Tanroh Ishida(石田淡朗)
連載中の 『ピンチをアドリブで乗り越える技』 に関連すると感じた、素晴らしいライターさん達の記事をご紹介しております。 私の文章で表現しきれていない部分を、異なった視点から考察して頂いています。 同じようなことを論じている方々に出会うのは嬉しいですし、なによりも励みになります!
#TikTokLIVEバズるショートフィルムのつくり方 では、映画『カメラを止めるな!』の上田監督が、清々しい切り口でバズらせ方をシステマチックに論じています。 3回に分けて「#1 バズる脚本の書き方」「#2 バズる撮り方」そして「#3 バズる編集」を展開してらっしゃるのですが、じゃあ… 「# バズる演技」 って、なんだ? と思ったので、考えてみようと思います。 (この記事をバズらせたいから乗っかってるわけではありません!決して!…たぶん) まずは完成動画をご覧くだ
以前綴ったメモ ここに置いておいてみます。 乱文で申し訳ないです。 今から遠い昔、日本の人々は大自然の中に社や祭壇、寺院などを設け、Structure、つまりは構造、規律、秩序など枠組みを建てていった。するとそこに思想や文化、人の営みが生まれる。感情や意思、祈り、こころざし等、ひいては経済、争い、秩序というものも含めて、その枠組みの中ではなく、枠組みがあることによってそれを取り囲む余白の部分にこれらが芽生えていった。 そういった意味では、西洋のそれは自然から逃れる拠り所で
世界で最も古く 「途絶えずに現存する演劇」 は日本にある。 じつは、それを作り上げた世阿弥という人は、 「老人、パネェ」 って言ってる。 600年以上前に、 『風姿花伝』という書で、そう言っている。 父親である観阿弥に関しての記述なのだが、 すっごく乱暴に、その部分を要約すると 若い頃の魅力は、花があり、美しい。 壮年期の魅力も、油が乗っていて良い。 そして、年老いてから、 老木となってからも尚、そこに咲く一輪の花 これはこれで、また非常に見事な 至高の芸である。
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 やっちまいました。 100回連載と決めていたのに、 今日はその98回目だと思っていたのに、 今朝、気がついちゃったんですね。 93回と94回が、2つずつある! 内容は違う。 番号の振り分けミスです。 となると、今日が100回なんですよ。 流石に100回目は軽く下書きがしてあって、それに向けての今日の98も、昨日の続きですでに書いてあ
23年7月8日17:40に加筆 自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 今日はオンラインを想定して考えてみようかと思います。 以前、映像の演技には、針穴に糸を通すような、細やかな表現が必要である、というお話をしました。 カメラのレンズには、ピンホールという光を取り込む穴が空いていて、まさにそこに意識を全集中させるような気分です。 しかし今日は、敢えてその逆も必要であるという
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 先日、「表現する技術」というテーマで、企業向けワークショップのテストを行ったのですが、そこで私のワークショップでは必ず行っている「CLICK」というゲームが意外に好評だったので、今日はそれをご紹介しようと思います。 ルールはシンプルなのですが、バリエーションは様々あり、そこから得られるものも多岐にわたる面白いゲームです。 そこには、ピンチ
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 今日はセリフの意味を伝えるために、イギリスの役者が心掛けるツールをご案内します。 ピンチに陥った時、何に気をつけて話せばいいのかの、ヒントになると思います。 一文の中で強調するべき単語は、基本的に一つであると教わります。 例えば、 Mary had a little lamb. (メアリーは小さな子羊を持っていました。) という文章で
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 昨日に引き続き、イギリスの演劇学校で行われているエキササイズをもとに、私たちが即興の劇団で、インプロのために独自に開発したものです。 実践するには、2人必要なので難しいとは思いますが、「アドリブで乗り越える」為のヒントが詰まっていると思うので、ご紹介します。 「The Shoe Shop」といいます。 まずは、店番がいます。 そこにお客
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 暑い日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか? これまでも、魅せる、という単語は結構使ってきましたが、一つの動作を強調したり、所作に意識を持っていくには、どうしたらいいのか、考えてみようと思います。 イギリスの演劇学校では「Mundane Task」つまり「いつもの動作」と呼ばれるエキササイズがあります。 これは、他のいくつかのエキササ
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 すっかり夜も更けてしまいましたが、今日は土曜日なので、動作に関するエキササイズをご紹介します。 事前にこうしたことを行なっておくと、ピンチに陥りづらくなりますし、もし陥ってしまったとしても、冷静な対処ができるかと思います。 お時間があれば、ぜひチャレンジしてみては如何でしょうか? 「靴ひも」を結ぶエキササイズです。 靴ひもを結ぶ時、締
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 スピーチに関するお話も、今日で10回目となりました。 「ピンチをアドリブで乗り越える」とは少し方向性がずれているかもしれませんが、今までご紹介してきた様々なツールを、実際の場面でどのように活用するかを、スピーチという特定の状況を例に、まとめてきたつもりです。 今日はイメトレについて、お話ししようと思います。 何か大きなイベントがある前は
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 スピーチに関するお話も、そろそろ終えて、目標である100回目に向けて、まとめに入らなくてはいけないとは思いつつ、もう一つ。 なんか、全てのセリフを、同じ感じで言ってる役者さんっていますよね? スピーチでも、ずーと単調で、同じ口調だから、聞きやすいけど頭に入ってこない、ってことありませんか? なんでそうなってしまうか?考えていきたいと思い
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 昨日は、スピーチをする空間によって、観衆の視線が向いてくる方向が違うというお話をしました。 今日は、その視線をどのようにコントロールするかというお話をしたいと思います。 正直、これはマジシャンの方々のほうが専門分野かと思うのですが、役者としての考え方を綴ってみます。 イギリスの演劇学校では、もちろんマイムの授業もします。 壁を作って押
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 昨日に引き続き、スピーチをする時、観衆の目線をどうコントロールするかという話をします。 観衆の視線というのは、動いているところへ注がれます。 癖で、脚をやたらと組み替えたり、指でペンを回してたりすれば、聴く側の注目はそちらへ向いてしまうでしょう。 これを意図的に行なっているのならば良いのですが、そのつもりではないのに、聴く側の集中力を欠
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 先週は、これまでのまとめとして、ケーススタディー的に『スピーチ』に関してお話ししてきました。 今日は、さらに掘り下げて、「目線コントロール」について考えていきたいと思います。 以前、「目線」の話は書いてますが、それは表現する方の立場として、どこに目線を向けるかというお話しでした。 今回は、立場を反転させて、観客、聴衆の「目線」を、如何に
自問自答を繰り返しながら、 アドリブと演技の関係を 追求していってみようと思い立ちました。 100回(?!)連載にて、お送りします。 他にカバーしておきたいことが多すぎて、本題の、壇上を左右に歩き回るスピーチについての考察が先延ばしになってます。 いつの間にか第5回になってしまいました… そもそも、ピンチに陥りやすいシチュエーションの一つとして、スピーチという題材をケーススタディー的に取り上げ、これまでの総集編というか、まとめとして取り扱うつもりだったのですが、関連事項