カンバセーション・ピース

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【ライティング承ります】 ”伝わる”文章であなたに合ったお客様を呼び寄せます

はじめまして、「カンバセーション・ピース」イノウエエミです。 プロフィールや商品・事業PRにもなるインタビューをはじめ、 さまざまなライティングでお仕事や活動のお手伝いをしています。 自分で書く時間がない方、おまかせください。 ”伝わる” 文章であなたに合ったお客様を呼び寄せます。 ◆こんな方におすすめです・忙しくて書く時間が捻出できない ・話せるけど書くのは苦手 / 話すのも書くのも苦手 ・何をどうPRすればよいかわからない ・ライターにライティングを頼んだことがない ・

    • 「光る君へ」メモ 第10回「月夜の陰謀」

      「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係」、一線を超えるの、意外と早かったですね。 「大河ドラマ異例のディープなラブシーン」みたいな感じで取り上げられていたけど、フィジカルなシーンはどうでもいいんです、本質的には。 見てる側としちゃ、あって困るもんじゃないけど、ないならないで脳内でいくらでも補えるしね。(妄想力に不足なしw) みなぎったのは、月夜の逢瀬に行きつくまでのプロセスですよ! あんな情熱的かつソリッドな恋文の応酬をドラマでやるの、めちゃくちゃレアじゃない? 互いに詩

      • 「光る君へ」メモ 第9回「遠くの国」それはきっと「友の死」

        うそでしょ直秀ぇぇぇ 門脇麦、神木隆之介、柳楽優弥、長澤まさみ(×2回)中村獅童、古くは赤井英和、柳葉敏郎や宮沢りえなどなど、数多くのライジングスターが大河ドラマで演じてきた“オリジナルキャラ道”に則って、ご都合主義的もとい気随気儘・神出鬼没に終盤まで物語をかき乱すトリックスターになるんじゃなかったの―――?! 「平清盛」の兎丸(加藤浩次)だって39話まで生きてたぞ! 毎熊克哉が売れっ子すぎて、7話分しかスケジュールを確保できなかったのか‥‥ と、思わず逃避しちゃうほどび

        • 「光る君へ」メモ 第8回「招かれざる者」あきらめながら大人になって

          今回は特に、史実(ネタバレ)を知っている人と知らない人では見方がずいぶん違う回だったかなと。以下、いちおネタバレ回避で。 道長からの熱烈な恋文を焼き捨てて、思いを断ち切った(つもりの)まひろ。人は何かをあきらめることで大人への階段をのぼっていくんだなあ、と思わせるシーンがいくつかあった。 たとえばそれは、「父上は学問を究め、学問で身を立てたいだけ」「まつりごとでの争いは父上には似合わない」と、父親を的確に理解し、いたわりある態度をとる姿。 道兼の来訪にみずから琵琶を弾き

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          「光る君へ」メモ 第7回「おかしきことこそ」からみあう二つの主題

          物語序盤の今、積み上げてることって大きくふたつあって、 ひとつは「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係」(しつこくてすみません(笑)) もうひとつは、「まひろ、源氏物語への道」 前者については、お互いに好きでたまらんのに永遠にすれ違ってるという、古き良き少女マンガなんよね。昔の王道だけど、今や新鮮で切ないー! まひろの母の一件を知っても、「それでもやっぱり好きだ、神の斎垣を越えてでもおまえに会いたい」と、どストレートな恋文を送った道長。まひろからの返事は来ない。 右大臣

          「光る君へ」メモ 第7回「おかしきことこそ」からみあう二つの主題

          「光る君へ」メモ 第6回「二人の才女」 次世代の面々の胎動

          二人だけでなくいろいろな才女が入り乱れ、また次世代の面々の胎動といった感があり、おもしろかったですね! 父・兼家には、合格点だけどどこか物足りなく見えているらしい嫡男道隆が、ライバルを出し抜くため「父とは違うスマートさ」を念頭においた方法をとったこと。 その方法である「漢詩の会」が、妻の高階貴子の発案だったのもポイントで。 貴子は以前、娘の定子を帝に入内(輿入れ)させるつもりで育てているというシーンがありました。 出世させるのが娘の幸せだと思っているのか、彼女自身の野心な

