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(じぶん用)何度も読み返したい記事

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#北欧

北欧の国に幸せはない

北欧の国に幸せはない

「世界一幸せな国ってどんなだろう」
「行って住んでみれば何か変わるかもしれない」
フィンランドに留学に行く前、そう思っていたわたしは本当に幸せを「追い求めるもの」と認識して過ごしていたなと今はとても俯瞰して見ている。

ただ、行ってよかったと、本当に心の底からそう思う。
行ってわかったことがあるから、その後触れられた今の価値観が心の底から尊いものだと思えるなと今は感じている。

北欧の国へ行くとき

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Trip|写真で旅する冬のフィンランド 〈02.クリスマスマーケットと聖ルシア祭〉

Trip|写真で旅する冬のフィンランド 〈02.クリスマスマーケットと聖ルシア祭〉

2022年の12月、4年ぶりのフィンランドに行ってきました。前回のセイナヨキに続き、今回は旅のもうひとつの目的、クリスマスマーケットと聖ルシア祭の様子をお届けします。

フィンランドに到着した翌日、12月1日にスタートしたヘルシンキ大聖堂前のクリスマスマーケット。うっすらと雪がかかる三角屋根がずらりと並ぶ様子に心が弾みます。

さっそくマーケットの中へ。三角屋根のブースには、さまざまなクリスマスの

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Lifestyle|17歳、フィンランドからの手紙 〈12.北極圏の暮らし〉

Lifestyle|17歳、フィンランドからの手紙 〈12.北極圏の暮らし〉

Moi!cocoroです。

フィンランドの北極圏、スウェーデンとの国境近くにあるRaanujärvi(ラーヌヤルビ)という小さな村。1月の初め、その村に暮らす日本人女性のユリハリユ勝美さんを訪ねました。

勝美さんがフィンランドへ移住したのは、2007年の春のこと。日本で出会ったフィンランド人のパートナーと一緒に、北極圏にあるラップランド大学へ入学。手工芸に関心があった勝美さんはテキスタイルデザ

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Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈07. TeeMaa〉

Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈07. TeeMaa〉

ヘルシンキでは今、コーヒーだけでなく「お茶」が密かなブーム。

そこで今回は、新しいティールームが続々とオープンする中で、特に人気のスポットをご紹介します。

お店の名前は「TeeMaa(テーマー)」。ヘルシンキの中心地、カンッピ駅から徒歩8分のアクセスしやすい場所にあります。

店名は、直訳すると「お茶の世界」でしょうか。余談ですが「Maa」は「世界・国・田舎・土・地面」など、10個以上の異なる

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Lifestyle|17歳、フィンランドからの手紙 〈11. ロヴァニエミ旅行記 vol.2〉

Lifestyle|17歳、フィンランドからの手紙 〈11. ロヴァニエミ旅行記 vol.2〉

モイ!cocoroです。

前回に続き、ロヴァニエミでのひとり旅・後編をお伝えします。

ロヴァニエミの中心街はケミ川という大きな川で周りを囲まれていて、それをまたぐ橋は2つ。ひとつは北東へ、そして私が目指すOonasvaara(オーナスヴァ―ラ)は、南東へ向かう橋を渡った先にあります。

この日、私がしたかったこと。それは冬の森のハイキング。ロヴァニエミにはたくさん自然を楽しめるスポットがありま

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フィンランド生活330日目|コペンハーゲンの川辺で本を読んでみた

フィンランド生活330日目|コペンハーゲンの川辺で本を読んでみた

Moikka! Olen mitsuki.🍄

今日は街をぶらぶら歩いたり、Denmark Architecture Centerに行ったり、河原でのんびり本を読んだりして、コペンハーゲンの夏の楽しみ方をちょっと真似してみたよ。

中でも河原で本を読むのはすごく気持ち良かった。川辺に柵が無いから開放感がある。水の音が聞こえたり、人の話し声が遠くから聞こえたりする。気温も28℃で日影にいれば風が涼

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フィンランド生活325日目|ノルウェー民族博物館に行ったよ

フィンランド生活325日目|ノルウェー民族博物館に行ったよ

Moikka! Olen mitsuki.🍄

今日もオスロの街を楽しんだよ✨

ノルウェー民族博物館

昨日はモダンカルチャーだから今日は歴史を知りたいねという事で、ノルウェー民族博物館へ。
めちゃ面白かった!無料ガイドツアーに参加したんだけど、楽しく分かりやすい解説で聞いていて飽きないガイドだったのでオススメ。

