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第6章 祈り

今年自分が紡いだ言葉で、好きなものをいくつか拾いました。
想起の現象学者として彼らを提示します。あえて語ることはしないので、その編み目からこちら側を覗いてください。

午前のうごき (詩)

凛々と鳴る山脈大の水車
人民を駆る毛沢東2兆人
花から咲く花から咲く花
辛さ隈なく空さ苦は無く
透き通った紫の月は新月
黄色い街に眼球びっしり
融けてイく僕のからだは
融けてイく僕のこころは
世界とひとつになるるる
るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

一人百首 (20190319) 抜粋

1 部屋にある空いた酒瓶は孤独の容れものどうか蓋をしないで
10 世が世なら僕が君なら飛ぶのかな揃えた靴と前髪と手と
24 人はみなロープで吊り下げられている下手に笑った者から落ちる
49 疼痛に泣く祖母はきっと焼いたあと白でない骨がちいさくのこる
50 悲しみはしょうがしょうゆで食べるべし苦ければなほ良きものといふ
56 萌黄着て君は春の女神になる恐ろしい死すら予感させる
70 ロボットに人が乗る道理はないがロマンもなしに命撃てるか
73 孤独つて酸つぱいけど良い匂ひよ強いお酒のあと囓りませう
87 業平がソメイヨシノを見たならば色気に乱れ狂っていたろう
91 蒼い月見たことはないあるのなら君と見る夜しかあり得まい
97 ちきゅうぎをぱらりぱらりとなでているやさしいきもちひゃくおくにんぶん

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(あえて分けるとしたら)文系に属する学問も、10年〜数百年後の当たり前を立派に作っているんだけど、文系学問は人間の認知と相互言及するから、それが当たり前になった時には当たり前すぎて敬意を払う必要がないかのように感じてしまう

とにかく僕は僕のできることで世界を優しくしたい

はだかの王様読み聞かせしてて思ったんですけど、これ本当に愚か者には見えない超素敵な服を着ている可能性もありますよね
みんな愚か者判定なだけで
だとすると全く違う寓意を含むので面白いですねー

日本の子ども、世界の子ども、などのスケールがあるが、拡張した先に「論理的に実在し得るあらゆる知的生命体の未熟期を善きあり方にしたい」などと言うことができて、これを本気で論じた教育思想ってまだない気がする

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ーでも、幸せって、明日を必要としているじゃないですか。それに、頭で理解できてしまうし、どうすれば失うかも常に知ってしまっている。幸せは素敵だけど、ずっと完璧になってくれないじゃないですか。それでも何もないよりずっとずっとマシだから、人はそこに縋ってしまいます。

幸せじゃなくていい、と思わせてくれる何かが欲しい。明日なんかなくても、今この瞬間が完璧で、それだけで過去も未来も全て赦せるような何か。現実では届きようもないから、フィクションにそれを求めてしまう、絶対的な何か。真の恋愛。


ーしかし、命の持続が重要であるのは、それが未来に隷属した、「企て」を意図するあいだのことでしかありません。子どもが生々しい現象の中で自我を曖昧にしているとき、別の存在者として教育者が語るべきことは他にあるでしょう。それはもはや子どものためではなく、子どもの遊びを媒介とした私、そして私と世界のために。例えば、こんなの忘れられないね、と。

ー思わず、冗談じゃなくて本気で、君を迎えに来ると言ってしまいました。
それから、なるべくゆっくり歩きながら、別れ際まで未来の話をしました。東京とウラジオストクなんてたかだか1000kmちょいだから、おれは泳いで会いに行くよと言いました。私も行くから、海の上で再会だねと彼女は笑いました。

ーこんにちは。相変わらずほろビームを撃っております。換言すると日々塞ぎ込んでへっちょりしております。

ーずっとしんどいしんどいと言っていますが大げさに騒ぎ立てたいだけです。人間だからしんどい時期は当たり前にあり、たまたまそれが来るたびに全てを終わらせたくなる性格というだけ。こうやってせっせと文章を書くことでちょっと楽になろうとしています。

ーご無沙汰しております。ダメ人間を自称していたらほんとにダメになってしまった者です。

ポンコツの王なのでポンコツ王です。
できないんじゃなくてやらないんだ、と色んなことをやらなかったらいつのまにかできない人になっていました。
そのくせいっちょまえに自己愛は強いです。自分をポンコツと呼べることで悦に入っています。
自分に才能は無いかもしれなくて、それが怖すぎる。こんな自分でも楽しく一緒にいてくれる人たちの存在に泣きそうになる。
みなさまの生きるお役には
立てないみたいですどうやら
ですからせめてみなさまの
ディナーテーブルにお花を
白い言葉で愛で
さようなら〜

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