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#ライティングのコツ

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現役コピーライターも実践している「わかりやすい文章の書き方」に関する記事をまとめました。
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#コピーライター

【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

子どもの発想って面白いなと思います。
私自身子どもはいませんが、世のパパとママがSNSに投稿した、わが子のおもしろ発言や珍行動を見るのが好きです。その微笑ましさについ、いいねを押しちゃいます。

少し前、職場の先輩からもらった本にも子どもたちの豊かな感性が溢れていました。

朝日新聞生活面の「あのね 子どものつぶやき」という投稿欄に寄せられた、子どもたちのかわいい「つぶやき」。その中の選りすぐり2

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新人コピーライター、オリエンに必要な「キャッチボール」を学ぶ

新人コピーライター、オリエンに必要な「キャッチボール」を学ぶ

私の会社では、イラストを描くことが好きなデザイナーが集まって「あどぶ いらすとぶ」として制作活動をしています。
仕事ではないので、それぞれの個性が色濃く表れていて素敵なんです。ぜひ覗いてみてください!

そんな「あどぶ いらすとぶ」、今年3周年を迎えました。めでたき3周年、社内で記念展示を行うことになり、展示ポスターのコピー制作をしました。
"新人コピーライター、初めてボディコピーの仕事をした話"

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新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

私の所属するコピー部では、週に2回オンラインミーティングを行なっています。主な内容は、業務の進捗報告、情報共有。ごく普通のチームミーティングですが、最近新たな枠を設けました。

それは「最近気になったもの」です。

テーマや内容に関する制限はきっちり設けず、基本的には自由。毎回1人トーク担当者を決め、ほかは聞き手となります。

ただの雑談と言ってしまえばそれまでですが、クリエィティブの仕事をする上

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デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる

デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる

みなさんは言葉や文章を考えるとき、手書き派ですか?デジタル派ですか?

コピーライターの私は手書き派です。周りのコピーライターを見ても、手書き派しかいません。

正確に言うと、コピー作業の前半は手書きで、後半はパワポやワードを使います。

noteも同様で、記事を書き始める前に、どんな記事を書くか紙の上でアイデアを膨らませ、それが固まったらnoteのサービスに移行して文字を打ち始めます。

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「我慢」すると、言葉は強くなる。

「我慢」すると、言葉は強くなる。

わたしはコピーライターです。コピーライターは、商品やサービスを宣伝するための言葉(コピー)をつくることが仕事。

しかも、単なる言葉ではなく、「いい」つまり魅力的なコピーをつくらないといけません。

そこでみなさんに質問なのですが、いい言葉をつくる、いいコピーを書くために一番大事なことはなんだと思いますか?

センス? 読書量? 体力? 経験?

どれも重要ではありますが、一番大事なのは「我慢」で

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文章も「見た目」が大事である

文章も「見た目」が大事である

読みやすい文章を書くうえで、大事な心得の一つ。

それは「文章も見た目が大事」ということ。

文章の読みやすさには、2つの種類があります。

・文章自体の読みやすさ(質や中身にかかわる)
・ぱっと見の読みやすさ(見た目にかかわる)

今回は後者に焦点を当てて、文章の見た目をどうすれば良くできるのか?解説したいと思います。

読む前に、見られている文章を読む前に、私たちは文章の全体を目で見ています。

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コピーライターが気になる半角カッコと全角カッコの話

コピーライターが気になる半角カッコと全角カッコの話

つい、先日のこと。わたしはデザイナーからリーフレットの文字チェックつまり校正作業を頼まれたんです。

その際、次のような指摘を入れました。

夜、パートナーと一緒にご飯を作りながらこのカッコのことを話したところ、予想もしていなかった返事をされたのです。

「全角なんて絶対使わない」

わたしは包丁を持ったまま、絶句しました。

全角を使わないエンジニアと、全角も使うコピーライターパートナーはIT企

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「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

わたしが仕事で言葉を書く時に大事にしているのは「伝える」ことではなく、「伝わる」ことです。

「伝える」と「伝わる」。

語句の顔つきはすごく似ているけど、実はまったく違うもの。

はっきり言うと、伝えることができても、相手に伝わるとは限りません。

自分中心の「伝える」と、相手中心の「伝わる」キャッチボールを想像してみてください。

「伝える」は自分中心。相手のことをよく見ずに、自分のタイミング

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インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

「文章のまちがいや誤解を防ぐ校閲のきほん」というタイトルを見て、「これは参加せねば!」と思いました。

校閲(こうえつ)とは、文章の意味や内容を読み、誤りを正す仕事です。

誤字脱字、表記の揺れ、事実関係の誤り、差別表現や不快表現の有無まで、幅広く言葉を確認するプロ。

石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で、広く世間に認知された職業でもあります。

コピーライターにとっても

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パッケージでお客さんに選んでもらうコツ

パッケージでお客さんに選んでもらうコツ

「人の印象は3秒で決まる」と言われます。

3秒で認識できるのは、顔です。これは商品も同じ。商品の顔とはパッケージです。ただの容れ物ではなく、お客さんの印象を左右する大事なもの。

パッケージの第一印象がよければ、興味を持ってくれる・好きになってくれる・買ってくれる可能性がグッと高まります。

売り場を見にいこう
世の中にはたくさんの商品がひしめき合っています。その中でパッケージでお客さんの目を引

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2021年にバズった記事を自己分析してみた。

2021年にバズった記事を自己分析してみた。

12月24日、クリスマスイブの日にnoteから素敵なプレゼントが届きました。

今年のnoteの活動記録です。新聞風にデザインされたレポートは、シンプルながらも読み応えがあります。去年もレポートが届きましたが、記録を見返すと今後のモチベアップにつながるので助かります。

分析なくして、成長なし。みなさんは投稿した記事の反応を後から分析していますか?

分析するとわかることが本当にたくさんあります。

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書き方の前に、読み方を身につけよう

書き方の前に、読み方を身につけよう

先日、社内で行われた新人研修に参加しました。講師はシノで、わたしはお手伝いとして。

研修では、実際の業務にも活かせるようなワークショップと、わかりやすいメールの書き方について話しました。

最後に「何か質問はありますか?」と新人さんに聞くと、1人の子が尋ねました。

「わかりやすい文章を書くためのトレーニング方法って何かありますか?」

聞かれて少し考えました。メールの書き方について話がありまし

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わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章を書くうえで、古典的なルールがあります。それは、一文一義。一文一意とも言って、1つの文章に1つの情報を書くことを意味します。

同じ文字数でも、読みやすさが違う具体的にどういうことなのか?ビジネスメールを例に読んでみましょう。

まずは、一文に複数の情報が入っているもの。

読めなくはないですが、3つも情報(①別案を加えたこと、②企画書を作ったこと、③確認のお願い)が入っているので

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読みやすい文章は、目を細めればわかる

読みやすい文章は、目を細めればわかる

わかりやすい文章は、読みやすさが大切です。読みやすい文章を書くコツはいくつかありますが、今回は誰でもすぐに実践できるものをご紹介します。

〇〇の多い文章は読みにくいさっそくですが、以下の「商品発送の案内文」を読んでください。

御注文有り難うございます。御注文件数・発送状況により、御案内した予定日を前後する場合がございます。順次発送の手配となります為、早めたり、遅らせることは出来かねます。予めご

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