手当を受けられた
これで習い事も我慢しなくていい
良かったねって言うべきなのか?
めでたしめでたしなのか?

給食だけが栄養

もっとみる
【詩44】命

【詩44】命

社会機能を
維持できるかどうかの瀬戸際?
出生率を反転させなければならない?

パズルのピースなんかじゃない
チェスの駒なんかじゃない
社会の宝だけど社会の持ち物じゃない

産み育みたくならないのは
何故なの
誰のせいなの

宝物が生まれる世界を壊さないで
産みたい気持ちを萎えさせないで
親になりたい気持ちを諦めさせないで

【後記】
朝新聞に目を通すと目指すのは数字なの?経済なの?とガッカリ‍す

もっとみる
【詩43】負い目

【詩43】負い目

書きたいから書いている
忘れる為に書いている
読んで欲しくて書いている

書くと整理された気持ちになれる
書けば覚えておく必要がなくなる
書いてしまえば手放せる

自己満足
そして自己顕示
誰も喜ばそうとしていない

【後記】
ある方が出版について【喜んでもらおうという気持ちが大切】と書いていらっしゃった
書いているときはほんの小さな欠片ほども喜んでもらおうとは思っていないことに気づいた
メンター

もっとみる
【詩42】当たり前

【詩42】当たり前

そうだったそうだった
レバーを上げても出ないんだった
案内を貰ってたんだった
忘れてたけど洗濯が済んでて良かった

避難生活をしたではないか
給水車に並んだではないか
公園で水を汲んだではないか
宝物のように使ったではないか

使えることに感謝しているか
限りがあると意識しているか
甕を持って求め歩く子を思い出すか
命が失われることを忘れていないか

今朝の断水は幸せな断水だった

【後記】
あっ

もっとみる