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人間関係・関係性・距離感

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#コラム

誰かの「許可」を得なきゃやりたいことできないなんてくだらない

誰かの「許可」を得なきゃやりたいことできないなんてくだらない

たまに、「支配したい人と支配されたい人」ばかりなのか、と絶望することがある。

「決める」ことは、とても面倒なことなんだろう。誰かに決めてもらった方が楽だったりするのかも。決めたことに責任を持たなきゃならないし。誰かに決めてもらったらその人のせいにできるし。だから決めることは怖い。

そして、逆に、自由に「決めさせる」ことは怖いという人もたくさんいる。
自分でコントロールできないから。

「立場」

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「友達」でも「両想い」じゃないと続かないよね

「友達」でも「両想い」じゃないと続かないよね

ここ数年、「友達」について考えてばかりいる。

私は友達が少ない。
そもそもの「友達」の定義は人それぞれだと思うのだけど、私のそれは人より狭くて条件が多いから厄介だ。
たくさん内省を重ねて、友達を増やすために妥協してみようと思って、実際広げてみたりもしたのだけど、全くしっくりこなかったので、広げることや妥協することを諦めた。
そもそも「友達づくり」に妥協するってその相手にも失礼な話だし、自分が満た

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「空気読めない」という言葉を使わない

「空気読めない」という言葉を使わない

12時43分、追記しました。

◇◇◇

専門学校時代、嫌いな同級生がいた。

仮にジュンコちゃんとしよう。

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「黒髪の清純系」と言われたこと

「黒髪の清純系」と言われたこと

「あー、わかる、黒髪の清純系の子ってミスドでバイトしがちw」

エマちゃんが言った。私が「高校生のときにミスドでバイトしていた」と言ったからだ。

28のときに少しだけ働いていた会社でのこと。私は数人の同期とお弁当を食べていた。

……黒髪の清純系、ねぇ。エマちゃんには、私がそういうタイプに見えているんだな。

だけど、私はそのときたまたま髪が黒かっただけで、28年間ずっと黒髪だったわけではない。

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対話は難しい…

対話は難しい…

サボっていた訳ではなく、誰も投稿を期待してない中で一人でも多くの方に読んでいただくためにあれこれ考えていたら月日が経っていました。

という訳でいきなりのtwitterのリンクを貼り付けてみます。

この言葉の展開にグッときました!
「共話」初めて聞く言葉です。

12月8日に東京で開催されたsoar conferenceに参加しました。テーマは「語り」

ゲストは浦河べてるの家の向井地さん、そし

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「恋をする」人と「恋に落ちる」人

「恋をする」人と「恋に落ちる」人

以前「私には恋がわからない」という記事を読んだ。

この記事を書いた坂口さんは既婚。奥様とは長い交際の末に結婚したそうで、「短期的な関係にメリットを感じない」という趣旨のことが書かれている。

つまり私は、短期的な関係性を人生においてまったく求めていなくて、長期的な関係性にだけ自分の時間やコストを投資したいということです。

この思考で生きていると、冷めたら途端に嫌になる「恋」なるものに時間を割く

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自分のわがままと他者の尊重は両立できる

自分のわがままと他者の尊重は両立できる

ここ何年かは、人に対して「わがままだ」「やる気がない」と全く思わなくなった。というか、その言葉をもって人を弾糾することの無意味さを知ったから使う必要がなくなった。 マジックワードだと思う。都合が良い言葉。

人間はわがままなものだし、やる気がない時もある。やりたくない時はやる気でないよ。機嫌が悪い時もあるし、めいわくだって超かける。結構弱いものだし、間違うことなんてしょっちゅう。

だいたい、何か

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「片思い」は恋愛だけじゃない

「片思い」は恋愛だけじゃない

恋愛じゃない人間関係においても「片思い」の概念がある。

たとえば、まだそれほど関係が深まっていない友人に対して

「私は友人だと思ってるけど、相手はそう思ってないかも……?」

と思うことがよくある。

また、大好きな友人との会話の中で、

「私はこの人が大好きだけど、この人は私のこと“そこそこ好き”くらいなんだろうなぁ」

と感じることもある。

それらは、両者の感情の重さが釣り合っていないと

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関係性のラベルと、グラデーション。

関係性のラベルと、グラデーション。

私たちは、普段の生活の中でたくさんの役割を演じている。

友達、恋人、先輩、後輩、妻、母、娘、同僚、取引先。
接する人の数だけ、役割の数があると言っても過言ではない。

その中でも、「家族」「恋人」は特に重視されるラベルではないかと思う。

「私はこのコンビニの常連なのかな」と悩むことはないが、「私はこの人の恋人なのかな」という悩みは、誰しも一度は持ったことがあるはずだ。

特にその悩みの最たるも

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