世論時報

月刊『世論時報』は、約50年以上の歴史があり、読者と共につくってきた雑誌です。 世論時…

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月刊『世論時報』は、約50年以上の歴史があり、読者と共につくってきた雑誌です。 世論時報は、社会全般の問題を真剣にとらえ、住みよい社会生活の実現を目指して、読者と共に歩みます。定期購読の申し込みは右記URLまでhttps://seronjihou.com/

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  • 新・食べもの通信

  • 子どものメッセージ

    一般社団法人人間性復活運動本部が開催する作文コンクールの受賞作文をまとめたマガジンです。子どもの純粋さが現れており、読むことで心が洗われます。

記事一覧

◇連載40【人生を彩るサイエンス】水質汚染~貴重な水資源の使い方~

「湯水のごとく使う」という言葉があるように、私達は毎日、飲料用や洗浄用など当たり前のように水を使います。しかし、実際には水はとても貴重なものなのです。しかも、近…

世論時報
2年前
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◇東光西風【自他共存共栄の精神に基づいた生活運動で持続可能な社会を】

環境問題、経済格差、エネルギー問題、新型コロナウイルスの感染対策など、山積している問題の解決を国や政府にばかり頼ってはいられない。 社会において利他の精神が認知…

世論時報
2年前
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◇コラム【新・食べ物通信22】春菊

風邪・ストレスに打ち勝つ免疫力を 手に入れましょう!! 風邪薬になるほど優れた野菜  皆さんは、春菊がお好きでしょうか。独特のさわやかな香りを持ち、鍋の具材や和え…

世論時報
2年前
1

◇特集【長寿企業に学ぶ】時代を超える強さの秘訣

存続し続けること自体が容易ではないビジネスの世界において、一〇〇年以上経営し続ける長寿企業にはどのような経営ノウハウが蓄積されているのか。その特徴を紐解いていき…

世論時報
2年前

◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー2.株式会社 ういろう

小田原駅からバスに乗ること5分、国道沿いに悠然とたたずむ城が現れる。近づいてよく見ると、平仮名で「ういろう」の文字があり、城ではなく店舗だと気付く。 和菓子と薬を…

世論時報
2年前
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◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー1.株式会社 鮑屋

安土桃山時代からの流れを受け継ぐ老舗企業『鮑屋』。 相模湾で獲れた新鮮な海産物を食卓へ届けている。 仲卸を事業の柱として信頼を築き、加工製造、 さらには小売へと事…

世論時報
2年前

◇特集【長寿企業に学ぶ】

新型コロナウイルスが蔓延し、 生活様式が大きく変わりました。 その影響を受けて経済が低迷し、 多くの企業が倒産や経営不振に陥っています。 事業の継続は大変難しいもの…

世論時報
2年前
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『世論時報2021年10月号』配信記事目次

◇特集「長寿企業に学ぶ」*日本の長寿企業 *地元小田原での信頼と事業展開(㈱鮑屋) *生き残る秘訣は競争ではなく共存(㈱ういろう) *時代を超える強さの秘訣 *100…

世論時報
2年前
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◇コラム【新・食べ物通信】カブ

多くの品種が生まれ各地で愛されています  皆さんは、カブがお好きでしょうか。サラダ、漬物、煮物、みそ汁の具材など、日々様々な料理で活用されています。  原産地は…

世論時報
2年前
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◇連載【明日を創る 日本を創る121】みんなで税金の使い方を考える場づくり

・前川和治(まえかわ かずはる)氏 敦賀市議会議員。1977年福井県敦賀市生まれ。京都建築大学校卒業後、慶應義塾大学法学部に進学。1998年、中央興産株式会社…

世論時報
2年前
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『世論時報 2021年9月号』配信記事目次

◇特集 世界の人を元気にする「利他」*わたしもみんなも地球の上で生きています *「利他」をことばにする人 *4人の「利他」を読む *「利他の精神」に触れる学生たち …

世論時報
2年前
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◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(後編)

次世代が自信を持って受け継げる 国づくりを目指して ・中谷 一馬(なかたに かずま)氏 衆議院議員(立憲民主党)。神奈川7区(横浜市港北区・都筑区)選出。 198…

世論時報
2年前
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◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(前編)

コロナ禍の今、政治は何をもって 国民の期待に応える? ・中谷 一馬(なかたに かずま)氏 衆議院議員(立憲民主党)。神奈川7区(横浜市港北区・都筑区)選出。 19…

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2年前
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◇特集【仏像の表情に癒されて】

仏像の顔には容姿としての「顔」だけでない、 人の心に訴える奥深い意味があるようです。 如来・菩薩の表情  京都の東寺で大日如来を拝んだとき、美術館で仏頭(興福寺)…

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2年前
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◇特集【ロボットの表情】

「表情は生物特有のものであり、人間は特に表情が豊かである。」 これは果たして真実なのだろうか? そう疑問を持った筆者が、表情を 人工的に再現しようと試みている研究…

