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もう一度読みたいnote

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いつかまた読み返したい、すてきなnoteをまとめました
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2021年3月の記事一覧

「雑談」や「寄り道」が、宝を教えてくれる

「雑談」や「寄り道」が、宝を教えてくれる

答えを求めず、予定調和なく、脱線しまくりながら、とりとめなく話す。
くだらないことに熱弁をふるい、とんでもない方向に飛んでいき、思いもよらない発見をする。

このご時世、そんな「偶然の雑談」の機会が減ってしまった。
だからこそ、雑談の力をあらためて知った、最近の出来事。

企画書一枚よりも先月、数年前にお世話になった出版社のSさんを、久しぶりに訪れた。
アポの用件は、温めている企画の相談。
このS

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なぜ美術教育の基盤にデッサンがあるのか、”「非言語化情報」の探り方”

なぜ美術教育の基盤にデッサンがあるのか、”「非言語化情報」の探り方”

「目の見えない人は、なかなかケガをしない。むしろ目の見える人のほうが、いしにつまずいたり、ものに突き当たったりしてよく怪我をする。なまじっか目が見えるがために、油断をするのである。乱暴になるのである」 松下幸之助「道をひらく」の”手さぐりの人生”より

こんにちは。グランドデザインの大崎です。ふと今までを振り返り、美大受験の勉強をしている際に過去の自分が聞きたかったことをまとめました。テーマは「な

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アウトプットを無駄にしないテクニーク

アウトプットを無駄にしないテクニーク

「アウトプット、大事かも」と思い始めたあなたへ。アウトプットをインプットすれば無駄になりません。

失敗を振り返るのは勇気がいる。とは、よく聞くが、人生の折り返しに人生を振り返ったっ結果、勇気がいるどころではなかった。

きっかけは「あなたは「言葉」でできている」という本で紹介されている自分史を作るワーク。自分年表をつくり、自分が何でできているか価値観をさぐろうといった内容だ。

実際にやってみる

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note版 突然画力が伸びだした時、僕が発見した事

note版 突然画力が伸びだした時、僕が発見した事

これは、僕のYouTube動画の台本です。台本、というと、これを朗読しているみたいですが、これをこのまま読み上げているわけではなく、話す内容を整理したり、それを頭に入れるために、まずこのくらい書かないといけないので、コツコツと文字を打って、何度も読み返して、それから話すようにしています。

普段はもう少しメモ書きに近いのですが、今回はしっかり書いたので、noteに置いてみます。

動画はこちらです

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コミュニケーションは話の抽象度を合わせる共同作業

コミュニケーションは話の抽象度を合わせる共同作業

何かを伝えるって本当に大変。

会議での一幕。偉い方も出席される会議の中で、担当の方がご自身の担当範囲を結構細かめに話していたんですね。

ただ、ちょっとこれは細いかなーと思って聞いていたら、やっぱり細かすぎると偉い方に途中で止められてしまいました。

結構準備してようだっただけに、心が痛む一幕でした。でもこれって、様々なところで起こっていることだったりしますよね。

何をどこまで伝えるかという

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バナーで紐解く『絵を見る技術』

バナーで紐解く『絵を見る技術』

「良い絵」とはなんでしょうか。

名画/良いデザインとは、決して精緻に描き込まれたものだけを指しません。素描や幾何学の羅列のような作品も傑作と呼ばれます。
絵画やデザイン、イラストなど多くの領域で、私はその点が掴みきれませんでした。

そんなモヤモヤを絵の構造から紐解いてくれたのが『絵を見る技術』という本です。良い絵がいかに計算された構造で組まれ、人の見る癖を考慮して設計されているかが丁寧に解説さ

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その伝統技術で現代作りたいものが無いのであれば、本当の伝統技術の保存はむづかしいと思ふ

その伝統技術で現代作りたいものが無いのであれば、本当の伝統技術の保存はむづかしいと思ふ

伝統工芸というと=独特で高度な技術

みたいなところがありますね。

実際、伝統技術は素晴らしい。

その民族の先人たちが、経験を積み重ね試行錯誤し、洗練させ伝承して来たものですから、非常に合理的なものが多いように思います。仮に現代基準で言えば非効率的なやり方だったとしても、実は「超長期使用」や「メンテナンス性」に優れていたり・・・

また、その非効率的なやり方だからこその味わいや奥深さが出たりし

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濁りが無いと美味しそうに見えない

濁りが無いと美味しそうに見えない

私は良く、日本的な色には微妙な濁りがある、と主張しておりますが、布だけではなく、文化全般において、そう思っています。

日本どころか、諸国文化により違いはあれど、これは文化的人造物の一般論としてそうだとも・・・(日本のものは特に独自の湿度のある濁り要素が特性だと思っております)

例えば、昔の日本の磁器の肌あいや色には、少し濁りがあります。そのような器だとどんな飲食物と合わせても美味しそうに感じさ

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「告知が怖い病気」の克服方法。

「告知が怖い病気」の克服方法。

「自分のサービスを告知するのが怖い病」にずっとかかっていました。

告知に必死にならなくても、お客さんが来てくれるのがニーズの高いサービスなんだって思ったり。
SNSのタイムラインが告知ばっかりって思われるのが、恥ずかしかったり。

だから、集客のために告知をする習慣がずっとなかった。

でも、昨年のコロナをキッカケにそんな悠長なことも言っていられなくなってしまったのです。
メインだった講師業は、

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人間工学の基礎とデザイン

人間工学の基礎とデザイン

10年近くデザイナーとして働いていると、「デザインって脳の仕組みや認知、心理にはたらきかける作業だな」と常々思うようになりました。

昔から人間の考え方や行動のクセに興味があり、大学時代には「認知心理学」「心理学」「倫理学」「哲学」を片っ端から受講してみた経験もあるのですが、ここ最近関心が高いのが「行動経済学」と「人間工学」です。

行動経済学(人がついやってしまう行動の研究)については去年勉強し

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ご質問にお答えします!『書きたいことが広がり過ぎて困っています』

ご質問にお答えします!『書きたいことが広がり過ぎて困っています』

脚本家志望の方から、こちらのご質問をいただきました。

ご質問ありがとうございます。

脚本に着手する前に、プロットを書いたり、キャラクターの掘り下げを行ったりしても、書きたいことが広がり過ぎてしまうとのこと。
それでは、以下の手順で書き進めてみてはどうでしょうか?

【ステップ1 ログラインを書いて、ストーリーの主軸を見極める】脚本に取りかかる前に、プロットに基づいて「ログライン」も書いてみまし

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