人々が本当に必要としているのは、意義の達成に使命を感じることであ【本：ハーバードの人生を変える授業】

・変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れること

・毎日、感謝できることを5つノートに書く
・毎日、決まった時間を勉強にあてるようにする
・意義を見出す（時間の使い方を楽しく有意義に変えることを習慣化）
・瞑想を習慣化する

・人々が本当に必要としているのは不安のない状態ではなく、価値ある目標の為に努力することである。意義の達成に使命を感じることである。
（大変だったり、つらかった経験は？あなたはそこから何を学び、どのように成長したか？）

・シンプルに！生活の中の「ビジネス（business）＝忙しすぎ(busyness)」を減らす。「意義」と「楽しみ」の両方を感じられる活動に没頭する時間を定期的に取る。（eg. ガーデニング、瞑想、読書）

・私には強い意志と、思っていた以上の自制心があることがわかった。人は逆境で試されて初めて、真の自分自身や人間関係の強さを知る。
・完璧主義者は、たとえば仕事に失敗するなど物事が思い通りにいかないおき、イライラしてうまく対処することができない。現実を否定し、それを空想の世界で置き換える。失敗を否定、つらい感情を否定、成功を否定、現実を否定。
・完璧主義を手離し、最善主義（現実を受け入れ、失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素だと理解）

・学生時代は、教授たちが出す課題図書をすべて一字一句読むといった完璧主義者→パレードの法則：課題図書を拾い読みし、その中で最も「努力に見合う価値のある」20％の本を選び、集中することにした。→学業以外の大切な活動に以前より多くの時間を使えるようになった。成績という狭い視点ではなく、人生の中での「成功度」を高められた

・あなたにとって、最も意義深く、楽しいこと、あなたを最高に幸せにしてくれることのリストを作る。eg運動、世界規模の人権擁護活動に参加する等

・「あなたは自分が大切にしている価値観に基づいて生きているか？」
・「物事をはじめるには、話をやめ、行動を開始すること」byウォルトディスニー

・一貫性を持つ。約束を果たす。
・ピーク・エクスピリエンス：美の創造による恍惚感をともなった深い芸術的な体験や、成熟した恋愛や完全なる性的体験、親としての愛情や、自然出産の経験等によってもたらされるもの。自分が何者で、これから何をしようとしているのかという洞察と、将来の困難を切り抜ける為の勇気と自信が生まれる。失敗から立ち直りやすくもなる。
Eg.恋愛をしているとき、音楽を聴いているとき、本や絵画に衝撃的な感動を覚えた瞬間や、何かをつくりだしている時間等。

・幸福というものは人生における客観的な出来事で決まるのではなく、出来事をどのように解釈するかという主観的な心の働きによって決まる
・衝突がないということは、挑戦を避けているということ
・ＰＲＰ法：自分自身が人間であることを許すこと(Permissioin=P)、状況を再構築すること(Reconstruction=R)、広い視野から見ること(Perspective=P)
まず、自分自身が人間であることを許し、起こった出来事とそのときに感じた感情をあるがままに認める。次に、その出来事がもたらした良いことは何かをじっくりと考える。何か新しいことを学んだり、自分自身や他の人についての洞察力がついたり、いまあるものにもっと感謝できるようにならなかったか等。そして、一歩引いて、その状況を広い視野で眺めてみる。

・打たれ強い人間
・やる気が最大となるのは、成功する可能性が五分五分の場合である

・まず自分を愛する。チベットの伝統的な考え方では、「ツェワ」と呼ばれる思いやりの気持ちは、自分自身に対する思いを他者との関係に広げていくことだと考えられている。

・深遠な思いやりとは、利己主義が高度に発達した形態にすぎない。
・年配者に話を聞く：失敗やほこりに思っていること、そしてその体験から何を学んだかを尋ね、その話に心から耳を傾ける。経験によってしか得られない知恵にただ心をひらいて耳を傾けてほしい。

・ただ歩くことを習慣にする。五感を最大限に使う。「不変の叡智とは、ありふれた物事に軌跡を見いだすことである」
・本来の自分に戻る時間を作る。信頼する友人に気持ちを語ったり、ただ単に自分の部屋でひとりで過ごしたりする時間。どれくらいの時間があれば、本来の気持ちにもどれるかは、もって生まれた性格によって変わる。
・最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれることなく、自分がしたいと思うものを見つける必要がある。

