自分の意思の欠片を拾い集めるようなその日々【本:傲慢と善良】
『傲慢と善良』は、ホーチミン1区、歴史あるマジェスティック・ホテルの朝食会場で、バイクの喧噪と人々の話声が一瞬消えた・・・ように思えるくらい集中して読み耽った本。一時帰国した日本で購入し、経由地のベトナムのホーチミンにあるお気に入りのカフェでまず途中まで読み終え、その後ホテルで読み終わり、戻って来たインドで今、改めてこの『傲慢と善良』の強烈な「刺さり具合」に驚く。たぶん、人によって、この「突き刺さり具合」というものは異なると思うけれど、鋭く、重かった。
自意識過剰、劣等感、