          「光る君へ」メモ 第6回「二人の才女」 次世代の面々の胎動

          【個人インタビューのご依頼承ります】思いや経験を話して記録し、「これから」に役立ててみませんか

          「カンバセーション・ピース」インタビュアー&ライターのイノウエエミです。 カンバセーション・ピースでは、非・商用(広告宣伝以外)の目的でも、インタビューやライティングのご依頼を承っています。 人の思いはふだん、ぼんやり、ふわふわしているもの。 言葉にすることで輪郭があらわれ、理解や次のアクションにつながります。 活用の用途はさまざまですが、みなさん共通して話すことを楽しみ、味わって、ご自身の「これから」に役立てていただいています。 ● ご利用例 ~言葉にすると見えてくる 私

          【個人インタビューのご依頼承ります】思いや経験を話して記録し、「これから」に役立ててみませんか

          【「虎に翼」メモ】第1週「女賢しくて牛売り損なう?」

          「朝ドラも10年以上見たし(半分近くは挫折してるけど(笑))、そろそろ引退かな~」と思ってるときにまたおもしろい作品があらわれますよね。 こんなにつかまれた朝ドラ第一週は久しぶり!  伊藤沙莉の寅子めちゃキュート。 男と女、女同士の溝を描くが、安易に分断として描かないのが素敵である一方、ハレーションの極小化で食い足りなくならないよう願ってます! 以下、大きく2つにわけて。 ①日本の女性初の弁護士になる(んだよね?たぶん)という人を描くとき、女性差別を描くことから逃げて

          【「虎に翼」メモ】第1週「女賢しくて牛売り損なう?」

          「光る君へ」メモ 第5回「告白」通い合う心、成就しない恋、同じ罪を背負う共犯者。

          おもしろいねー! よくできていて感心する。以前も書いたけど、私はこのドラマを「まひろと道長の愛憎にまみれた婚外関係(笑)」を軸に見ているから、ふたりの関係性を描くために初回からコツコツと頑丈な基礎工事がされているのがうれしい。 でも、平安時代の婚姻システムに慣れていない視聴者の方は飲み込めたのかな?(と書くと、私が平安時代の婚姻システムに慣れてるようで変だが) 道長は、まひろが自分の素性を知って、身分差にびっくりして倒れたと思ったんだね。それからしばらくうわの空だったのは

          「光る君へ」メモ 第5回「告白」通い合う心、成就しない恋、同じ罪を背負う共犯者。

          「光る君へ」メモ 第3回「謎の男」恵まれた人間の残酷さをきちんと描いてる

          大河ドラマの序盤は登場人物が少しずつお目見えするのが楽しいですね。 ・藤原公任役に町田啓太。水も滴る美公達ー!キャスティング担当者さん、解釈一致です! ・藤原斉信役には、はんにゃ金田。これはサマーウィカ清少納言との絡みを念頭においたキャスティングですね? 藤原行成には渡辺大知。能書家ということしか知らないが、どんなキャラなのかな? ・ロバート秋山の実資、芝居に異様な安定感がある。ちゃんとそこそこ能吏に見えるのがよい。そして、権力者を茶化しきるコントやってたのは「謎の男」

          「光る君へ」メモ 第3回「謎の男」恵まれた人間の残酷さをきちんと描いてる

          「光る君へ」メモ 第2回「めぐりあい」 男のように笑う下積み時代の紫式部

          なるほど、代筆屋ねー。ちょっとチープだけどおもしろい設定だな。 いくら文学好きといってもサブスクどころか印刷技術もない時代に読める物語の数はたかが知れているし、貧しいとはいえ曲がりなりにも貴族の娘、出会える人も限られる。 長大な源氏物語を読むと「多種多様な登場人物たちの行動や心理、そして和歌までを、(多分)たった一人で見事に描き分ける能力はどこから?」という疑問がわくんだよね。 その疑問に対して、今作では「紫式部は若いころ代筆稼業をやっていて、いろんな人の話を聞き、それぞ

