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シン・映画日記

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シン・映画日記まとめ。 映画館で見た映画の見た直後のラフレビュー。 毎日更新をめざしてるので、1日から3日おいてからの更新もあります。
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2022年12月の記事一覧

シン・映画日記『THE FIRST SLAM DUNK』

シン・映画日記『THE FIRST SLAM DUNK』

2022年の最後の最後の最後の最後にTOHOシネマズ日比谷にて『THE FIRST SLAM DUNK』を見た。

まさしく、別アングル「SLAM DUNK」。
「SLAM DUNK」の知識、初期と主要登場人物しか知らなかったけど十二分に楽しめた。

インターハイ2回戦の対山王工業高校戦と宮城リョータ主人公の「ピアス」を軸にした「SLAM DUNK」。

宮城リョータ視点を中心に花道、赤木、流川、

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シン・映画日記『真・事故物件パート2/全滅』

シン・映画日記『真・事故物件パート2/全滅』

新宿のシネマカリテにて窪田彩乃主演映画『真・事故物件パート2/全滅』を見てきた。

てっきり、白石晃士監督作品『ノロイ』やそれこそ『事故物件 恐い間取り』みたいな映画かと思ったらかなり違った。
タイプとしては白石晃士監督作品『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』が近い。『ノロイ』と『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』を併せたような作品だが監督は白石晃士ではなく佐々木勝己。

タイ

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シン・映画日記『空の大怪獣ラドン』

シン・映画日記『空の大怪獣ラドン』

MOVIX三郷にて『空の大怪獣ラドン』を見る。

「午前十時の映画祭」枠。
1956年の作品。
阿蘇山近郊の炭鉱街を舞台にした怪獣映画だけど、
前半は昭和30年前後の炭鉱会社や炭鉱街の様子が分かる映画になっていて、炭鉱の男たちや妻たちの映画として味がある。

そんな中で炭鉱内で謎の失踪事件や怪虫によるパニックなどが起こり、
最終的には怪獣ラドンの騒動になる。

後半はラドン騒動がメインになるが、

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シン・映画日記『ランディ・ローズ』

シン・映画日記『ランディ・ローズ』

新宿のシネマカリテにてドキュメンタリー映画『ランディ・ローズ』を見る。

クワイエット・ライオット〜オジー・オズボーンのギタリストで1982年3月19日に亡くなったランディ・ローズのドキュメンタリー映画。誕生からクワイエット・ライオットでのプレイ、オジー・オズボーン・バンドのオーディションへの参加、瞬く間にギターヒーローになり、突如の死まで、家族、友人、オジー・オズボーン、ケヴィン・ダブロウ等関係

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シン・映画日記『ほの蒼き瞳』

シン・映画日記『ほの蒼き瞳』

イオンシネマ浦和美園にてクリスチャン・ベール主演映画『ほの蒼き瞳』を見る。

1830年のアメリカ・ニューユーク州ウエストポイントにある陸軍士官学校近辺で起きた士官候補生の殺人事件の究明をハドソンリバーバレーで隠居生活を送る元刑事のオーガスタス・ランドーが士官学校校長から依頼を受ける。ランドーは心臓をくり抜かれた士官候補生の遺体が握っていた手紙の切れ端を見つけ、パブで出会った士官候補生のエドガー・

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シン・映画日記『フラッグ・デイ 父を想う日』

シン・映画日記『フラッグ・デイ 父を想う日』

MOVIX三郷でショーン・ペン監督・主演映画『フラッグ・デイ 父を想う日』を見た。

実話ベースの父と娘の物語を実の親子で共演。
15年の刑に服役していた父親ジョンが出所後にジャーナリストの娘ジェニファーと接触を取る。

要はジョンとジェニファーの親子の語らいを軸にした映画で、ジェニファーは何度かジョンと接触を試みるが会話は毎回すれ違い、お互いわかり会えない。親の気持ち子知らずを地で行く映画で、シ

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シン・映画日記『ブラックナイトパレード』

シン・映画日記『ブラックナイトパレード』

ユナイテッドシネマ浦和にて『ブラックナイトパレード』を見た。

「荒川アンダーザブリッジ」や「聖☆おにいさん」を手掛けた中村光がヤングジャンプやウルトラジャンプで連載している「ブラックナイトパレード」を福田雄一一座にてリミックス。

