マガジンのカバー画像

ピンチをアドリブで乗り越える技

100
運営しているクリエイター

#演技

ピンチをアドリブで乗り越える技 100/100(ひゃく)

ピンチをアドリブで乗り越える技 100/100(ひゃく)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

やっちまいました。

100回連載と決めていたのに、
今日はその98回目だと思っていたのに、
今朝、気がついちゃったんですね。

93回と94回が、2つずつある!

内容は違う。
番号の振り分けミスです。

となると、今日が100回なんですよ。

流石に100回目

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 97/100(強調)

ピンチをアドリブで乗り越える技 97/100(強調)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

今日はセリフの意味を伝えるために、イギリスの役者が心掛けるツールをご案内します。

ピンチに陥った時、何に気をつけて話せばいいのかの、ヒントになると思います。

一文の中で強調するべき単語は、基本的に一つであると教わります。

例えば、
Mary had a li

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 94/100(動作1)

ピンチをアドリブで乗り越える技 94/100(動作1)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

すっかり夜も更けてしまいましたが、今日は土曜日なので、動作に関するエキササイズをご紹介します。

事前にこうしたことを行なっておくと、ピンチに陥りづらくなりますし、もし陥ってしまったとしても、冷静な対処ができるかと思います。

お時間があれば、ぜひチャレンジしてみ

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 86/100(スピーチ3 -原稿)

ピンチをアドリブで乗り越える技 86/100(スピーチ3 -原稿)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

昨日に引き続き、スピーチに関するお話し3回目です。

昨今のスピーチは、壇上を左右に行ったり来たりしながら話す、欧米のスタイルが主流となっているかと思います。

でもこれって、日本語でのスピーチ、いや、日本的なスピーチとして相応しいかの検証をしていきたいと思います

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 84/100(キャラ)

ピンチをアドリブで乗り越える技 84/100(キャラ)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

ところで、

いま乗っている飛行機の前の席に、おそらく多動症、ADHDなどと診断されるのであろう男性が座っています。

私が席に着いた時には、すでに大声で一つ席を隔てた人と話してました。

いや、大声というか、喋りかたの圧が凄くて、絶え間なく話し続ける感じ。

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 83/100(スピーチ1 -InsideOut/OutsideIn)

ピンチをアドリブで乗り越える技 83/100(スピーチ1 -InsideOut/OutsideIn)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

これまで、個々のテクニック、というか技術に関して書いてきましたが、今日からは少し総合的なというか、ケーススタディー的なまとめをしていこうと思います。

例えば、先週末にお話しした私自身が直面した大ピンチ。

不特定多数の大勢に向かって話をする時に、気をつけるべきポ

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 82/100(非言語)

ピンチをアドリブで乗り越える技 82/100(非言語)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

先日、友人と話していて、私の思う

「演技はセリフでない」

の原点とも思える出来事を思い出したので、ご紹介します。

ピンチ禍においても、「何を言うか」ではなく、どういった表現をしているかに、気を配ることが重要かと思います。

なぜならば、演技に限らず、コミュニ

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 81/100(パニック)

ピンチをアドリブで乗り越える技 81/100(パニック)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

私事で恐縮ですが、実は数日前に大ピンチに遭遇したので、そのお話をしなくてはですね…

連載をしている立場上、恥を曝け出します。

海外のとある島にいたのですが、滞在を終えて帰国する時に、事前に帰りの船のチケットを取るのをサボってました。

行きの船がガラガラだった

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 80/100(視点)

ピンチをアドリブで乗り越える技 80/100(視点)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

前回と前々回に引き続き、『レイルウェイ 運命の旅路』についてのお話です。

私が撮影を続ける中で、一番印象に残っていて、かつ衝撃的だったのは、作品の中での「視点」に関することです。

映画でも舞台でもテレビドラマでも、物語というものは、だいたい主人公の視点から描か

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 79/100(役割)

ピンチをアドリブで乗り越える技 79/100(役割)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

昨日の続き、映画『レイルウェイ 運命の旅路』のワンシーンについてお話ししようかと思います。

逆算の創造をして、

主人公の方を鋭く見て、そのまま目線を外さない
という指示を、

何か不審な物音を聞いてそちらを見る、そのまま音の出どころを探る様に見つめる。
と、し

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 78/100(逆算)

ピンチをアドリブで乗り越える技 78/100(逆算)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

今日は、逆算の創造性について詳しく書いていこうと思います。

以前『深化』でも触れた内容で、

最近も、『独創』で少し似たお話をしています。

「いま、ここ」の空間には、最適最善のストーリーが流れていて、演者はそれを『捉える』だけで良い。

という考え方で、なんだ

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 77/100(腹式)

ピンチをアドリブで乗り越える技 77/100(腹式)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

77回!
ゾロ目ですね。

今日は少し角度を変えて、エキササイズをご紹介します。

この連載を始めてから、
腹式呼吸と、腹から声を出すというのは、どういうことなのか?
というご質問を受けることがあります。

腹式呼吸というのは、役者に限ったことではなく、様々な業種

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 76/100(具合)

ピンチをアドリブで乗り越える技 76/100(具合)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

昨日は、撮影の一番最後に、最も精細な演技が求められる自分のアップを、撮らなくてはいけないという事態も生じるというお話をしました。

これって、針穴に糸を通すような、絶妙なさじ加減です。

私は、能舞台に立ち、面(オモテ)という仮面をつけた時の演技が、これに近いと思

もっとみる
ピンチをアドリブで乗り越える技 75/100(配分)

ピンチをアドリブで乗り越える技 75/100(配分)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

昨日は、独創性が必要かどうか、さらにはそれを見せつけるような行為への疑問を書きました。

ちょっと、難しいというか、際どいテーマだったと思うのですが、今日も少し攻めます。

全力投球する必要はあるのか?

です。

誠心誠意、全力を尽くせば、
常にベストを目指す姿

もっとみる