『現代日本の詩歌』感想文
「戦後の現代詩を主軸にして詩歌の全般を取り上げて短い解釈を試みた。本稿は、現代の詩歌を表現としての特徴をもとにして出来るかぎり類別し、それぞれの共通点を読解しようとするものである。」
この本は、
毎日新聞に2002年4月から2003年4月まで連載された「吉本隆明が読む現代日本の詩歌」をもとに編まれた本です。
構成者二人(大井浩一/重里徹也)が吉本隆明の自宅をたびたび訪ね、縦横に語ってもらい、そのエッセンスを原稿にしてそれに吉本が筆を入れる、という形をとっている本です。つま