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#食
サンマのようにおよぐな
多くのブースに行列ができ盛りあがる中で、芸祭の焼きそば屋台の鉄板にはカバーがかかり、立ち上がるソースの香りはなかった。
「大雨で上がったりだ、泊まる」という短いメール。息子が芸祭の焼きそば屋の店長だというので、売り上げに貢献しに行くか。いや、親なんて来たら限りなくうっとうしいよね。迷いながらも向かった学園祭。
焼きそばのカケラさえ売っていなかったのは、メンバーの失態で営業停止(卒業生のわた
ちょっとブレイク「春の土鍋」タンポポちらしのポタージュ
冬のバターナッツと春のタンポポがスープの中で出会ったら
冷暗な場所で冬のあいだ保存していた古参バターナッツかぼちゃと、庭の新人タンポポが出会う。春の新タマネギも仲介役で。出会いというものは、理想から現実の味にかわる瞬間だ。
「バターナッツのポタージュ」
Cocciorinoの土鍋(白)
かれこれ15年~16年くらい、山梨の個人農場に野菜の宅配をおねがいしている。彼らの有機農法(一部自然農法)
ちょっとブレイク「春の土鍋」蕗のおすまし
「ココロニ」の下で会いましょう去年の春、蕗の葉の下に住む人に会いに旅に出た。アイヌ語で蕗は「ココロニ」、下は「ポック」、人は「ウンクル」。つまり、ちいさな神様「コロポックル」なのね。
民族博物館では「熊送り」(イオマンテ)のことを知って神の国を信じた。子熊を大切に飼育し、大きくなったらお土産を持たせて神の国へ送るというアイヌの儀式。
気づくと、蕗の群生地で真剣にコロポックルを探していた。
出