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2022年9月の記事一覧
努力の定義とは何か朝ドラから考えてみた、話。
努力しろ、努力しろと子供の頃から言われている私達ですが。
「努力」とは何か考えた事はありますか?
『ちむどんどん』の暢子は努力していない?Twitterで何故か大不評な朝ドラ『ちむどんどん』。
ある日のタイムラインに、某コラムニストの方が主人公・暢子を「努力しないヒロイン」と書いた新聞のコラムが流れて来ました。
「は?何でそうなるの?」
これが私の正直な感想でした。
東京でイタリアンのシェフと
今ここにある自己責任論と私たちの幸福追求権について〜朝ドラ「ちむどんどん」総評
終わっちゃいましたね。ちむどんどん。
朝ドラ総括をnoteに書くのは何気に「なつぞら」ぶりですね。お久しぶりです。勿論、他の作品も見てはいたのですが。
外野に対する忸怩たる思いは置いておいて、私は非常に楽しんだ半年だったので、そういう話をします。そういう話に乗れない人は「にんじんしりしりは包丁で丁寧に千切りして、香味野菜の風味をしっかり馴染ませた油で炒めると、塩だけの味付けでもとても美味しい」
発売日の1週間くらい前から本屋に行き、
「まだ? いつ並びますか?」と問うくらい楽しみにしてた。
面白い。面白いです。
嘆く、怒る、笑う、憂う、歌う、書く。
地べたから、「私」の目で。
Always look on the bright side of life ✞
「立つ鳥跡を濁さず」- ”Abandonment” (廃坑・廃鉱) の大切さ
アルファベット順に並ぶ英単語暗記帳の最初のほうに出てくる単語の中に “Abandon”、”Abandonment” というものがあります。「捨てる、放棄する」、「見捨てること、放棄」などと訳されています。
英単語暗記が長続きしない私は、挫折してしばらくするとまた "A" から始めるので、Abandon や Abandonment はとてもよく目にしてきた単語でした。日常会話ではほとんど使うことは
【京都】琵琶湖疏水④ 哲学の道でキジトラと一期一会の出会い。信じるとはニャニか?
琵琶湖疏水を歩くシリーズ4回目。今回は哲学の道である。熊野若王子神社のあたりから銀閣寺の方まで続く約2kmの道だ。哲学者で京都大学教授の西田幾多郎氏(1870~1945)が、この道を歩きながら思索に耽っておられたことが名の由来だという。凡人ゆえに悩みが尽きない私でも、歩くと何かの答えが見つかるだろうか。期待を胸に東天王町のバス停から歩き始めた。
熊野若王子神社は、京都三熊野のひとつである。残りの
【林業日記22】多様性のある森づくりのために、ドングリを1,200個植えた話。
多様性のある森づくりってなんだろう。
私の大学の卒論のテーマが「多様性」だったこともあり、多様性というワードを聞くと反応してしまいます。
林業日記も22回目となったにも関わらず、このテーマに触れたnoteを書いていなかったのは盲点。これからの私たち夫婦林業ヤドリギの方向性として、このままではいかん!と思ったので、筆をとってみます。
「森づくりも人間と同じで、もっともっと多様でいいんだ」
そ
『ちむどんどん』第19週「愛と旅立ちのモーウイ」
最終回まで残り6週間くらい? この時期になると、朝ドラは最後の山をのぼりはじめます。それはつまり、話をたたみに入るということ。「ちむどんどん」も、今週「愛と旅立ちのモーウイ」のいろんなエピソードで、作品が描きたいものがだいぶはっきり見えたように思います。それは、「関係を切断しない意思」、同時に「切断なんてできっこないさ~」というまなざしじゃないでしょうか?
今週、ニーニーこと兄・賢秀がハマった健
『ちむどんどん』第18週「しあわせのアンダンス―」/ コミュニケーションがもつ暴力性
久しぶりにTwitterで「ちむどんどん」のハッシュタグを見てみたら、やっぱり「迷惑」ってキーワードが踊ってた。「迷惑かけちゃダメ」の刷り込みはすごいですね‥‥
長年、朝ドラ(とSNSでの感想)を見ていて思うのは、登場人物同士の「敵対」がイヤというよりも、
【コミュニケーションがもつ根源的な暴力性】
みたいなものをしんどく感じる視聴者が多いんだろうなと。
「ごちそうさん」や「とと姉ちゃん」、「