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記事一覧
絵本からリベラルアーツを学ぶ
時折、子供の興味に任せて図書館で本を借ります。
興味のアンテナをチューニングするのは私の役割だと思っています。
でも何も『勉強』だとか『教養を身につける』ということを目的に本との出逢いを設けているのではなくて、ただ世界の広さと物事の存在を知るキッカケになるだけで良くて、その時に本人が興味を持つ持たないは本人任せだし、全く強要はしていません。
その時々で興味のアンテナが変化するのも面白いですし
悪人目線の世界を描く【デンタウン】
興味深い絵本と出逢いました。
その名は『デンタウン』
簡単なあらすじ
とある一家がある地へ降り立ちます。
そこから開拓を始めます。
自らの家をつくり、
街をつくり、
レストランや病院、学校、映画館、遊園地。
やがてそこへは大勢の人が集まって、とても賑やかな街へと変貌を遂げます。
ある日、その街は破壊されます。
実は、その土地とは、人間の口の中の『歯』であり、
破壊行為とはすなわち歯
一つ目小僧が実在するなんて
『一つ目小僧が実在する』
って聴くと如何思われますか?
「そんなバカな?」
「何を言っているんだ!」
などと言われそうです。
私だって同感でした。
ところが、ところが!
その思いもこの絵本を見るまでは…
この本では登場するミジンコが一人語りするのですが、そのなかで自分自身が正面から見られるのを嫌がる一幕がありました。
そういながらも、ついに正面をむくと…
な、なんと目が1つしか
ぶたのたね【pirokichi絵本さんぽ】
不思議な絵本。
『ぶたのたね』
足の遅いオオカミが豚を食べてみたく、キツネの博士より『ぶたのたね』なるものを貰います。
早速、土に蒔くと、芽が出て木となります。やがてその木には、たわわに『ぶた』が実をつけます。
しかし足の遅いオオカミは地に落ちた『ぶた』を捕まえることが出来ません。
最後は再び『ぶたのたね』を蒔いているシーンで物語は終わります。
主人公のオオカミはとにかく足が遅いので、
寒い冬だから【pirokichi絵本】
雪が積もったりと、冬をさらに肌で実感できる季節です。
そんな季節にオススメの絵本をご紹介します。
『こおりのむこうに』山の中に暮らすウサギの家族が主人公。
雪の中、末の男の子が具合が悪いので、家族でソリで病院へと向かうストーリーです。
家を出ると大雪なのでまずは雪かきから始まります。
病院には無事に着き、男の子もすっかり良くなります。
病院の近くには売店など色々なお店もあり、さながらモ
初めてのnote【pirokichi絵本さんぽ】
2020年4月にnoteを始めて1年半余り経過しました。
そんななかある方が私がnoteを始めた日に投稿した記事にコメントを下さいました。
そこで読み返してみることにしました。
すると懐かしく感慨深くもあり、もしよかったら是非、今、私のnoteをご覧くださっている皆さまへとお届けしたい。
これを機に、初投稿の「記事」が日の目を見るのは実に嬉しいものです。
というわけで紹介します。
から
日本人なら一度は読んでほしい王家の物語【絵本さんぽ】
最近出逢った絵本は是非一度は読んでいただきたい名作でした。
『おおいなるだいずいちぞく』
あらすじ畑のなかから声が聴こえてきます。
「ねえ、じいや! そろそろ よにでてもいい?」
「おうじ、あとすこし からだが おおきくなるまで しんぼうなされませ。」
声の主は大豆一族の若き王子と、お付きの爺でした。
大豆一族の繁栄一族が鳥から狙われて食べられそうになると、固い殻と苦味や臭みで対抗して
宇宙を持ち出せば大抵のことは解決する【絵本さんぽ】
素敵な絵本に出逢いました。
『どんなにきみがすきだかあててごらん』
あらすじ登場するのはチビウサギとデカウサギ。
そのチビウサギとデカウサギが、互いに相手をどれだけ好きかを伝え合います。
はじめは互いに手を広げて大きさを表現したり、精一杯背伸びをして表現したり。
そして伝えるスケールは次第に大きくなります。
例えば
「きみのこと、このみちをずっといって、かわにとどくくらい、すきだよ
サンショウウオタクシー【絵本さんぽ】
シジミの冒険水の中で生活する二枚貝のマメシジミが、なんとサンショウウオに運んでもらっているというニュースに驚きました。
その「乗車」方法ですが、なんとサンショウウオの指を2枚の貝で挟んでしがみつくというちょっぴり痛そうな方法なのです。
しかしこのような方法でサンショウウオによって陸地を移動させて貰う賢い手段をとっているマメシジミには本当に感心させられます。
かたつむりタクシー虫の親子が、おば