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#戦略的な伝え方

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「言葉をうまく伝えるには?」「アイデアはどう作る?」「広告を分析してわかること」など、ビジネスシーンで役立つ記事をまとめました。
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#コピーライター

【伝わる言葉】知っておくべきインフォメーションとコミュニケーションの違い

【伝わる言葉】知っておくべきインフォメーションとコミュニケーションの違い

突然ですが、あなたはインフォメーションとコミュニケーションの違いがわかりますか?

言葉が違うんだから当然でしょう、と思うかもしれません。でも、説明してくださいと言われるとちょっと難しい。

実はこれ、言葉を伝えるうえで最初に理解しておくべきポイントだったりします。あなたが誰かに言葉を伝えるとき、持っておいてほしいスタンスとも言えます。

今回は、伊藤公一さんが書いた『なんだ、けっきょく最後は言葉

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コピーライターにとって「戻し」はチャンスだ

コピーライターにとって「戻し」はチャンスだ

「戻し」とは、広告業界において「フィードバック」と同じ意味で使われるもの。人によっては「ダメ出し」のほうがイメージがわくかもしれません。広告業界では、戻しという言葉を口にしない日はないと言ってもいいです。

今回は、そんな戻しについて書いてみたいと思います。コピーライターにとって戻しはピンチなのか。いえ、チャンスです。

戻してくるのはクライアントだけではないわたしはずっとこの戻しがいやでした。一

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【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

子どもの発想って面白いなと思います。
私自身子どもはいませんが、世のパパとママがSNSに投稿した、わが子のおもしろ発言や珍行動を見るのが好きです。その微笑ましさについ、いいねを押しちゃいます。

少し前、職場の先輩からもらった本にも子どもたちの豊かな感性が溢れていました。

朝日新聞生活面の「あのね 子どものつぶやき」という投稿欄に寄せられた、子どもたちのかわいい「つぶやき」。その中の選りすぐり2

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新人コピーライター、身近な”優先席気まずいモンダイ”を考えてみた。

新人コピーライター、身近な”優先席気まずいモンダイ”を考えてみた。

先日、広告・クリエイティブ専門誌『ブレーン』で開催されているコピーコンテストの課題にこんなお題がありました。

「譲り合って座りましょう」のほかないじゃないか、というかもうその気遣いは広く浸透しているような…。と思ったのですが、下の文章を読んでお題の趣旨がちょっと違うことに気づきました。

今回は、優先席を使いたくても使えない人がいるとか、マナー違反をなくしたいとか、優先席の環境を整えることが目的

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今年のnoteを振り返ってみたら、うれしいニュースがたくさんありました。

今年のnoteを振り返ってみたら、うれしいニュースがたくさんありました。

華やかなクリスマスも終わって年末まっしぐら。皆さんは1年を振り返ってみましたか?

今年もnoteから年末レポートが届きました。これを振り返らずして、年は越せません。

まずは、創作の記録。

よりみちコピーライターのnoteは10万回も読んでもらえました。感謝。フォロワーも順調に伸びて、目標の1,000人までもう少し。

そして、一番気になるのは「よく読まれた記事」。予想と違って面白い結果になり

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「目線を変える広告」の事例を集めてみたら、心が動かされた

「目線を変える広告」の事例を集めてみたら、心が動かされた

広告には人目を引くためのアイデアが必要です。

さまざまなアイデアがある中で「目線を変える広告」というものがあります。

今回は4つのユニークな事例を紹介しつつ、コピーライターの視点から気づいたことを書きたいと思います。

目線を上げる広告6月にこんな広告が話題になっていました。

就活支援サービス「OfferBox」が、新卒採用面接解禁日である6月1日に渋谷駅の通路に掲出した広告です。

白い横

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サッカーの名監督は、名コピーライターだった

サッカーの名監督は、名コピーライターだった

コピーライターは、商品やサービスについて知ってもらったり、買ってもらったり、好きになってもらうための言葉を考えるのが仕事です。そこで必要になるのが商品やサービスをじっくり観察し、その魅力を「発見する力」。

