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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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2022年3月の記事一覧

花冷えの一日

花冷えの一日

ーサクラに雪、世に節電サクラ(桜)が咲く頃に寒さがぶり返すことを「花冷え」というが、山間部ならまだしも、東京都内に雪が降るとは思いもしなかった。ところが、気象に関する専門家によると、桜が咲いた後に雪が降ることは、それほど珍しくもないらしい。意外だ。

数年に1回この専門家がサクラの開花と満開後に雪が降った年を調べたところ、2000年以降は7回(01年、07年、09年、10年、15年、18年、20年

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最後の花を見届けよう

最後の花を見届けよう

ー馴染みのサクラ実家から最寄駅に向かう途中に、馴染みのサクラの木がある。雨の日も風の日も、大きな幹をどんと構え、毎年4月になると、周辺の路面を散った花びらで桜色の絨毯を敷き、心を和ませてくれた。近隣の人たちを含め、もはや日常の一部だと言える。そのサクラの木が、早ければ今年5月にも伐採されると知った。予期せぬ突然の知らせに、ショックで一瞬、心臓が停まった。諸行無常を思い知らされる。

樹木医の見立て

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「ウメはもう良いんかい」

「ウメはもう良いんかい」

ーサクラの開花宣言「ちょっと付き合ってもらいたいところがあるんだけど」ー。奥さんが唐突に声をかけてきた。話を聞いてみると、高尾山(東京都八王子市)に行きたいらしい。ウメ(梅)を見る機会も、今年(2022年)はそろそろ最後になりそうだから行っておきたいらしい。

捉え方奥さんも粋なことを仰る。そんなわけで、東京23区内にある自宅からはかなり距離があるが、月内の週末のどこかで高尾山に行くことになった。

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世代交代の転換点

世代交代の転換点

ー迫る大一番、サッカー豪州戦サッカー日本代表は、アジア最終予選突破を賭け、24日に豪州代表と戦う。ところが、そんな大一番を前に、これまで日本代表をけん引してきた主力メンバーの大迫勇也、酒井宏樹が、相次いで代表招集を辞退。実績、経験申し分ないベテラン2人抜きの代表に、スポーツメディアを中心に「森保ジャパンに暗雲」(デイリー)などと一斉に不安を煽っている。ただ個人的には、不思議とそれほど心配していない

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幸せの要件

幸せの要件

ー洗濯機に異常あり新しい洗濯機がわが家に届いて以来10日が過ぎた。洗濯機が壊れて使えなかった生活の不便さから抜け出た実感と喜びがじわじわ湧いてきている。暮らしの中での洗濯機の存在を軽く見ていたかもしれないと反省。これを機に、日々幸せに過ごす要件の中に、洗濯機を加えておきたい。

関連リンク(「連載『洗濯機に異常あり』シリーズ」):「別れの時」「後悔」「スリル満点」「良い買い物」

気苦労洗濯機を受

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誕プレ爆弾

誕プレ爆弾

ー2022年の誕生日3月初めに誕生日を迎え、そのプレゼントして、奥さんから美容院のカットと男性用ヘッドスパの予約をもらった。もちろん、料金は払い込み済み。小粋な贈り物だと感心しながら、予約当日、美容院に向かったが、そこはわが奥さん。ちゃんとオチを付けてくれる。奥さんの勘違いで、予約した店とは別の店に向かうよう伝えられ、店の受付で店員と一緒にあたふたした。誕生日プレゼント(誕プレ)に仕込まれた"爆弾

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2025年7月への備え

2025年7月への備え

ー東日本大震災から11年災害への備えは万全かー。東日本大震災から11年を迎えた昨日(2022年3月11日)、あらためて考えた。わが家では、災害時用グッズは準備しているし、いざとなったときの合流先も決めている。ただ万全かと自問すると、あまり自信がない。25年7月に南海トラフ巨大地震(南海トラフ地震)が起こるかもしれないとも噂される中、再度緊急時にどう動くかについて夫婦で確かめておきたい。

関連リン

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がんばろう東北!

がんばろう東北!

ー東日本大震災から11年今日(2022年3月11日)で、岩手、宮城、福島の3県を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災発生から11年が過ぎた。復興は着実に進んでいるが、被災地では依然不自由な暮らしを強いられたり地元に戻れなかったりなど、その傷跡は完全に消え去ったわけではない。そのことを胸に、これからも生きていこうと、あらためて思う。

関連リンク:「元気でいてほしいー東日本大震災から10年」「

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良い買い物

良い買い物

ー洗濯機に異常あり新しい洗濯機を買った。われわれ夫婦が思っていた以上に、合理的な値段で買うことができて気分が良くなり、予想と実際に支払った価格の差額で外食することにした。すると、今度は差額を超える金額になり、トータルでは想定外の高い買い物をしたことに。まさに"お調子者あるある"。ただ、不思議と損した気はしない。

関連リンク(「連載『洗濯機に異常あり』シリーズ」):「別れの時」「後悔」「スリル満点

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関東地方に春一番

関東地方に春一番

ー開かれる花粉症との戦端関東地方に春一番が吹き、花粉症との戦いが火蓋を切って落とされた。母親や奥さんは、すでにそう遠くない時期に戦いが始まることを予感していたので、いよいよ来たかといった感じだ。今後、しばらく見ることさえ、気の毒な状況が続くだろう。わずかに対策を講じているようだが、どうにか耐え抜いてもらいたい。

対策気象庁の発表によると、昨日(5日)、関東地方に春一番が吹いたそうだ。統計史上最速

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乖離する理想と現実

乖離する理想と現実

ー北京冬季パラ開幕開幕した北京冬季パラリンピック。ロシアのウクライナ侵攻が影を落としている。ロシア、ベラルーシの選手団の姿はなく、北京入りしたロシア選手団はすでに帰国の途についている。ウクライナ選手団は開会式に登場したものの、その顔に笑顔はなく、重苦しい雰囲気が拭えない。国際パラリンピック委員会(IPC)会長のアンドルー・パーソンズがスピーチで発した「ピース」も、どこか心に響かない。

関連リンク

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別れの時

別れの時

ー洗濯機に異常ありだましだまし使っていた洗濯機。ついに動かなくなった。これまでコンセントを抜き差しして再起動することで、どうにか動いていたが、とうとううんともすんとも言わなくなった。奥さんと相談し、週末を待って新しい洗濯機を買うことにした。それまでの間は、こまめにコインランドリーを使うことに。壊れる前は「スリル満点」などと、いつ壊れてもおかしくない状況を楽しんでいたが、実際動かなくなると、そんな余

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