マガジンのカバー画像

Books

92
世界中のカフェ、図書館、古本屋、書店で出会って読んだ本たち。 本を持って旅に出て、その土地に合った本を置いて、また新たな本と旅に出る。
運営しているクリエイター

#人生

深く学ぶためには、ゆっくり学ぶ必要がある【本:RANGE:知識の「幅」が最強の武器になる】

深く学ぶためには、ゆっくり学ぶ必要がある【本:RANGE:知識の「幅」が最強の武器になる】

海外渡航前に、古本屋に本を売りに行こうとして、結局購入することになった本たち。その中に、RANGEという本があって、こちらは一気に読み込み、とにかくメモった一冊。

本文まとめ

知識の「幅」が最強の武器になる

ネルソン・マンデラ
ガンジー
ブッダ

1万時間の法則
意識的な練習(deliberate practice)
どんな分野であっても、専門に特化した練習の時間数がスキルの伸びを決める唯一

もっとみる
人々が本当に必要としているのは、意義の達成に使命を感じることであ【本:ハーバードの人生を変える授業】

人々が本当に必要としているのは、意義の達成に使命を感じることであ【本:ハーバードの人生を変える授業】

・変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れること

・毎日、感謝できることを5つノートに書く
・毎日、決まった時間を勉強にあてるようにする
・意義を見出す(時間の使い方を楽しく有意義に変えることを習慣化)
・瞑想を習慣化する

・人々が本当に必要としているのは不安のない状態ではなく、価値ある目標の為に努力することである。意義の達成に使命を感じることである。
(大変だったり

もっとみる
新しいものに飛びつかず、古いものに立ち返る【本:孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智】

新しいものに飛びつかず、古いものに立ち返る【本:孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智】

本を売りに行ったはずなのに、ある本に魅せられて、購入して家路につく。著者は、Henry David Thoreau氏。彼は、ウォールデン池畔の森の中に丸太小屋を建て、自給自足の生活を2年2か月間送った。

以下は、ソロー氏の名言の中でも、素敵だと思った50の言葉を抜粋。

「孤独が一番の贅沢」

1.とびきり上等な孤独になれる時間を1日1回持つ

2.自分のリズムで歩くことが大切なのだ。他人の歩調

もっとみる
文字が無い世界での文字の意味【本:サバンナの記録】

文字が無い世界での文字の意味【本:サバンナの記録】

1963年の夏から64年の春にかけて、京都大学の学術調査隊の一員としてタンザニアに9ヶ月滞在された梅棹忠夫氏の著書は、報告書でも紀行文でもなく、同じ地球上に生きる同時代人として、よき記録者であろうともつとめた、ある一群の人生の記録。

あまり同じ本を何度も読まないけれど、湖畔の家、基地、漁師、精霊の祭り、タンガニイカ湖、ゴマ族呪術師、文字が無い世界での文字の意味、神隠し、生き抜く力、山、遊牧民、長

もっとみる
移動と読書:ベトナム63省バイク旅で出会った本【本:WHATEVER YOU THINK THINK THE OPPOSITE】

移動と読書:ベトナム63省バイク旅で出会った本【本:WHATEVER YOU THINK THINK THE OPPOSITE】

朝。キッチンでコーヒーを入れる。
本棚を見つける。

ほとんどの本がベトナム語だったけれど、どこかの空港の本屋さんでみた英語の本が一冊あった。

表示をめくると、他の誰かが、この場所へ捧げた本だった。名前はVanさん。SGとあるので、きっとベトナムのサイゴン(Saigon)、ホーチミンの方だろう。

私と、同じことをしている方がいた。
どこかの国や街で本を購入し、移動し、読書をし、次の旅先で見つけ

もっとみる
インドからベトナム、そしてタイへ「将来、何をしたら良いかわからない」と悩む人々へ【本:IKIGAI】

インドからベトナム、そしてタイへ「将来、何をしたら良いかわからない」と悩む人々へ【本:IKIGAI】

インドのデリーにある、本屋さんが立ち並ぶ Netaji Subhash Marg 通り。この通りにある、一軒の本屋さんで見つけた IKIGAI という本。この本は、スペイン人のFrancesc Miralles氏とHector Garcia氏が共著し、2016年春に出版された。

思えば、世界に溢れる様々な言葉の中には、その言葉を知る母語話者よりも、言葉の意味を見出して、世界に(再)発信されるもの

もっとみる
自分がどこにいたら完璧に幸せなところに行けるのか、は違和感を大切にしないとわからない【本:30代にとって大切な17のこと】

自分がどこにいたら完璧に幸せなところに行けるのか、は違和感を大切にしないとわからない【本:30代にとって大切な17のこと】

本田健氏の本では、20代、30代、40代、50代・・・と、それぞれの年代の人々に向けた大切なことをメッセージとして書かれている。そもそも、年代別の「その年代のテーマ」に沿って書かれるとき、30代だと「結婚、子育て、キャリアアップ、仕事の基盤、人脈」など、内容が「そうだろうな」と思ってしまうし、そういう決まりきった社会の「人々の歩むべき順番」のようなものもあまり好きではないけれど、あくまでも一人の「