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2年前
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◇特集【子どもの不思議な力】表情を育む

ヒトは赤ちゃんや子どもの時期にたくさんの愛情に触れ、心豊かな感性を育みたいものです。これまで多くの乳幼児を診察し、自らも子育てをしてきた、「こどもの森クリニック…

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2年前
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◇連載40【人生を彩るサイエンス】水質汚染~貴重な水資源の使い方~

◇連載40【人生を彩るサイエンス】水質汚染~貴重な水資源の使い方~

「湯水のごとく使う」という言葉があるように、私達は毎日、飲料用や洗浄用など当たり前のように水を使います。しかし、実際には水はとても貴重なものなのです。しかも、近年の科学技術の急激な発達によって、貴重な水資源が汚染されつつあります。今回はこの水資源の汚染について説明します。

水質汚染とは
 水質汚染とは、川や海などの水質が悪化することをいいます。

 日本で初めて水質汚染が問題になったのは、明治時

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◇東光西風【自他共存共栄の精神に基づいた生活運動で持続可能な社会を】

◇東光西風【自他共存共栄の精神に基づいた生活運動で持続可能な社会を】

環境問題、経済格差、エネルギー問題、新型コロナウイルスの感染対策など、山積している問題の解決を国や政府にばかり頼ってはいられない。
社会において利他の精神が認知されつつあり、その重要性を人々は感じ始めている。

他者を意識することで持続可能になる
 若い頃、共済主義実践運動を学び、利他の精神のことを知った時に、とても難しいことのように思った。自分のことを考えるので精いっぱいであり、他人に目を向ける

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◇コラム【新・食べ物通信22】春菊

◇コラム【新・食べ物通信22】春菊

風邪・ストレスに打ち勝つ免疫力を
手に入れましょう!!

風邪薬になるほど優れた野菜
 皆さんは、春菊がお好きでしょうか。独特のさわやかな香りを持ち、鍋の具材や和えもの、サラダなど、様々な料理に広く活用されています。関西では菊菜と呼ばれることもあります。通常は秋に花を咲かせる菊に対し、春に花を咲かせることからこの名が付きました。

 地中海沿岸のギリシャ、トルコが原産と言われており、古くから観賞用

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◇特集【長寿企業に学ぶ】時代を超える強さの秘訣

◇特集【長寿企業に学ぶ】時代を超える強さの秘訣

存続し続けること自体が容易ではないビジネスの世界において、一〇〇年以上経営し続ける長寿企業にはどのような経営ノウハウが蓄積されているのか。その特徴を紐解いていきます。

■守る事業と新しく取り入れる  分野の判断 長寿企業と名が付くからには、経営を継続させる持続力に重きを置いているのは容易に想像ができる一方、持続性を重視することにより保守的になってばかりいるのでは、時代から取り残されてしまいます。

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◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー2.株式会社 ういろう

◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー2.株式会社 ういろう

小田原駅からバスに乗ること5分、国道沿いに悠然とたたずむ城が現れる。近づいてよく見ると、平仮名で「ういろう」の文字があり、城ではなく店舗だと気付く。
和菓子と薬を売る会社で、日本で650年、二十五代という長い歴史を積み重ねている。老舗の看板を守りつないでいる当主に、生き残りの秘訣を伺った。

共存を前提とした競争なら 助け合える― 外郎家の歴史を教えてください。
 外郎 およそ650年前、中国の元

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◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー1.株式会社 鮑屋

◇特集【長寿企業に学ぶ】インタビュー1.株式会社 鮑屋

安土桃山時代からの流れを受け継ぐ老舗企業『鮑屋』。
相模湾で獲れた新鮮な海産物を食卓へ届けている。
仲卸を事業の柱として信頼を築き、加工製造、
さらには小売へと事業展開をしている。
長寿企業の秘訣を常務取締役の市川将史氏に聞いた。

4世紀に亘って築き上げた地元小田原での信頼
時代の変化を乗り越え 新たな事業展開も追求 ― 創業時の様子を教えてください。
 市川 創業は1587年、今年で434年に

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◇特集【長寿企業に学ぶ】

◇特集【長寿企業に学ぶ】

新型コロナウイルスが蔓延し、
生活様式が大きく変わりました。
その影響を受けて経済が低迷し、
多くの企業が倒産や経営不振に陥っています。
事業の継続は大変難しいものですが、
一方、日本は長寿企業大国であることをご存じでしょうか。

 世界の長寿企業のうち 4割が日本企業
 世界に目を向けて、創業100年以上の企業数を比較してみると、世界で最も多いのは日本の3万3076社です。これは全体の41・3%

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『世論時報2021年10月号』配信記事目次

『世論時報2021年10月号』配信記事目次

◇特集「長寿企業に学ぶ」*日本の長寿企業
*地元小田原での信頼と事業展開(㈱鮑屋)
*生き残る秘訣は競争ではなく共存(㈱ういろう)
*時代を超える強さの秘訣
*100年企業から学べること

