記事一覧
肉体、滅びる藝術 金森穣『闘う舞踊団』
金森穣の『闘う舞踏団』を購入して読んでいる。
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属劇団であるNoismの誕生の軌跡が描かれている。
そもそも私は、ドキュメンタリー的な映画、本が好きだ。
映画でも、困難の末に出来上がる制作秘話などが好きであり、下手したら、本編よりも好きだ。って、それは、制作している人からしたらがっくし、かもしれないが、然し、素晴らしいものを作るのは、大抵、一朝一夕ではないも
書店パトロール61 言語大戦
書店パトロールは始めるとキリがない。
本は無限にあり、たくさんの魅力的な本がある。
まずは発売されたばかりのこの本を手に取る。
映画監督、ラナ・ゴゴベリゼ。ジョージアの映画、などは、私は全然守備範囲ではない。
この本は高額だった。6,000円以上する!た、高い〜。
然し、重要な本である。
御年95歳!ラナ・ゴゴベリゼ。一昨年、新作『金の糸』が公開されているが、私は未見だ。
ジョージア、という
『エイリアン・ロムルス』 全部てんこ盛りで大満足。
『エイリアン・ロムルス』を鑑賞する。Tジョイ京都にて。
以下、ネタバレで書く。
『エイリアン』シリーズは『エイリアンVSプレデター』シリーズ以外は全て鑑賞している。
私が好きなのは『エイリアン4』と『エイリアン・コヴェナント』である。
グログロが好きなのである。
今作はどうかというと、まぁ、結構なグログロである。エロはない。まぁ、性的なモティーフとしてエイリアンを映すシーンはある。
監督は、
『屋根裏のラジャー』に見る空想シェアリング
Netflixの配信で『屋根裏のラジャー』を鑑賞する。
昨年の12月に拡大公開され、興行的に大コケしてしまった作品だが、本当には映画館で観ようと思っていた。
私はそれなりに当たると思っていたのだが、然し、世間はそれほど興味がなかったようだろう。
それでもスタジオポノックの『メアリと魔女の花』など、興行収入で30億円を超えているのだから、夏休み興行と冬休み興行の差はあれど、20億円くらいは稼ぐと思
書店パトロール59 美しき歌集たちよ、結婚してくれないか。
アウト・オブ・眼中はよく聞いたが、『アウト・オブ・民藝』は初見だった。民藝絡みの本である。
私は、民藝に関して明るくないのでよく識らないのだが、この本は、トークをまとめた本であり、非常に読みやすく、また、紙質がざらついているのが非常に良い。
民藝、柳宗悦、つまりは、『美の壺』などを観ているとよく聞く名前でありワードであるが、これを気に読んでみようかな、と思ったが諦める。
何故ならば、お金がないか
『プリディスティネーション』的パラドクス『ターミネーター0』
Netflixで『ターミネーター0』を鑑賞。
8月29日に配信されたばかりのホヤホヤで、全8話、1話30分弱である。
まず、アニメーションである。プロダクションIGが制作している。
なぜ『ターミネーター』がアニメに……?
そういえば、今度、指輪物語、『ロード・オブ・ザ・リング』がアニメ化する。
監督は神山健治。然し、なんというか、若干、昔のアニメーション感が強く感じるが、私はローハンが好きだ
書店パトロール58 中村森、『太陽帆船』出航! 良い歌集との出会い
台風が迫っている。
然し、今回の台風はノロノロで、予定もオロオロである。
書店員さんは、そんな日でもお仕事を頑張っておられる。大変な仕事だ。
実は、私も昔、書店でアルバイトをしていた。本は、薄利多売である。だから、万引きは許されないのだ。本の利益、10冊の単行本の利益を1発で帳消しにする万引き。これは許されない。
さて、店内をパトロールしていると、まず目についたのが、『レーエンデの歩き方』。
書店パトロール57 ダリダリーン
先日、また三島と目が合った。三島由紀夫、に、まつわる本の新刊である。
『三島由紀夫 街歩き手帖』。
三島由紀夫が小説の舞台にしている場所、乃至は小説を執筆していた場所、それらを取り上げて紹介している本。
私は三島、には、大して興味はない。だが、三島、と、いえば、山上憶良、じゃなかった、山の上ホテルの常連だったことも有名であり、それはかなりの初歩的情報のため、やはり掲載されていた。私は、ホテルが
サファイアが一番好き 私の人形愛
人形、と、いうものに、非常に興味がある私である。
そんな私のもとに、一通のメルマガが届く。
この秋に、大阪のフェニーチェ堺において、チェコの人形劇の上演がある、というのだ。チェコ、それは、人形劇のメッカ。調べてみると、なんと、ロームシアター京都でも上演されるようで、うーん、観たいなぁ、という思いが募る。
チョコの人形劇、ということで、私は一つの小説を思い出していた。
私の好きな小説家の津原泰