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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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#社会人1年目の私へ

それでもまだ、打席に立っている

それでもまだ、打席に立っている

「人生って、25歳までに決まると思うんだよね」

赤いシャンディガフを片手に、渋谷のおしゃれカフェで久しぶりに会った友人に私は語りかけていた。いまから13年前。私はちゃんとお化粧をして、美容院に行ったばかりの髪型も決まってる。

いまだったら、私はなにを語るんだろう。

たぶん、久々の夜の空気にテンションが上がって、子どもがいない開放感で「たのしーねー」と浮かれると思う。笑って、「また会おうね」っ

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同期全員から嫌われて、大切なことに気づいた話。

同期全員から嫌われて、大切なことに気づいた話。

人はいるだけで大きなエネルギーを持っている。人と人との関係は人生において非常に重要で、好き嫌いという思いもまた、大きなエネルギーを持っている。

「怖い」と言われた新卒時代新卒1年目「ひらやまと話すの怖い」と同期の全員から嫌われていた時がありました。

目的思考と達成思考が強すぎて、配慮と尊重ができていなかったとき。

「それって何のためにやるの?」
「やる意味ないよね。」
「それは間違っている

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社会人1年目のとき転職3回した。

社会人1年目のとき転職3回した。

こんにちは。
カワグチマサミです。

現在、夏に出版するコミックエッセイの執筆真っ只中。

あ〜締め切りやばい!
これ、ほんとに間に合うのかな〜。

……………………………………………。

……………………………………………。

……………………………………………。

…ちょっとサボってネットサーフィンやろ!

カタ カタ カタ カタ

お!

noteがまた面白いコンテストやってる〜。
#社

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あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

投資銀行の勤務時間は9時5時で、これは朝9時から朝5時の意味である。終電を見送りながら晩御飯を食べ、始発と競争する毎日だった。帰宅してシャワーを浴びたらスーツを着て、そのまま玄関で寝た。

僕がそんな世界に入ったのは、大学を2留したからだ。それでも受け入れてくれる会社を探していた。面接ではたまたま前日に観たニュースについて聞かれ、僕はまるでイタコのようにニュースキャスターの口ぶりを真似した。そのま

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マンガボックス編集長・安江亮太の、スランプさんいらっしゃい〜雑誌連載とSNS、どちらに絞っていけばいいですか?〜

マンガボックス編集長・安江亮太の、スランプさんいらっしゃい〜雑誌連載とSNS、どちらに絞っていけばいいですか?〜

株式会社ディー・エヌ・エーが運営するマンガ雑誌アプリ「マンガボックス」。有名作家の人気作から新進気鋭の話題作まで、枠にとらわれない幅広いラインナップを擁し、オリジナル作品の『ホリデイラブ』はTVドラマ化、『恋と嘘』はアニメ・映画化するなど数々のヒットコンテンツを生み出してきました。
そんなマンガボックスの編集長を務めるのは安江亮太さん。「僕もエンターテイメントとかマンガに救われてきた。だから救う存

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それぞれの、よいドラマを。

さあいよいよ春から社会人です、と言われても、なんだ突然宇宙人になるみたいな言われようだな、などと思っていたけど、はじめて就職した会社で、わたしはまさに宇宙人に囲まれたかのようにビクビクと怯え、ガチガチに緊張していた。

わたしが就職した街の洋菓子店の社長は、宇宙人というより山賊のようなおじさんで、背の高さも横幅も大きくちょっとした丘のような身体で、グローブみたいな分厚い手でおなかをバンバン叩きなが