Fiskeriet Youngstorget

お昼にシーフードを食べたよ◎

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Lifestyle|フィンランドのクリエーター図鑑 〈06. エイヤ・コスキ〉

Lifestyle|フィンランドのクリエーター図鑑 〈06. エイヤ・コスキ〉

首都ヘルシンキから北西へ370km。ポホヤンマー地方に位置するヴァーサは、ボスニア湾に面した学園都市。スウェーデン語を母語とするスウェーデン系フィンランド人の文化の中心地として重要な役割を担っています。

隣り合うムスタサーリでも、7割近くの住民がスウェーデン語を母語とします。南部はどこまでも続く田園地帯。この町の住民わずか50人の小さな村マルトイネンを拠点に活動するのが、ヒンメリストのエイヤ・コ

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Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈03. Konditoria Hopia〉

Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈03. Konditoria Hopia〉

近頃のヘルシンキは、秋もすっかり深まり、連日の雨で落ちた色とりどりの枯れ葉たちが、カラフルな絨毯をつくって街に彩りを添えています。

貴重な秋晴れの空がどこまでも続くある日、短いフィンランドの秋が去ってしまう前にと、ヘルシンキ中央駅のすぐ裏、トーロ湾沿いのヘスペリア公園にお散歩に行きました。一面が黄色に染まるこの公園は、秋のお散歩にうってつけの場所です。

そこから西に真っ直ぐに伸びた、ヘスペリア

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Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈08.雪景色とサーミ博物館〉

Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈08.雪景色とサーミ博物館〉

アアルト大学院でアート教育やアート思考を学ぶまりこさんが、フィンランドのおすすめスポットやイベント、現地に暮らす人々の声をお届けします。

先日、フィンランド北部の都市・イナリ(Inari)に行ってきました。イナリはノルウェーとの国境近くに位置し、フィンランドの観光都市としては最北と言われています。

こちらはお昼の12時に撮った写真です。ヘルシンキとは異なり、一面が雪で覆われていました。歩くと雪

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Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈17.自然と共にあるフィンランドのアート〉

Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈17.自然と共にあるフィンランドのアート〉

フィンランドでは雪が降り始め、白い世界が広がっています。フィンランドに来て約2年半、先日に修士論文を書き終え、大学院を卒業しました。そのため、こちらのコラムも今回が最後となります。

フィンランドでは、自然をテーマにしたアート作品が多くみられました。厳しい気候のせいか、その多くはどこか哀愁が漂い、その中に強さがあるように感じました。絵画においては、優しいタッチや色使いと静かなトーンで、見ていて心が

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デンマークのお宅を訪ねてvol.3

デンマークのお宅を訪ねてvol.3

日本に帰国してすぐに鎌倉に引越しをしまして、かれこれ1年が経ちました。今は山奥の小さな和風のお家に、北欧で買い集めたインテリアを施して暮らしています。

私の家は昔ながらの木製の窓枠で、北欧もほとんどの家が木製の窓枠です。家の中にいても木質感を感じられる古民家と北欧のインテリアはとてもマッチすることに気づいてからは、日本での暮らしもとても楽しくなってきました!

今週にはデンマークのロッキングチェ

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デンマークのお宅を訪ねてvol.2

デンマークのお宅を訪ねてvol.2

お久しぶりです!半年ぶりの更新となりました。
インスタグラムのストーリーくらい気軽に投稿できると続けられるのですが、ブログとなると一気にハードルが上がります。
暮らし系Youtubeも憧れますが、撮影して編集となると1年に1本くらいしかあげられなさそうで手が出せません。誰か撮影して編集してくれないかな…(他力本願)

さて、デンマークでの暮らしも思い返せばもう2年前となりました。北欧に行けばきっと

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デンマークのお宅を訪ねてvol.1【後半】

デンマークのお宅を訪ねてvol.1【後半】

前回はわたしが泊まったゲストスペースをご紹介しましたが、
今回はおばあさんが暮らすプライベートスペースをご紹介します。
※おばあさんが写真掲載を許可してくれました!感謝です。

まずはこちらのキッチンから。

コンロ、シンク、収納+作業スペースと3つの島に分かれています。

コンロは暖炉の煙突に沿って。お気に入りはこのオーブン。日本ですとオーブンは電子レンジと一体型が多く、カウンターの上に置きます

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