もっとみる
恋人未満、家族以上【本:袋小路の男】

恋人未満、家族以上【本:袋小路の男】

絲山秋子、1966年
天文学的確率、作家、文芸誌の賞に応募する、それしか道はないよ

「もっとゆたかな愛は、時の仲裁に服するものである」
「私の味方は時間だ」

何日も何十時間も、私は物語をした。

漫画喫茶、環状線、止まらない時計

「涙にね、ストレス物質が含まれて排出されるんです。タマネギ切ったときの涙とは成分が違うんです」

恋人未満家族以上
一度だけ、あなたの未来を私が借りる
私はあなたの

もっとみる
お金の稼ぎ方を知ることよりも、自分のお金の使い方を徹底的に分析することが大切【本:ノマドライフ】

お金の稼ぎ方を知ることよりも、自分のお金の使い方を徹底的に分析することが大切【本:ノマドライフ】

2012年3月、もう10年前に出版されたこの本は、今では日常でよく聞く「ノマドライフ」「テレワーク」といった、好きな場所で好きな人と仕事をする、というライフスタイルのための「トレーニング」が書かれている。

「ノマドライフ」と聞くと、海辺でヨガやサップして、そのままパソコン作業・・・とか、グランピング風景とか、森林が見える宿とか、そんな空間での仕事がよくイメージされるけれど、この本では、そもそも、

もっとみる
千里の道も一歩から【本:「好かれる女」の47のルール】

千里の道も一歩から【本:「好かれる女」の47のルール】

今から10年程前は、読んだ本は全部ワードにメモしてファイルに入れていた。そのファイルがまだ100本くらい残っていて、どうしてもそのメモしたものをどこかでアウトプットしていかないと、メモが活用できていない気がして、noteへと掘り出しては、自分と向き合っている。

今でこそ、「好かれる女」「ルール」「好かれる力」とかっていう言葉を聞いた途端に「けっ」って思ったり(笑)、「こんなルール本なんてもんがあ

もっとみる
何が変わり、何が変わらないのかを見極めること【本:WORKSHIFT】

何が変わり、何が変わらないのかを見極めること【本:WORKSHIFT】

この本が出版されたのは2012年。もう、あれから10年になるのか、と思いながら、この本が描いた2025年まであと3年。WORKSHIFT孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>by リンダ・グラットン(ロンドン・ビジネススクール教授、現在シンガポール政府のヒューマンキャピタルアドバイザリーボードメンバー)。その後、LIFE SHIFTが2016年に出版された。時が過ぎるのは、本当に一瞬だ

もっとみる
聞こえてくるものに、意味を吹き込むこと【本:LISTEN】

聞こえてくるものに、意味を吹き込むこと【本:LISTEN】

あなたが最後に、誰かの話に耳を傾けたのはいつだったか、覚えていますか?When was the last time you listened to someone? また、誰かがあなたの話を本気で聴いてくれたのはいつだったでしょうか?And when was the last time someone really listened to you?

そんな問いかけで始まる著書。  

自分自身が

もっとみる
名誉とは、任務を最後まで全うするということ【本: ホセ・ムヒカの生き方と言葉】

名誉とは、任務を最後まで全うするということ【本: ホセ・ムヒカの生き方と言葉】

・人生はもらうことではなく、あげること。どんなにひどい状況にいても、他人にあげられる何かが必ずあります。

・好きなことにできるだけ多くの時間を使うことが、自由ということなのです。

・私は寛容のために戦う義務の重荷を背負っています

・スーパーマーケットで人生を買うことはできません。人生を大切にして、豊かなものにしてください。

・もしあなたに夢があり、希望のために闘い、そしてその希望を残ってい

もっとみる
こんな身近なところに、長い間、探していた事を知っている人がいた【本:窓ぎわのトットちゃん】

こんな身近なところに、長い間、探していた事を知っている人がいた【本:窓ぎわのトットちゃん】

『窓ぎわのトットちゃん』1981年3月5日に第一刷発行。まだ自分が生まれていないときに出版されたこの本は、きっと自分が通っていた学校にも、街の図書館にもあったに違いないけれど、もうすぐ70歳になる元数学教師の方に「あなたの人生は、黒柳徹子さんに似ているから、『窓ぎわのトットちゃん』を読んでみてください」と言われ、すぐさま今いる場所の図書館で借りてきた。

今、偶然にもいる「学院」が、境遇や歴史、成

もっとみる