主に1巻と2巻のエピソードを日野三春視点のみを中心に構成。

ゲスト主演的に吉沢亮と中川大志、渡邊 圭祐を使いながら、
ヒロインに橋本環奈、要になるコンビニ店長役に佐

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シン・映画日記『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

シン・映画日記『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

ユナイテッドシネマ浦和にて『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』を見る。ホイットニー・ヒューストンの栄枯盛衰を描いた伝記映画。

1985年のデビューから2012年2月の謎の死の直前まで、成功した時も負の部分もバランス良く描いている。

デビューしてから瞬く間にスターへの階段を駆け上がり、1991年のスーパーボウルでの国歌斉唱や『ボディガード』での出

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シン・映画日記『かがみの孤城』

シン・映画日記『かがみの孤城』

ユナイテッドシネマ浦和にて、辻村深月原作、原恵一監督作品『かがみの孤城』を見た。

控えめに言って超傑作だった!!!!!!

見事な中学生SFミステリー&アドベンチャーで、終始心が揺さぶられまくった!!

性別・年齢もばらつきがある心を病んだ7人の中学生が謎の孤城に集められ、期限付きで孤城内にある鍵と願いがかなう小部屋を探す。

約1年の期間をゆっくり進み、7人で遊んだり話したりしながら徐々に手が

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シン・映画日記『天上の花』

シン・映画日記『天上の花』

新宿武蔵野館で東出昌大主演『天上の花』を見る。

詩人・三好達治が妻子がいながら福井県三国町でケイコと同棲生活を送るが、極貧生活、酒と暴力の果てに疲れ果てるケイコが次第に三好を遠ざけるようになる。

実話ベースの小説に萩原朔太郎や三好達治など実在の詩人が出るがその大半が三好達治のDV描写と逃げ惑うケイコの様子になる。

詩が多少売れても別れている妻子にお金を送るために食うものや着るものも事を欠く極

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シン・映画日記『そばかす』

シン・映画日記『そばかす』

新宿武蔵野館にて三浦透子主演映画『そばかす』を見る。
これは、とんでもない大傑作だった!

小津安二郎イズムな家族劇を描きながら、令和現代の「多様性」を描いている。

婚期を逃しながらも恋愛には興味なく、実家ぐらしでコールセンターバイトのアラサー女子の佳純が母親に強引にお見合いをセッティングされ、そこで佳純と近い恋愛価値観を持つラーメン屋店主の木暮翔と出会う、というのがストーリーの始まり。

一番

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シン・映画日記『ホット・シート』

シン・映画日記『ホット・シート』

シネマート新宿でメル・ギブソン出演作『ホット・シート』を見る。

元ハッカーのIT技術者のオーランドがある日、職場の自分の椅子の下に爆弾を仕掛けられ、謎の脅迫者の指示に従い巨大証券会社のコンピューターをハッキングすることに。そのやり取りの中で爆発が起こったため、近隣公園の爆破事件の処理に当たっていた爆弾処理班のベテラン隊員のウォレスやSWATらが現場付近に急行する。

ホット・シート、要は椅子の下

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シン・映画日記『終末の探偵』

シン・映画日記『終末の探偵』

シネマート新宿で北村有起哉主演映画『終末の探偵』を見る。

これ、ズバリ、北村有起哉版兼令和現代左翼リベラル版な「探偵物語」だね。もしくは、インディー版『探偵はBARにいる』とも。

ミニ歌舞伎町のような東京郊外のとある街を舞台に、ヤクザが仕切る裏カジノの借金をチャラにするために、主人公・連城が組長からある依頼を受け、時同じくしてフィリピン系の女性から行方不明になったクルド人女性の捜索依頼を受ける

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シン・映画日記『1950 水門橋決戦』

シン・映画日記『1950 水門橋決戦』

シネマート新宿で中国映画『1950 水門橋決戦』を見る。

前作『1950 鋼の第7中隊』の続編で、「中国勝利三部曲」の二作目の後編にあたる作品。

前作以上に戦闘シーンに次ぐ戦闘シーンの連続ではあったが、パイプラインでの攻防、橋での攻防など見所満載。

これが最終作というだけのことはあって、手榴弾や爆弾を抱えての自爆シーンが非常に多く、感情移入しすぎると次々と死んでいくので、感情移入のしにくさは

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