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グレタは 「操り人形」? ─だとしたら、その「糸」を握ろうとしているのは誰か。

気候変動アクティビストのグレタ・トゥーンベリ氏が、
「もしも本当にパペット(操り人形)だとしたら、糸を握るのは誰か」という記事を書きました。

書いてみようと思ったきっかけは、ソロスとのフェイク・ツーショット写真をみつけたこと。
ソロスって、あの世界三大投資家の一人で億万長者のジョージ・ソロスです。ざっくりいえば、大金持ちのとのツーショット写真です。

億万長者のソロスとグレタのツーショット(繰り返します。フェイク画像です)がインターネット上で拡散されていたわけですが、拡散していた人たちの投稿を見ていると、この写真を見るや嫌な興奮して拡散した人たちの中には「グレタの背後に黒幕がいるに違いない」という説を信じて疑わない人、またそうであって欲しいと願ってやまない人が少なくないんじゃないかな、と感じた次第です。

「反トランプ活動の資金を支えているのはソロスだ」って主張も、何だか最近は保守派の鉄板の陰謀論っぽくなってきていますし。

なんだ、お決まりの陰謀論か、フェイク画像か、ってところで終わりでもいいのですが、
「火のないところに煙は立たぬ」とも言います。

一体なぜ、グレタと左翼の権力者ソロスとの関係が疑われているのか、を調べ出したら、
案の定、情報のラビットホールに落ちてしまいました。

時の人、グレタについて「知っていた」人も多いかもしれませんが、

ほんの1年ちょっと前まではたった一人で手書きのプラカードを持って座り込みをする、スウェーデンのいち中高生に過ぎなかった存在です。

そんな彼女が、国連で演説をし、ノーベル平和賞候補と報じられたり、世界的な運動を触発する「活動家のグレタ」になったのはーーー、やはり偶然ではございません。

そこには彼女の存在をバイラルにしたPRが、そして、活動をサポートする資金潤沢な環境団体の存在があった。

すでに報道されていることなので、決して隠されていた事実、ではないのですが、あまり報道されてなかった事実ではあると思います。

「学校を休んで、座り込み運動をする(スクール・ストライキ)」というアイデアは、グレタという一人の少女の頭の中から出てきたものではなく、「アメリカの銃規制を訴える高校生みたいに、ストライキやってみたらどう?」と話を持ちかけた人物(環境ロビイスト)がいた、ということは、あまり日本で報道されていません。

また、ひとりで座り込み運動をする少女を “発掘” し、その存在を拡散した人物(スエーデン人)がいることも、あまり報道されていません。ちなみにその人物は、このグレタ発掘により「PRのグル(指導者)」と呼ばれたりもしていました。

あまり報道されていないがゆえに、それがどこまで事実なのか、また、事実だったらどう感じるか、見方が変わるか、そういったことが議論されることもありません。

仮に作り上げられた美談だったとしても、グレタの活動が賞賛に値するものであることに変わりはないと、個人的には思っています。「たった一人でも変化を起こすことはできる」というメッセージは、やはりパワフルでしたし。

大衆を動かすには「伝わりやすいメッセージを」というのは、インターネット前も後のいまも変わらぬ事実。

それによって「気候変動」に関心を持つ人が世界中で増えたことをみれば、それはそれでありだったのかなとも思います。非常に大きな問題だけに。

ただ、情報はいろんな角度からみて判断しなければ、ということは常に頭の中に入れておきたいなと、痛感する日々でございます。

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