          「光る君へ」メモ 第2回「めぐりあい」 男のように笑う下積み時代の紫式部

          「光る君へ」メモ 第1回「約束の月」不正義や理不尽に怒れる女主人公

          個人的にこのドラマへの最大の期待はまひろ(紫式部=吉高由里子)と三郎(藤原道長=柄本佑)の婚外関係(笑)なので、ふたりの出会いのエピソードが自分好みで満足しました。 まず、三郎に「女なのに何で漢詩がわかるんだ?」とたずねられ、「帝の血を引く姫だから」と息をするように嘘をつくまひろ。 「母上は帝のご寵愛を受けたけど身分が低いから宮中を追われて‥‥」って源氏物語の原型始まった(笑) “バカ”という語も大衆化されていない時代。史記からの講釈、おもしろかったですね。父に読んでもら

          「光る君へ」メモ 第1回「約束の月」不正義や理不尽に怒れる女主人公

          堀江敏幸『雪沼とその周辺』ものは壊れる、人は死ぬ。だから文学がある

          短編集。静かで少しいびつで、エモーショナルとは程遠い雰囲気だけれど、ところどころ、言葉にならない感情に襲われて涙したり、ページから顔を上げて深い息を吐いたりした。 山あいの町、雪沼。町営のスキー場のほかには、外から来て足を止める人もないような小さな町で、それも今では流行のピークを過ぎていることが示唆される。 それぞれの物語の主人公は、年を重ねて体のあちこちにガタが来ていたり、パッとしない中華食堂を営んでいたり、とびぬけて背が低いことをコンプレックスにしていたり。彼らはそれ

          堀江敏幸『雪沼とその周辺』ものは壊れる、人は死ぬ。だから文学がある

          「不適切にもほどがある」1~2話 「時代はずいぶん変わったけれど、人間は案外変わらない」のだろうが‥‥

          まーね、「昭和か、令和か」みたいな二項対立じゃないよね。 正直まだ乗り切れてないんだけど、2話まで見て思ったのは「38年で時代はずいぶん変わったけれど、人間は案外変わらない」というのがこの作品の根っこにあるんだろうなと。 大切な写真や記録をスマホで見せる現代人に、「全部その中に入ってるんだね。失くしたら大変だ」と言う小川(阿部サダヲ)が、実は自分も、昔の写真やら手紙やら子どものへその緒やら、大切なものを巾着袋に入れて持ち歩いているように。 言葉遣いも素行もひどく粗雑な純子が

          「不適切にもほどがある」1~2話 「時代はずいぶん変わったけれど、人間は案外変わらない」のだろうが‥‥

          インタビュアー note ⑤ インタビューが「暴く」になってはいけない

          2014年春、友人ちひろちゃんと一緒に趣味の企画「ママじゃない私、ポートレート」を立ち上げたわたくし。 小さい子を子育て中のママに、「今日は子どもの話じゃなくて、あなた自身の話を聞かせてください。あなた一人の写真を撮りましょう。記事にして、webに掲載させてください」というものです。 最初は昔からの友人たちに頼んで記事を作らせてもらい、次はいよいよ、最近知り合った人や、ほとんど初対面の方のインタビューすることになりました。 いや~緊張ですよね。当時は完全に趣味の企画で、対

          インタビュアー note ⑤ インタビューが「暴く」になってはいけない

          『大奥』よしながふみ 14~17巻「きっとどの将軍も、ひとりひとり精一杯生きて、悲しみ苦しみとともに、喜びも味わったはず」

          江戸時代を男女逆転(+α)で描く『大奥』、徳川の歴代将軍の中でもとりわけ好きなのが13代家定と14代家茂だ(どちらも女性だよ)。作中、天璋院(男性ね)が「どちらも王者の器」と述懐するような、優れた将軍として造型されている。 家定は苦難に折れず独学を重ねる勤勉さと家臣の人品骨柄を見抜く才があり、さらに優秀な部下に権限を与えて責任をとる胆力をもっていた。 家茂に至っては、素直で誠実な性分があらゆる身分・立場の者に愛され、弱冠十代ながら驚くほど聡明。危急の折の判断・行動がすばらし

          『大奥』よしながふみ 14~17巻「きっとどの将軍も、ひとりひとり精一杯生きて、悲しみ苦しみとともに、喜びも味わったはず」