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シン・映画日記『真・事故物件パート2/全滅』

新宿のシネマカリテにて窪田彩乃主演映画『真・事故物件パート2/全滅』を見てきた。


てっきり、白石晃士監督作品『ノロイ』やそれこそ『事故物件 恐い間取り』みたいな映画かと思ったらかなり違った。
タイプとしては白石晃士監督作品『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』が近い。『ノロイ』と『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』を併せたような作品だが監督は白石晃士ではなく佐々木勝己。

タイプが異なるユーチューバーや中年女優を使って事故物件恋愛リアリティー番組を作ろうとしたら、意外なサスペンスやホラー/スプラッター映画になる、という映画。

ユーチューバーをキャスティングしたり事故物件を見つけてくる小野健斗が演じる安藤、
パワハラ気味なディレクター、
コアチョコのスカジャンを着た女の子AD、
頭が悪い勢い任せな迷惑系ユーチューバー、
かつて安藤と同じ俳優事務所にいた美容系ユーチューバー、
若干迷惑系寄りのオカルト系ユーチューバー、
そしてかつて売れっ子子役だった中年女優、
という感じで曲者だらけのメンツで途中からリアリティー番組制作からゴア描写が強いスプラッター映画に変わる。

この中で安藤とある出演者に繋がりがあり、
それが後半のメインになる。
全編では小野健斗が演じる安藤が主役になるが、主演の窪田彩乃は女の子AD役で最初は脇役的なポジションから徐々に目立つポジションになる。

もう少し事故物件取り扱われた家がなんで事故物件になったかをやってほしかってし、
中年女優にしてもわけありの美容系ユーチューバーにしても掘り下げがほしかった。

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