映画「箱男」を鑑賞。安部公房の50年前の原作を実写化。 久々に難解な世界観を堪能。 段ボールの穴から外の世界を覗き込むと共感できるという。 わたしも、あなたも、みな居場所を必要としている。 主人公はかなぐり捨てて街をさまよう。 スマホ病の現代人を問いただすメッセージ性を感じた。
積読の海に溺れそうです。 どうしてこんなに集めたのか。 足りないものが多すぎるのだ。 昨晩、もしも命の期限が短いとわかったらどの本を読むか? と、自分に問うたところ、 「ドストエフスキーと安部公房」 との答えが出た。 早急に取り掛かりたいと思う。
写真家ではない人が撮る写真が好きです。 谷川俊太郎さんの詩と写真の組み合わせ。 映画ではなく、若き日のスタンリー・キューブリックが撮った写真。 そしてこの度、生誕100年を記念した安部公房の写真集。
「貝殻草のにおいを嗅ぐと、魚になった夢を見るという」 「失敗は少しも後悔の理由にはならない。べつに結末のために生きてきたわけではないからだ。」