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雑文エッセイ日記コラムプロレス諸々

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その名の通りです。
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2023年10月の記事一覧

「森下翔太選手」と「Mさん」の共通項

「森下翔太選手」と「Mさん」の共通項

初戦は0-8で阪神、第2戦は8-0でオリックス。

両チームの力と傾向が近い事実を象徴するスコアだと感じました。

阪神ファンとして気になるのは、やはり3番の森下翔太選手です。

初戦はランエンドヒットのサインが出たと思しき局面で見逃し三振。第2戦初回の同じシチュエーションではライトフライ。3回はゴロこそ打てたけど右方向ではなく、ゲッツーになりました。

進塁打が望まれる場面でことごとく空回り。

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「前後裁断」&「ピストルズも無冠」

「前後裁断」&「ピストルズも無冠」

冬が見えてきました。

いろいろな意味で寒気を覚えるシーズンです。人手不足の状況で繁忙期をいかに乗り切るか? 

いつも頭の片隅に置いておくのは、故・野村克也さんの著書で学んだ「前後裁断」。禅の言葉らしいです。過去も未来も気にせず、目の前のいまに意識を傾ける。

どれだけ大勢並んでいようが、一度に接客できるのはひと組です。ほぼサシの勝負。それを定時まで繰り返せばいい。

マイペースで落ち着いて挑め

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「犬猿タッグの副産物」と「書店の新人研修」

「犬猿タッグの副産物」と「書店の新人研修」

これ見たかったです。

新日本プロレス・永田裕志選手の「白目」って、プロレスファン以外の人にどれぐらい認知されているのでしょうか? 

彼が対戦相手の身体をうつ伏せにし、腕を固めると途端にカメラが寄ります。場内からは「白目!」チャントが沸き起こる。少し前までは当たり前の光景でした。

ただここ数年はあまり見られなかった気がします。カードを組まれる機会が減ったし、試合に出たとしても多人数タッグが多く

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「リーダーの改革」に選手が応えた賜物

「リーダーの改革」に選手が応えた賜物

9年ぶりの日本シリーズ進出、おめでとうございます!!

第3戦はnoteを書きつつradikoで聴いていました。

大事なところで桐敷投手が2回無失点。どのイニングのどの局面で投げても素晴らしい仕事をしてくれる。まさに「スペードのエース」です。

最後の締めはもちろんセーブ王の岩崎投手。一打同点の走者こそ出したものの、きっちり抑えてくれました。さすがです。

実況のアナウンサーが彼のチェンジアップ

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「逃げちゃダメだ」or「逃げる」論

「逃げちゃダメだ」or「逃げる」論

少し前にこんな記事を書きました。

自分のnoteに影響され、先日「水滸伝・天命の誓い」を久し振りにクリアしました。しかし調子に乗って「信長の野望・全国版」のシナリオ1(17ヶ国モード)をプレイしたところ、なんと5回連続でゲームオーバー。

美濃の斎藤義龍や伊賀の六角義賢を選ぶと、いきなり謀反が発生したり隣国から攻め込まれたりしてあっさり終わることは珍しくありません。しかし私が選択したのは三好長慶

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「広島」と「阪神」を肌で知る指揮官

「広島」と「阪神」を肌で知る指揮官

カープが来ましたか。

私は阪神ファンです。リーグ優勝が決まってCSのことを考えた際、最初に頭に浮かんだのは「DeNAの方が嫌だな」でした。甲子園で負けが込んでいたし、牧選手にかなり打たれていたので。

ただファーストステージを連勝で突破したカープの勢いは脅威に感じます。もしかしたら新井監督の存在が大きいのかもしれない。

近年のカープの指揮官は、生え抜きで他球団へ移籍せずに引退した人が多い印象を

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「岩崎投手ありがとう」&「敗戦処理にも光を」

「岩崎投手ありがとう」&「敗戦処理にも光を」

おめでとうございます。

阪神タイガースの守護神・岩崎優(いわざき すぐる)投手が最多セーブの栄冠を手にしました。長年ブルペンを支えてくれていますが、意外にもこれが初タイトルとのこと。

スアレス投手の退団とケラー投手の不調に伴い、昨年はクローザー。今シーズンは8回に投げる従来の役回りに戻っていました。しかし湯浅投手が怪我で離脱したことで5月からクローザーへ復帰。それでセーブ王に輝いたのだから頭が

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「奇跡の新刊」と「絶対的な支配者」

「奇跡の新刊」と「絶対的な支配者」

「ベルセルク」42巻、発売日に買いました。

作者である三浦建太郎さんが亡くなり、未完もやむなしと考えていたので嬉しいです。連載再開のために尽力してくださった関係者の皆さま、監修を担う森恒二さん、そしてスタジオ我画の方々、ありがとうございます。

絵の説得力と広大な世界観はそのままに、物語を再構築していくうえでよくいえば文学的な、悪くいうと曖昧になっていた部分を割り切り、クリアにした印象を受けまし

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「中邑真輔=ニッポニアニッポン」理論

「中邑真輔=ニッポニアニッポン」理論

職場の昼休みにスマートフォンで観戦しました。

休憩時間内に終わらなかったらどうしようとヒヤヒヤしましたが、最後まで見届けることができました。

今度こそと思ったけど現実は厳しい。フィニッシャーであるキンシャサ(走り込んでのヒザ蹴り)をぶち込み、コーナーへ立て掛けたテーブルに叩きつけたときは「決まった!」と確信したのですが。

帰宅後に改めて入場から観ました。白装束の下に黒と赤のつなぎ。プロレスリ

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「アントニオ猪木をさがして」で私が探したい答え

「アントニオ猪木をさがして」で私が探したい答え

本日公開です。

私がプロレスに興味を持ち始めたのは1988年で、当時猪木さんは45歳でした。テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」で初めて見た彼のシングルマッチは、7月に開催された「IWGPヘビー級王座挑戦者決定リーグ戦」の開幕戦。長州力さんに敗れた試合です。

本来は「一騎打ちで猪木が負けた!」と驚くところ。しかし実はそうでもなかった。

その頃の「ワールド~」は、オープニングで放送する全試合

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ハードボイルド書店員の「職を失った思い出」

ハードボイルド書店員の「職を失った思い出」

マジか。

まだ30歳と29歳。しかも一軍で実績を残していて知名度も十分。プロスポーツの厳しい現実を感じずにはいられません。

2016年の高山選手はすごかったです。広角に打てるし、ワンバウンド気味のボールでもすくい上げてヒットにしてしまう。当たり前のようにタイムリーを量産する姿には新人とは思えぬ貫禄が漂っていました。

北條選手も金本監督の下で活躍したひとり。守備範囲の広さとパワフルな打撃を売り

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イチ書店員が選ぶ「キャプテン翼」のベストマッチ

イチ書店員が選ぶ「キャプテン翼」のベストマッチ

先日第1話が放送されて話題になりました。

最初のアニメを見て育った世代です。当時の私は、なぜか翼くんと松山くんをどちらも「翼くん」だと思い込んでいました。

いちばん好きなのはゴールキーパーの若林くん。小学生編の全国大会決勝で見せた活躍に痺れました。前半の無双っぷりもカッコいいけど、真骨頂は怪我が再発した後半です。たしか再延長で日向くんのオーバーヘッドをセーブしたはず。「ここで止めなかったら、俺

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