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ささきめぐみ個展『チョビとその周辺』を見て、生き物の優しさに包まれる
三軒茶屋の本屋さん「トワイライライト」へ、ささきめぐみさんの個展『チョビとその周辺』を見に行った。(展示は2024.9.30まで) https://ignitiongallery.tumblr.com/po…
ささきめぐみ個展『チョビとその周辺』を見て、生き物の優しさに包まれる
三軒茶屋の本屋さん「トワイライライト」へ、ささきめぐみさんの個展『チョビとその周辺』を見に行った。(展示は2024.9.30まで)
https://ignitiongallery.tumblr.com/post/760057935714009088/%E3%81%95%E3%81%95%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF%E5%80%8B%E5%B1%95ch
ドラマ「終りに見た街」を見て、「知性の価値」に想いを馳せる
山田太一原作のドラマ「終りに見た街」は、クドカンが脚本を手がけても、やっぱり怖かった。
このドラマを私が初めて見たのは1982年、小学生のときだ。
その時はあまりにも衝撃的なストーリ、とりわけラストにショックを受け、
文字どおり眠れなくなった。
いくつものシーンの映像が今も脳裏に焼きついているほどだ。
2005年の2度目のドラマ化は見ていない(あったことも知らなかった)。
今回、「見たことがない
【ゲルハルト・リヒター展】〜真実はもっと悲劇的で、計り知れないほど恐ろしい
東京国立近代美術館で開催されていた「ゲルハルト・リヒター展」に、滑り込みで行くことができた。
リヒターにも、抽象画にも詳しくないのだが、ホロコーストを主題に描いた4点の巨大な抽象画から成る作品「ビルケナウ」(2014年)だけは見ておきたかったのだ。
一見、単なる巨大な抽象画だが、塗りこめられた絵の具の下には、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で囚人が隠し撮りした写真を描き写したイメージが隠
フィリップ・K・ディック 『高い城の男』
フィリップ・K・ディックの小説を読んだのは、高校生のときに『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んで以来、実に20年ぶりになる。アマゾン・プライムで同書を原作とするドラマ・シリーズを数回見て、正直あまり面白いとは思えなかったので中断し、原作はもっとマシなのでは…と期待を込めて手に取った。思えば『アンドロイド…』の方も、かの大ヒット映画『羊たちの沈黙』を見たことがきっかけで読んだのではなかったか
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