◇東光西風*利他の精神を判断基準に入れた生活を
自他共存共栄の精神で持続可能な社会を目指せ

◇投稿*聞かれなくなった「北方領土」返還
引き分けの精神で交渉に臨むことを勧めたい

*地域住民の皆さん、性根を据え

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◇コラム【新・食べ物通信】カブ

◇コラム【新・食べ物通信】カブ

多くの品種が生まれ各地で愛されています
 皆さんは、カブがお好きでしょうか。サラダ、漬物、煮物、みそ汁の具材など、日々様々な料理で活用されています。

 原産地はアフガニスタン付近の中央アジア、地中海沿岸など諸説あります。

 歴史は古く、日本には弥生時代に大陸から伝わりました。『古事記』には「吉備の菘菜(きびのあおな)」と記載され、『日本書紀』では主食を補う作物として、持統(じとう)天皇がカブの

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◇連載【明日を創る 日本を創る121】みんなで税金の使い方を考える場づくり

◇連載【明日を創る 日本を創る121】みんなで税金の使い方を考える場づくり



・前川和治(まえかわ かずはる)氏
敦賀市議会議員。1977年福井県敦賀市生まれ。京都建築大学校卒業後、慶應義塾大学法学部に進学。1998年、中央興産株式会社(大阪)に就職、2年目に最優秀営業マンとして表彰される。2001年、滋賀県長浜市にてソフトクリーム店を起業。2004年、旅行会社に就職。2005年、「市議会議員と話そう!」を主宰。2007年、29歳で敦賀市議会議員選挙に立候補しトップ当選

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『世論時報 2021年9月号』配信記事目次

『世論時報 2021年9月号』配信記事目次

◇特集 世界の人を元気にする「利他」*わたしもみんなも地球の上で生きています
*「利他」をことばにする人
*4人の「利他」を読む
*「利他の精神」に触れる学生たち
*「利他」が明日の世界を築くという話

◇東光西風*新型コロナウイルスの感染に歯止めがかからない今
人間の「命」や「死」について向き合い、考えてみる

◇投稿*化学物質に取り囲まれた暮らし方をしている
人知れず増加する「化学物質過敏症」

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◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(後編)

◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(後編)

次世代が自信を持って受け継げる
国づくりを目指して

・中谷 一馬(なかたに かずま)氏
衆議院議員(立憲民主党)。神奈川7区(横浜市港北区・都筑区)選出。
1983年8月30生まれ、37歳。第94代内閣総理大臣 菅直人の秘書を経て、2011年統一地方選挙にて27歳で初当選し、神奈川県政史上最年少議員となる。世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)のGlobal Shapersに地方議員として史上初

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◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(前編)

◇特集【明日を創る・日本を創る】期待の野党1期生コンビ特別対談インタビュー(前編)

コロナ禍の今、政治は何をもって
国民の期待に応える?

・中谷 一馬(なかたに かずま)氏
衆議院議員(立憲民主党)。神奈川7区(横浜市港北区・都筑区)選出。
1983年8月30生まれ、37歳。第94代内閣総理大臣 菅直人の秘書を経て、2011年統一地方選挙にて27歳で初当選し、神奈川県政史上最年少議員となる。世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)のGlobal Shapersに地方議員として史上

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◇特集【仏像の表情に癒されて】

◇特集【仏像の表情に癒されて】

仏像の顔には容姿としての「顔」だけでない、
人の心に訴える奥深い意味があるようです。

如来・菩薩の表情
 京都の東寺で大日如来を拝んだとき、美術館で仏頭(興福寺)を鑑賞したとき、「何とも言えない、いいお顔だなぁ」と深く心に感じ、温かいものに包まれるような思いにひたりました。また、博物館で阿修羅像や不動明王像を眺めたときは「叱咤されるような険しい表情だなぁ」といったその凄みと迫力に圧倒されたことも

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◇特集【ロボットの表情】

◇特集【ロボットの表情】

「表情は生物特有のものであり、人間は特に表情が豊かである。」
これは果たして真実なのだろうか? そう疑問を持った筆者が、表情を
人工的に再現しようと試みている研究を調査したので、本誌で紹介します。

人の表情をまねるアンドロイド
 人間の見た目を模したロボットをアンドロイドといいます。小説、アニメ、映画等のSF作品に登場し、人間には不可能な計算や力仕事を行ないます。計算や力仕事だけなら、箱型や車型

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◇特集【子どもの不思議な力】表情を育む

◇特集【子どもの不思議な力】表情を育む

ヒトは赤ちゃんや子どもの時期にたくさんの愛情に触れ、心豊かな感性を育みたいものです。これまで多くの乳幼児を診察し、自らも子育てをしてきた、「こどもの森クリニック」の早崎理香先生にお話を伺いました。

新生児は無意識にほほ笑む

―― 病院の中で笑顔が一番あふれる場所は小児科病棟だと聞きました。

早崎 そうですね、でも、病院と診療所ではまた違います。病院はシビアな疾患の方も多く、死と隣り合わせの子

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