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新宿三丁目で折りたたみ傘を売っていた君へ

新宿三丁目で折りたたみ傘を売っていた君へ

2007年4月。新卒で丸井グループのデザイン会社にデザイナーとして入社した僕は、新宿三丁目の丸井の1階で折りたたみ傘を開けたり閉めたりしていた。

「いらっしゃいませ〜!どうぞごゆっくりご覧くださ〜い!」発声は滑舌よく丁寧に、背筋を伸ばして作り笑顔を忘れずに。

慣れない革靴で足の裏が痛かったが、緊張しつつも数々のバイト経験で販売員も経験していたので不安はそれほど感じていなかった。

あれ?デザイ

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仕事をしながら漫画を描いてました。

仕事をしながら漫画を描いてました。

桜も終わりかな。

新入社員のスーツ姿のぎこちなさが、新入社員時代の自分とダブって「がんばれ」って言いたくなるのだけど。

仕事をしながら漫画を描いてる人は多くいて

「応援する」とは言うのだけど、ぶっちゃけ無責任だったりして。

本当に「応援」できるほどの力もありません。

自分のことを描いていくしかないんだなぁと。

こんな私でも描けてるから。みんな描けるよ。ほんと、そう思う。

見出しデザイ

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時間のカツアゲにあわない為に

時間のカツアゲにあわない為に

仕事をしていて思うのだけれど、誰がやってもいい作業的な内容というものは暗黙の押し付けあいになりがち。

これが組織だと明確な序列があって、経験の浅い新人が誰でもできて実利も少ない作業的なことを担当したりするのだけれど、1人会社であるフリーランスになるとこれが結構ボトルネックになってくるんです。

ちょっと言い方は悪いのだけれど、それこそ椅子取りゲームとか、トランプのババ抜きみたいに作業的なハズレカ

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来るべき最悪の未来に備えるために

来るべき最悪の未来に備えるために

歴史には波があって、隆盛を繰り返す。っていうのは後から俯瞰すれば気づく事なのだけれど、それでは今現在の僕らがいる場所はどこなのか?今後どうなるのか?というのは、誰にもわからない。

それでも、統計的にも現実的にもいくつかの確実にそうなる事柄はあって、それらがリンクする事で起こりそうな未来のだいたいの方向性は予想ができる。

先日の敬老の日に5人に1人が70歳以上になったという統計が出た。さらに20

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会社カーストの決裁者と仲介者

会社カーストの決裁者と仲介者

仕事をしていると、誰かしらが決定権を持っていて、承認が下りて初めてコトが進むという状況になることがある。

この決定権や決裁権を持っている人をキーマンと呼んだり、決裁者と呼んだりするのだけれど、真摯に何かをしようと思うと決定権のある人と話さなければ遠回りになる。

じゃあ、途中の中継役はいなくていいのか?というと、そんなことはない。決裁者は大抵多忙なので、円滑な調整や段取りのできる番頭的ポジション

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新卒研修なき後の社会人の学びについて

新卒研修なき後の社会人の学びについて

ちょっと前から色々と言われている新卒研修問題、これって実は日本独自の問題らしいですね。

ある意味では時代遅れとか、前時代的とか、昭和wとか言われそうですが、それでもやっぱり大企業は大企業で凄まじいスケールメリットを持っています。

もちろんスケールデメリットも多いのだけれど、質のいい苗を雇用してから育てるというやり方は大企業ならではの戦法なんですよね。

ある意味では合理的であり、実際に大企業で

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安心の奴隷にならない為に、働き方と生き方の違いを見つめなおす

安心の奴隷にならない為に、働き方と生き方の違いを見つめなおす

フリーランスになって6回目の夏がきた。駆け出しの頃は本当に月々のお金に困る日々だったが、今も困るには困るけれどだいぶマシになった。

一部上場の企業から脱藩するかのように独立したとき、安定や出世とは縁を切ってしまったし、これで当分結婚はむりだろうな〜・・・なんて思っていたのだけれど、気づけばあっという間に結婚して娘も2人いる。

夫婦共働きとはいえ、現時点で現金を稼ぐ力は僕の方が高いから必然的に家

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アウトプットの量と質、努力や忍耐ってダメなことなの?

アウトプットの量と質、努力や忍耐ってダメなことなの?

何がいいのかは人それぞれだと思うのだけれど、やっぱりこれは言っておいたほうがいい気がするので書いておきます。

ゆるふわ起業とか、楽な社会にとか、楽しく働いて自己実現バンザイ!とか、そう言うと楽をしたい人=疲れている人がワラワラ集まってきて賛同されるんですよね。みんな楽して成功したいから。

でも、そう言うのって発言するだけの人はたくさんいるわりに、実行して変革しようとする人って一握りなんですね。

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