Chiyo Yamauchi
記事一覧
「自主隔離」生活と画家エドワード・ホッパーと。
新型コロナにより「自主隔離」生活を始めて、かれこれ約1ヶ月。
それは、ほとんど突然に始まり、始まった当初から「いつまで」という終わりは明確ではなかった。
だが、「いつまで」という終わりがある、2週間か4週間か…、そういうものだと思っていた。
いよいよ終わりが「見えない」、そして「戻らない」ことが分かったのは、10日ほどを過ぎた頃だっただろうか。
そのことに私は絶望したか、というと意外にも、そ
「それでも家にいてほしい。決断の責任は私が取る」。NY州知事クオモのリーダーシップの記事
不要不急の「外出をしない」。
いまは、どの国もこれが肝なのでしょう。これ以上感染を広げないためには。
新型コロナの対応が遅れたことに対し、
「私には、まったく責任はない」と発言したトランプ大統領。一方、「責任は私がとります」と言ったのが、ニューヨークのクオモ州知事だった。
そこで感じた、いま危機的状況で求められるリーダーシップとは何かについて書きました。
生活に不可欠な業種以外の営業を禁止し
下手な占いより当たると評判のザ・シンプソンズとパンデミックとトム・ハンクスと…。
3月11日に自身のツイッターで、夫婦揃って新型コロナに感染したことを発表した、ハリウッド俳優トム・ハンクス。あれから約2週間が経過し、どうやら夫婦共々、回復に向かっているようでなによりです!
さて、トムハンクスが感染し、自主隔離、というニュースが出るやいなや、シンプソンズ・ファンが、またも騒つきました。
お約束の、ザ・シンプソンズは、トム・ハンクスの隔離を「予言していた」です。「下手な占いより
買いだめするなら「豆と弾薬とバンドエイド」の真意。「パニック買い」と」「暴動」がほぼ同じタイミングで起こりかねない国で。
新型コロナで「銃の弾薬」を米国人が買いだめしているという話。
私もそれについて触れた書き手のひとりですが、寄稿した記事でも述べた通り、このニュースを報じた「アメリカン・ライフルマン」は、銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)による出版物だという点は、一応おさえておいたほうがいいと思います。
弾薬やサバイバルギアの販売を促進する意図が、記事の狙いとして含まれているかどうかについて注意が必要だ。
グウィネス・パルトローのウェルネス・ブランド「Goop」、そのドキュメンタリーをきっかけに、 「なぜ、パルトローは嫌われ、そして起業家として成功し続けているのか」を考察
女版カニエといえば、その妻のキム・カダーシアンだが、そういえば、もう一人いたなと思い出したのが、オスカー女優グウィネス・パルトロー。
今年1月より、ネットフリックスで配信されているドキュメンタリー『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』を、オススメ機能の誘導により観てしまったのだが、これが一話目から飛ばしている。(ので、記事を書いてみた)
番組は、端的に言えば「パルトローと一緒にユニークな健康
脇役のあの子が以前、雑誌で取り上げたジョイント・ローラーだった件。
映画『ジョーカー』を観て、俳優ホアキン・フェニックスへの想いを再び熱くしている人、少なくないのではないでしょうか。私もその一人です。
以来、年末にかけて彼の過去の出演作品を、マイペースに再鑑賞してきたのですが、その中でふと気になったのが、
2018年の映画『Don't Worry He Won't Get Far on Foot(邦題:ドント・ウォーリー)』。
米国人・風刺漫画家のジョン・キャ
雑誌『Subsequence(サブシークエンス)』の話。文化資本としての雑誌。
先月から『Subsequence(サブシークエンス)』というB4サイズの大判の、山吹色の素敵な雑誌が書店に並んでいるかと思います。
アパレルブランド「visvim(ビズビム)」の運営元である会社「キュビズム」より発売されている雑誌で、そのコンセプトについては、編集長の井出幸亮さんへのインタビュー記事を是非。https://www.houyhnhnm.jp/feature/302839/
「単な
ヒップホップを大衆文化にした男は、教会をも大衆向けにできるのか
奇行に歯止めが効かないカニエ・ウェストですが、ポップカルチャーとして消費するにはこの上なく素晴らしい存在だと感じています。
話題の作り方も大胆。ネタの尽きない男でございます。
今回もまた、”ちょっと前の話” になりますが、こんな記事を書きました。
「今後はゴスペルしか作らない」とおっしゃって、その宣言通りにゴスペルアルバムをリリースされていましたが。酷評も少なくありませんが、それでもクリスチ
グレタは 「操り人形」? ─だとしたら、その「糸」を握ろうとしているのは誰か。
気候変動アクティビストのグレタ・トゥーンベリ氏が、
「もしも本当にパペット(操り人形)だとしたら、糸を握るのは誰か」という記事を書きました。
書いてみようと思ったきっかけは、ソロスとのフェイク・ツーショット写真をみつけたこと。
ソロスって、あの世界三大投資家の一人で億万長者のジョージ・ソロスです。ざっくりいえば、大金持ちのとのツーショット写真です。
億万長者のソロスとグレタのツーショット(繰り
なぜ、おじさんたちはグレタを嫌うのか
「なぜ、おじさんたちはグレタ・トゥンベリを嫌うのか」
クーリエに定期的に記事を寄稿しています。
これは、気候変動の高校生アクティビスト、グレタ・トゥンベリを目の敵にする人たち(主に保守派)について、海外メディアーー
たとえば、米誌「アトランティック」、英紙「インディペンデント」「ファイナンシャル・タイムズ」「タイム」などで報じられている内容を、「なぜ、おじさんたちはグレタ・トゥンベリを嫌うの
もっともポリコレに反したコメディが伝えること。あなたに問う、”弱者” とはいったい誰なのか?
デイヴ・シャペルのNetflix新作『デイヴ・シャペルのどこ吹く風』。
今日のポリコレにペッと唾を吐きかけているだけに、賛否両論、米国では喧しいわけですが、個人的には噛めば噛むほど味が出る、スルメ番組だと思います!
と、興奮して日本の編集の方に執筆したい旨をお伝えしたのですが、
「真正面からデイヴ・シャペルを切り取ると、日本人に遠いネタ」とのご指摘をいただき、ちょっと捻って、こんな仕上がりにな
人をつなぐどころか「兵器と化した」プラットフォーム
ほとんどの「いいね」は操作されていた
「現代の監視は国家と企業が一体化している」と、アメリカ政府の監視システムを告発したエドワード・スノーデンの暴露も世界に強烈なショックを与えたが、7月24日よりネットフリックスで独占配信されているドキュメンタリー『グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル』のショックもなかなか。
「データは新たな石油」と言われて久しいが、同作のキーパーソンで、ケンブリ
マケドニアの若きアクティビストと話して思ったこと
”誰も報じてくれない大気汚染。26歳が〈無料公開データ〉ではじめる市民革命「僕たちの国に、きれいな空気を取り戻す」”
このインタビュー記事の構想は、
大気汚染が深刻な国といえば、中国やインドだと思っていたが、どうやら、マケドニア共和国もなのか…、という発見から始まった。
ジョージャンにインタビューをしたのは今年3月。記事が公開されたのは6月、そしていま…と、やや時間が経過しているのだが、
改