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あの日、横浜の有隣堂で
1977年。ロッキード事件の初公判が開かれた。王貞治は世界新記録の756号ホームランを放った。キャンディーズが解散宣言。私は12歳、本が好きな、赤い眼鏡をかけた小学生だった。
ごく普通のサラリーマン家庭に育った。三人姉弟の一番上で、2歳下の妹、3歳下に弟がいる。小学校時代は父の仕事の都合で横浜の、山を大きく切り開いて建てられた団地に住んでいた。当時は地下鉄もまだ通っておらず、横浜駅までバスなら2
記事を100円にするだけで、炎上よけになる…というお話
noteの有料記事には、炎上よけとしての側面もあったりします。
どうも、公開記事を100円に設定するだけでも、だいぶ炎上する確率が下がるらしいのですね。
これはシンプルに、下記のような理由からだと思われます。
・あなたに悪意を持っている人は、あなたにお金を払いたくない
・冷やかしで炎上に参加するは、お金を払うほど熱心ではない
・大炎上には、大量の野次馬が必要
つまり「自分が叩くことで、自分
「これからの働き方」議論のズレた感じ
弊社の人たちは世界どこでも働ける知的産業従事者だ。遠隔地とのミーティングは創業以来ずっと続いてきた。だから、社内でこれからの働き方の議論をするときには、オフィスを本当に持ち続けるのか、というところから始めた。
だけど、もし僕が「これからの私たちの働き方」を問われたら、いまネットを賑わせているようなリモートワークとか地方移住とかの話は絶対にしない。それはごく一部の、すでに十分にやっていける人たちの
「淘汰されない私」を目指す
リモートワークが続いています。
連日、ダイニングテーブルでPCに向かうときは
なんとなく惰性でテレビをつけっぱなしにしているのですが、
ふと気づきました。
ニュース番組の様相が変わりましたね。
新型コロナウイルスのニュースばかりをやっている、という話ではなく
ゲストやコメンテーターの数が減ったと感じます。
バラエティ番組なども、そう。ずらりと居並ぶタレントや芸人が
このところ、すっかり減ったよう
パン職人になった理由
「どうしてパンだったのか?」
取材でもよく聞かれる質問だ。飲食がやりたいならば、いろいろ種類がある中から、どうしてパンを選択したのか?ということ。取材でお話しても、すごく面白い話です!とは言われるものの記事にはならないから、ここに書いておく。
私は、大学生になると同時に格闘技を始めた。高校の終わりに、深夜やっていたK-1を観て、大きな体の外国人キックボクサーの迫力あるKOを見て刺激されて。主催は
とあるダメな新米コピーライターの昔話。
先日、博報堂の先輩と飲みながら「昔話」をした。とある「コピーのかけないコピーライターの話」だ。
そのコピーライターは、本当にダメなコピーライターだった。広告のイロハもわからず、きちんとした文章を書く訓練もされていない。出身が理系だったからか「間違ってはいないが、おもしろくもない」そういうやつだ。
そんな中、新規プロジェクトが始まった。上司のCDが言った。「この仕事はお前がメインのコピーライター
世の中が「ソーシャル化」することの本質は、TwitterやInstagramを上手に使いこなすことではない
きょうびそりゃもうたくさんのソーシャルメディア(プラットフォーム)があります。
ここに挙げた主要なものは、月に数十万人から数千万人が利用している代表的なサービスです。
ソーシャルメディアの特徴は、投稿する人も、それを見る人もユーザーであること。
僕は10年前からソーシャルメディアは公園のような場所と言ってきました。
ひとりで来る人も、家族と来る人も、友だちと来る人もいる。
楽しくおしゃべ
スマート冷蔵庫の普及によってブランドは「最愛」ポジションを目指すか「最安」で売るかの二者択一を迫られる
数年前から妄想していることなんですけど、もしAmazonがスマート冷蔵庫を出したら一般消費財メーカーのマーケティングは大転換を迫られるんじゃないか。
それはもう戦後75年続けてきた現代マーケティングを根底から覆(くつがえ)すくらいのインパクトがあるかもしれません。
「なんで冷蔵庫?」「なんでAmazon?」「いやいや、日本のEC化はそんなに簡単に進まないよ」という意見が聞こえてきそうです。