羅生門」に見る、真実は それぞれの 心の中に存在する。寄って、人と違っていて良いのだ。

昨日、友人との会話の中で、 真実は それぞれの心の中に在る、と話したところで、思い出したのが、

黒澤映画、羅生門。

羅生門の 話のハイライトは、ある事件だ。

登場人物は、 1、殺された男と、2、妻と、3、妻を強姦した 強盗、4、それを一部始終見ていた、目撃者、そして、5、殺された男の供述を語る 巫女。

そして、驚くことに、5者 の供述が まるで違っている、という 話だ。

人は、全く同じこ

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証言❷ 真砂 『羅生門』(1950) 四コマ映画 その2 ネタバレ

四コマ映画198本目

四コマ映画 『羅生門』 その2
http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2606

証言❷ 真砂(金沢の妻)

私が多襄丸に手込めにされてる間も夫はそんなに抵抗しなかったですし、縄解かれても微動だにせず蔑んだ目で見てきたから耐えきれなくて私、夫を…

『羅生門』その0 → 『羅生門』その1 → 『羅生門』その

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ありがとうございます!マ・ドンソクに代わって感謝します!

酒呑童子の舎弟【茨木童子】

多くの舎弟を持つ酒呑童子ですが、その中で最も有名な舎弟をご紹介します。

名前を茨木童子といい、芥川龍之介の著書「羅生門」にも登場する有名な鬼です。酒呑童子を倒した源頼光の四天王が一人、渡辺綱に倒される伝説が有名な鬼退治の伝説として残されています。鬼の中で最も知られている鬼ではないでしょうか。歌舞伎などでも題材とされていたり、妖怪の漫画などにも多く登場しています。

茨木童子は酒呑童子同様、美男子

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証言❶ 多襄丸 『羅生門』(1950) 四コマ映画 その1 ネタバレ

四コマ映画197本目!

四コマ映画『羅生門』その1 → http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2605

証言❶ 多襄丸
最初は金沢を殺すつもりはなかったけどヤツの妻が「どっちか死ね」って言うから金沢を殺したよ。俺はめっちゃ強い男だからな!漢字の漢と書いて…

『羅生門』その0 → 『羅生門』その1 → 『羅生門』その2 → 『羅生

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ありがとうございます!イザベル・ユペールも喜んでいます!
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導入 『羅生門』 四コマ映画 その0

四コマ映画196本目!

公開70周年記念『羅生門』(1950)
四コマ映画 その0 → http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2604

羅生門(1950年製作の映画)
上映日:1950年08月26日 / 製作国:日本 / 上映時間:88分

平安時代を舞台にした武士殺人事件の法廷劇

盗賊「俺が殺した」

武士の妻「いやいや私が…

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いちゃもん『羅生門』(『藪の中』)

芥川への<いちゃもん>ではない、黒澤映画『羅生門』へのそれである。

初めて見た時は寝てしまった。さて、二度目…ネタバレ&毒舌デス。

『羅生門』か⁈

土砂降りの中、廃屋と化した巨大な羅生門。そこで、杣(そま)売り〈志村喬〉、旅法師〈千秋実〉、下人〈上田吉二郎〉が「解らん」「嘘だ」「人間なんてそんなもんだ」等とやり合うのは、確かに好い。どでかいセットを作りたかった、役者を立たせ羅生門ごと雨に濡れ

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嬉しいです!
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愚者直伝!純文学とは何を読むのか。

純文学と聞くと、その途端に、なんやその難解なの、鈍器でぶち壊したらあ、てな人もいるだろう。しかし、純文学、というのは、響きが堅苦しいだけで、実際は、私たちに最も寄り添った芸術だ。

何故、そんなことが言えるのか。その理由は、私たちが言葉を礎とする存在だからというのが一つ。というのも、人間にとって最も重要である、「表現」をするのには、言葉が不可欠だ。言葉とは、私たちが便利に生きるための表現道具であり

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新訳:羅生門

 ある日の、夕方のことでした。下人の一人の男が、羅生門の下で雨宿りをしていました。
 この広い門の下には、この男のほかに誰もいません。赤い塗装の剥がれた大きな円柱にキリギリスがただ一匹、止まっているだけでした。羅生門は大きな町の一角にあるのですから、男の他にも商人の女や男が一人二人いても良さそうなものです。それが、この男の他には誰もいないのです。

 なぜかというと、この二、三年京都には地震や突風

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映画『羅生門』への賛否両論

黒澤明監督の『羅生門』は、殺人事件の当事者たちの証言を三者三様に描き出し、真実の唯一性を揺るがす作品として名高いが、私の友人によると重要なのはそんなことではないらしい。

注目すべきは、第四の証言において、京マチ子演じる若妻が見せる狂気じみた女性性なのだという。

この第四の証言は、原作である芥川龍之介の「藪の中」には存在しない。

脚本を手掛けた橋本忍による創作である。

私自身は、最初に『羅生

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羅生門

下人の揺れる想い

悪人になるか
善人のまま餓死するか

「どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいるいとまはない。」

しかし、悪人になる勇気が出ない

楼の上で、死体の髪を技く老婆

下人は、「六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。」

老婆への怒り、悪への反感

老婆の言い訳

死体の者は生前、悪事を働いていた者だが、生きる為に仕方なくし

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