記事一覧
とさか世界一周旅行記 ニューヨーク初日
本連載では、ぼくが学部1年の頃に休学して世界一周した際の日記を公開しています。ニューヨーク突入編は旅全体の中でもトップクラスに長文になりました。こんな旅がいまはできないという切なさもありますね。事態の収束まで、こちらを読んで旅の気持ちになってみてください。
2015/11/10 19:40
ついにアメリカ最後の都市、ニューヨークに着いた。とりあえず地下鉄のチケットを買おうと思い、Subwayと書
空想紀行文 4月24日 無宗教都市キハナ
旅が好きなのですが、こんな状況では次の旅の計画すら立てられません。
そのため、空想の世界にて架空の都市へ出かけたいと思いました。
今後も旅欲が破裂しそうになるたび、この営みに頼るでしょう。
ー4月24日 キハナ
列車に揺られつつ、キハナへ向かう。久々の夜行列車は意外と快適だが少し寒かった。身体が窮屈さを感じる前に入眠しようと、アウターを2枚着込んで目を閉じた。この国の列車は予定時刻より早く着い
ベボベ『Cross Words』に見る、恋愛のわかりあえなさ
目次1 恋愛のふたつのかたち 「神聖視」と「ふたり」
2 ベボベの「神聖視」期
3 ベボベの「ふたり」期
4 まとめ
1 恋愛のふたつのかたち 「神聖視」と「ふたり」Base Ball Bear(以下、ベボベ)(※1)というバンドがあります。僕はこのバンドがとにかく好きで、ツアーファイナルのために夜行バスを使い0泊2日で広島へ行ったこともあります。
本論はベボベの歌詞から読み取れる恋愛のあり方を
第1章 想起の現象学
概要21世紀の哲学における潮流として、思弁的実在論運動がある。人間中心的な相関主義を斥けることで実在を語るこれらの議論は、フィクション世界の実在性を示すことが可能である。しかし、その実在性は思弁的であるがゆえに、人間の実存との関わりにおいては効力を持たない。実際に私たちは日常において、ドラゴンが現実に存在するとは考えない。本論は、過去の記憶が現在という時点において現象するあり方を詳細に検討すること
もっとみる「バチェラー3」は初めから1対1のボーイミーツガールだった ー祝福に代えてー
愛する存在は愛する者にとって宇宙の代理なのである。
ージョルジュ・バタイユ
はじめにバチェラー・ジャパン シーズン3が完結しました。本記事はエピローグまでを見て大変感動した筆者が、その感想を述べるものです。ネタバレが多分に含まれておりますのでご注意ください。また、7000文字くらいあります。最後に要約を書きましたので、簡単に読みたい方はそちらをぜひ。
さて、バチェラー3はその波乱の結末から大変