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とさか 学びのエッセー

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記事一覧

ベボベ『Cross Words』に見る、恋愛のわかりあえなさ

目次1 恋愛のふたつのかたち 「神聖視」と「ふたり」 2 ベボベの「神聖視」期 3 ベボベの「ふ…

第7章 未来

現在でない時間に実存することはできない。それ故に現在でない時間を用いて事象を語るとき、存…

第6章 祈り

今年自分が紡いだ言葉で、好きなものをいくつか拾いました。 想起の現象学者として彼らを提示…

第3章 到達不可能なものへの投企

・私とは恣意的なもの、とはどういうことか 私とそれ以外を区別しないことができます。梵我一…

第2章 語り得ぬものを照らすヒカリ

本論では現代思想における「語られるもの」と「語り得ぬもの」の扱いを概観する。 語られるも…

第1章 想起の現象学

概要21世紀の哲学における潮流として、思弁的実在論運動がある。人間中心的な相関主義を斥ける…

「バチェラー3」は初めから1対1のボーイミーツガールだった ー祝福に代えてー

愛する存在は愛する者にとって宇宙の代理なのである。 ージョルジュ・バタイユ はじめにバチェラー・ジャパン シーズン3が完結しました。本記事はエピローグまでを見て大変感動した筆者が、その感想を述べるものです。ネタバレが多分に含まれておりますのでご注意ください。また、7000文字くらいあります。最後に要約を書きましたので、簡単に読みたい方はそちらをぜひ。 さて、バチェラー3はその波乱の結末から大変話題になりました。有り体に言うと炎上しました。“バチェラー・ジャパン”のルールに

分子量と認知に関する多変数関数の評価、又の名を料理

料理とは最大化問題であると思う。 僕は18歳から一人暮らしを始め、同時に自炊をスタートした…

Imparlare il Francese è molto difficile

フランス語の独学を始めた。バタイユとボードレールを原文で読みたいので。 これが思った以上…

宝石箱を見たことはないけれど

三連休明けの火曜日から大学の秋学期が始まる。昨日まで海外旅行に出かけていた僕はそれをすっ…