クライアントから「◯◯が売りです!」と言われたポイント以外にグッドなところはないか。「ここは弱いんですよね…」と自信がないところも意外にお客さんにとって魅力につながるのではないか。そんなふうに

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新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

私の所属するコピー部では、週に2回オンラインミーティングを行なっています。主な内容は、業務の進捗報告、情報共有。ごく普通のチームミーティングですが、最近新たな枠を設けました。

それは「最近気になったもの」です。

テーマや内容に関する制限はきっちり設けず、基本的には自由。毎回1人トーク担当者を決め、ほかは聞き手となります。

ただの雑談と言ってしまえばそれまでですが、クリエィティブの仕事をする上

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名前を変えて人気商品になったものをまとめてみた。

名前を変えて人気商品になったものをまとめてみた。

先日、コンビニに入ったら気になるものを見つけました。

「まるでこたつソックス」という商品です。

寒さ対策のため、家では靴下を重ね着しているのですが、それでも冷たい足元。この商品は、そんなわたしの悩みを解決してくれる!と思いました。

気になって調べてみると、実はこの商品、もとは違う名前だったのです。

発売当初の商品名は「三陰交をあたためるソックス」でした。

三陰交ってなんだ?と思ったのは、

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新聞広告のイメージが変わる!“読みにくい”から気になる秀逸なアイデア

新聞広告のイメージが変わる!“読みにくい”から気になる秀逸なアイデア

先日、「読みにくい」という手法で人の目を惹きつける広告の事例を紹介しました。

この記事を書いているときに、そういうロジックで作られた広告って案外多いかもしれないと思いました。

気になって調べてみると、結構ある。昔から使われてきた手法でしょう。

その中でも、「読みにくい」というより「読みにくすぎる」とさえ思う大胆なアイデア広告を見つけたので取り上げます。

人類の1/3しか見えない?トリックア

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目がだまされる?不思議な現象「タイポグリセミア」を使った広告

目がだまされる?不思議な現象「タイポグリセミア」を使った広告

最近知って「こんな発想が世の中にあるんだ!」と思った広告があったので、記事で取り上げてみることにしました。

とある現象を使ったユニークな広告事例を2つご紹介します。

SNSでも話題になったので、見たことがある人もいるかもしれません。

どら焼きの老舗が出したキャンペーン広告こちらは、富山県にあるどら焼きの老舗「中尾清月堂」が2018年に出した広告です。

コピーを読んでみると、あれ?日本語がお

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「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

わたしが仕事で言葉を書く時に大事にしているのは「伝える」ことではなく、「伝わる」ことです。

「伝える」と「伝わる」。

語句の顔つきはすごく似ているけど、実はまったく違うもの。

はっきり言うと、伝えることができても、相手に伝わるとは限りません。

自分中心の「伝える」と、相手中心の「伝わる」キャッチボールを想像してみてください。

「伝える」は自分中心。相手のことをよく見ずに、自分のタイミング

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2021年にバズった記事を自己分析してみた。

2021年にバズった記事を自己分析してみた。

12月24日、クリスマスイブの日にnoteから素敵なプレゼントが届きました。

今年のnoteの活動記録です。新聞風にデザインされたレポートは、シンプルながらも読み応えがあります。去年もレポートが届きましたが、記録を見返すと今後のモチベアップにつながるので助かります。

分析なくして、成長なし。みなさんは投稿した記事の反応を後から分析していますか?

分析するとわかることが本当にたくさんあります。

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コツを聞くより、コツコツやる。

コツを聞くより、コツコツやる。

世の中で「すごい」と言われる人ほど、コツやテクニックより地道なステップを大切にしているのでは?

そう思ったきっかけは、ラジオでした。

「糸井重里」「言葉の流儀」なんて言葉がタイトルに並んでいたので、コピーライターとして聴かざるを得ない。

そう思い、再生ボタンを押しました。

キョンキョンこと小泉今日子さんがパーソナリティを務める「ホントのコイズミさん」に、糸井重里さんがゲスト出演した回。

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