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時間のカツアゲにあわない為に

仕事をしていて思うのだけれど、誰がやってもいい作業的な内容というものは暗黙の押し付けあいになりがち。

これが組織だと明確な序列があって、経験の浅い新人が誰でもできて実利も少ない作業的なことを担当したりするのだけれど、1人会社であるフリーランスになるとこれが結構ボトルネックになってくるんです。

ちょっと言い方は悪いのだけれど、それこそ椅子取りゲームとか、トランプのババ抜きみたいに作業的なハズレカードを回しあう感じ。

今のチームではそれは無いんだけれど、今までには何度もそういう経験はして来て、これもまぁ下積み的には必要なのかもなぁ・・・なんて思って飲み込んで来ました。

でもね、色々やってみた上であえて言うけれどね、必要なかった!特にフリーランスで、技能職の場合はなおさら。

これは賛否両論あると思うのだけれど、専門技能を買われている側が作業的な内容で手を止めたり時間削るのは受発注双方にとってロスなんです。

それがね、20年とかある程度の経験を積まれたはずの社会人の先輩方で、中間管理職以上のポジションの人って作業的なものを抱えずに振るのが仕事でもあるから、反射的に振り分けちゃうんですよね。

たぶん無意識にルーティーンで自動振分機能みたいな感じになっているんだろうけれど、フリーで仕事をしている人は部下ではないので、時間のカツアゲ的な雑務の押し付けをスルッとかわさないと自分の時間がなくなっちゃうんです。


時間のカツアゲから身を守ろう

時間のカツアゲというきつめの言い方をしているけれど、実際はこの手の雑務を一手に引き受けつつ、各スペシャリストが専門技能に集中できるように整理するのがディレクターやプロデューサーがやる仕事です。

だから、仕事を振り分けて全体を調整する側がちゃんと機能していれば、チーム仕事の時に各部門の担当に余計な雑務が降ってくることはほとんどないハズなんです。

それがうまく回らないときは大体においてディレクター+アシスタントディレクターの人手不足なことが多いのだけれど、予算がない仕事の場合はマンパワー不足で雑務の押し付けあいになりがち。

そんな時間のカツアゲから身を守るにはいくつかコツがあります。

(1)全ての作業に見積り
(2)今週は〇〇時間なら動けると先に言う
(3)最終的には丁重に断る

(1)全ての作業に見積り
まず、初期段階で自分の担当範囲と納品物なんかを整理して、見積りを出しておく。なんなら金額つけずに業務内訳書だけでもいい。

で、自分がやらなくてもいい雑務が降って来たら「業務内訳書にいれてなかったので、ちょっと見積り出しますね or 追加でもいいですか?」と聞いてみる。なるべく下手に穏便に。

大体の場合は予算がないから整理整頓要員が足りずに雑務が降ってくる場合は多いので、お金かかるならじゃあいいよと引っ込めてもらえます。

まぁ、あんまり頻発させるとめんどくさいヤツだと思われて仕事減るかもだけど。

(2)今週は〇〇時間なら動けると先に言う
もう少し丁寧&親切なのはこちら。毎週頭の段階で「今週のスケジュールこんな感じで、◯◯時間なら動けそうです。」って伝えちゃう。

この場合はその◯◯時間をゴッソリと雑務で埋められるリスクもあるのだけれど、協力して一緒に仕事をしたい!このディレクターさんのお手伝いをしたい!という尊敬できるチームの時はこういう動きは嫌じゃなかったりするんですよね。

結局は一緒に仕事をする人次第な感じありますが、振り分けるカジ取り役に事前にリソースや残りHPを自己申告しておくのはオススメです。


(3)最終的には丁重に断る
そうは言っても無理なもんは無理なので、ちょっと時間なくて無理そうです...とお断りするのも時には必要です。

これやらずにゴニョゴニョ言っていると、大体ハズレくじが回って来て時間をゴッソリ奪われます。最悪な場合は雑務なのに責任追求されたりまでする。。。

この「断る」が上手になれるかどうかが、フリーで生き残るときのコツの1つかもしれないと最近思います。


さて、今週もまた月曜日がやって来ました。

ここさえ越えれば楽になる...と思い続けて数ヶ月。そろそろ色々とケリをつけていかねばです。年末年始が目の前に迫っていて焦りつつ、今週もがんばりましょう。

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