#小説
月曜日の憂鬱に関する、世紀の大発見。
「お母さん!! オレ、気づいたっちゃけど!!」
小学4年生の次男が、さも世紀の大発見をしたかのような顔をして話しかけてきた。
その時刻、日曜日の午後9時半。
金曜日の帰宅後、一度も開かれることのなかったランドセルを開きながらの発言だった。
ランドセルはどこにも隙間がないくらいにぎゅうぎゅう詰めで、多分山手線の朝のラッシュもここまでのぎゅうぎゅう詰めではないと思う。知らんけど。
プリント類も教
君の食べ物をたべたい
どこの馬の骨かもわからない牛の葬儀が、生前の牛にはまるでにつかわしくない曇天の日にとり行われたかどうかを私は知らない。
ましてや、どこの馬の骨かもわからない豚の葬儀を行った事実があったかどうかも私にはわからなかった。
夫の皿の上には、薄くカットされたサラミが行儀よくのっていた。
きっと葬儀すら執り行われなかった牛や豚をひき肉にして、香辛料をふんだんに混ぜ合わせて固めた食べ物を、夫が自分好みの厚さ
半袖半ズボン小4男児の揺らぐ決意
小4の次男は冬でも半袖半ズボンを貫きたいタイプだ。
長袖を着るのを極端に嫌う。
一応極端に寒くなれば長袖は着る。
しかし、朝は長袖を着ていっても、帰りには脱いで帰ってきたりもする。
できる限り、半袖半ズボンがいいらしい。
近所に住む小学2年生の姪っ子に、〇〇くんは長袖持ってないの?と聞かれてしまうくらいに長袖を着ているのを見ることは少ない。
傘も差したがらない。
傘を渡そうとしても、さっさと