アルコール依存に悩む俺が『習慣と脳の科学 どうしても変えられないのはどうしてか』を読む
アルコール依存症と医者に診断されて10年弱が経つ。が、直接的な健康被害は今のところほとんど出ていないし、ーー否認の病気であることも重なりーー「俺はそこまで酒に依存していない」いう自認のもと、1日の始まりのルーティンとして、毎朝、近所の散歩と純アルコール量30〜50gの飲酒を欠かさず行っている。
こうした生活習慣が褒められたものでないとは理解している。が、なかなかどうして改められない。なぜか。考えてみる……。のだが、まどろむ脳は「まあええやろ」と判断を下し、右手人差し指でタカ