・誰にも評価されない、誰にも自分のやった良いことが知られない、誰にも感謝されない、褒めてもらえない、そのような世界で、あなたは一体、何をしますか？あなたにとって最も大切なものは何かに気付くための唯一の方法
・まわりの意見にしただって、世間の中で生きるのは簡単だ。自分の考えに基づいて、孤独の中で生きるのは簡単だ。しかし偉大な人間は、群衆のただ中にありながら、孤高の精神を完璧な優しさとともに持ち続けている

・今、私たちの職場には、つねに安心させることが必要で、批判を受け付けない人間があふれている。挑戦し、粘り強さを発揮し、間違いを認めてそれを正しくしていくことが求められるビジネスの世界で、そんな人間が成功するとは思えない。
・お金に価値があるのは、私たちがお金が過大評価される世界に住んでいるからである
・真の欲求に結びついた目標：まずは自分が人生で何をしりたいのか知り、次にその欲求に素直になる勇気をもつことが必要。自分の目標を明確に表現し追求することができる人は、そうでない人よりも成功し、より幸せを感じている。

・人間関係から仕事まで、人生にとって重要な分野で心の底から本当にしたいと思うことは何か、自分に問いかけてみる。

1. 長期目標…1年から30年という長い期間の中で達成したいと思える具体的な目標。長期的な幸せの観点でいうと、あなたが実際に目標を達成できるかどうかはあまり重要ではない。こうした目標をもつ一番の目的は、いまここを感じながら、人生という旅を楽しむ自由を手にすること

2. 短期目標…長期目標を達成するために、少しずつ段階分けしたもの。これからの１年、１か月、１日、それぞれ何ができるかを書き出す

3. 行動計画…実行しようと思う行動をスケジュール帳に書き込む。毎週もしくは毎日できる習慣のようなものもあれば、単発の行動も考えられる。

・本当の目標を知る
・自分のための明確な目標がなければ、外からの圧力に押し流されて、自分の欲求に根ざした活動をすることはできなくなる。外からの要求に受動的に応じていくだけなのか、それとも積極的に自分の人生をつくりあげていくのか、考える必要がある。

・望ましい環境の中で受動的に生きていくよりも、価値ある活動に熱中して目標に向かって進んでいくことによって、幸福は大きくなる。
・心理学者のアブラハム・マズロー：「どんな人にも起こり得る最高の運命、最高にすばらしい幸運は、情熱的にやりたいと思うことをして報酬がもらえること」

・人は、仕事を「労働」「キャリア」「天職」の3つのうちの1つとしてとらえている
・「労働」は基本的に退屈なものあり、「しなければならないから」働く。
・「キャリア」はお金や昇進といった外的要因や権力や特権を獲得することが働くための主な動機
・「天職」は働きたいから働く。自己の成長や向上や内的な動機付けから仕事をし、精神的にたいへん充実している。仕事は退屈なことではなく、特権だと考えている。


・ＭＰＳに答える
１．MEANING (意義)：私にとって意義あることは何だろう。何が私に目的意識を与えてくれるのだろう
２．PLEASURE (楽しみ)：私にとって楽しいことは何だろう。どういうことをしていると楽しいのだろう。
３．STRENGTH (強み)：私の強みは何だろう。何が得意だろう。

・働くことから湧き出る喜びを味わいなさい
・ハピネス・ブースタ―（幸福感増幅行動）eg 友人と過ごす、本を読む等
・人生のどんな経験やどんな人々が、あなた長期的な幸福をもたらしてくれましたか？
・「うまくいっていること」に焦点をおき、それを共有、強化する。あなたを幸せにしてくれた過去の出来事を順番に話す。10年前、1か月前、今日あった出来事でも良い。それは、仕事のプロジェクトやコンサート等。それらの行動の何があなたをいい気分にさせたのか。
eg他の人々とのつながりを感じたこととか、難しいことに挑戦した達成感であったり、それとも心の底から感動したということ。

あなたがよく知っている人の中で、幸せそうに見える人について考える。どうしてその人を幸せそうだと思うのか、その人から何を学ぶことができるのか。

・手に入れたいものがあるのなら、自分にはそれを手に入れ、楽しむ価値があると考えなければならない。存在自体のすばらしさを認め、自分には価値があると感じなければならない。自分の価値を受け入れなければ、才能や可能性、喜び、成功を無視し、過小評価することにやっきになってしまう。

・著者は、16歳という若さで、スカッシュのイスラエル・チャンピオンにまでなったけれど、決して幸せにはならなかった経験を持ち、それが彼の「幸せ」を研究する原点となった。アリストテレスや孔子の話を読み漁り、大学で哲学・心理学を専攻し、多くの「成功しているけれど、幸せでない」人たちを観察してきた。