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「友達」でも「両想い」じゃないと続かないよね

ここ数年、「友達」について考えてばかりいる。

私は友達が少ない。
そもそもの「友達」の定義は人それぞれだと思うのだけど、私のそれは人より狭くて条件が多いから厄介だ。
たくさん内省を重ねて、友達を増やすために妥協してみようと思って、実際広げてみたりもしたのだけど、全くしっくりこなかったので、広げることや妥協することを諦めた。
そもそも「友達づくり」に妥協するってその相手にも失礼な話だし、自分が満たされない関係を続ける意味もない。

テレビで仕入れた情報によると、「自分が友達だと思っている人の約半分の相手が自分のことを友達だと思っていない」というデータがあるらしい。
それが本当なら、私の数少ない友達の半分が私のことを友達だと思っていないということになるので、あー・・・・

それくらい友達と「両想い」になるのって難しいことなのだ。
私は「恋愛」と同じくらい、というか、同じように、「友達と両想いになること」は奇跡だと思っている。

過去の経験から、とても素敵な人と知り合って、「この人と仲良くなりたいな。もっと知りたいな。友達になりたい!」と思っても、相手が私のことをそう思わなかった場合、それ以上進展はない。連絡先すら交換できない場合もある。
首尾よく何度か会う機会に恵まれたとしても、私を知っていくうちに「この人違うな」と判断されてフラれてしまうことも度々だ。(直接何か言われるわけではないけど、私から連絡しても返事が来なかったり、濁されてしまったり。)
私の「片想い」で終わってしまう。
人の感情はどうにもできないので、縁がなかったと諦めるしかない。とても残念だけど、そこは私も大人なので相手の気持ちや考えを想像して引き下がる。

逆もある。
「この人私に興味を持ってくれていて、親しくなりたいと思ってくれているんだな」と分かるのに、私がその人に興味を持てない場合だ。
すごく申し訳ないけど、一緒にいて楽しいと思えない人とはそれっきりになってしまう。

こんなことを繰り返している。
そもそも積極的に人と知り合う場に出向くことも少ないので、友達が増えるわけもない。


ライフイベントによる価値観の変化

しかも、学生の頃からの友達とも疎遠になりがちだ。
女性はライフイベント(就職、結婚、出産、等)で自分の置かれる環境がどんどん変わるので、その度に価値観や大切にしたいことの優先順位が変わっていくからだ。

私は結婚しているが、子供はいない。仕事は自営業で時間やお金に余裕がある生活をしている。
しかし、学生時代からの友達のほとんどが、子育て真っ盛りで家族中心の生活を大切にしている時期だ。
悲しいけど、彼女たちとゆっくり会って話したり、一緒に旅行に行ったりすることは難しい。電話すら出来ない人もいる。話せたとしても共通の話題がなく言葉に詰まる…

それとこれは私が勝手に感じていることなんだけど、彼女たちの中で「私という存在」の優先順位がすごく下がっているのを痛感している。
彼女たちが悪いわけではない。仕方がないことだと思う。
家族や、子供や、ママ友や、仕事や、PTAや、ご近所づきあいや、日々の雑事等、やらなくてはいけない事がたくさんあるのだ。昔の友達の優先順位が必然的に下がってしまうのは当たり前だ。

彼女たちのことを嫌いになったわけではない。
彼女たちが私を嫌いになったわけでもないだろう。
でも、お互いの熱量のバランスが崩れてしまっている今、友達関係を続けるのは難しく、疎遠になってしまう。
私の方から一方的に連絡を取り続ける(でも相手から連絡はこない)ことに疲れてしまうし、余計孤独を感じてしまう。

友達とは、同じくらいの熱量で「両想い」でありたい。
私も相手を大事にしたいし、相手からも大事にされたい。そんな関係を築ける人と出会いたい。

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